腰椎椎間板ヘルニア|夜になると左足が痛かった私が、手術を決めるまで
ある日の夕方18時を過ぎるころになると、左のお尻の下から足首まで痛くなる。
私の一日は、いつからか「夜になるのが怖い」と感じるものになっていました。
痛みは、筋肉痛に少し似ていました。
昼間に無理をした日の一時的な痛みではありません。夕方から始まり、夜中までずっと続きます。
横になれば楽になるとも限らず、仕事が終わったあとも痛みから解放されませんでした。
それでも私は働いていました。
歩くときはびっこを引き、お辞儀もできない。長く立っていることも難しく、痛みや体の違和感が気になって、業務へ集中できない状態でした。
それだけではありません。
トイレに行きたいのに出ない。出ても、まだ残っているような感覚がある。それなのに何度もトイレへ行きたくなる。
腰や足の症状と排尿が自分の中でつながらず、最初は「疲れているからかな」と考えたこともありました。
けれど、体は少しずつではなく、かなりはっきりと異変を知らせていたのだと思います。
働けているから大丈夫、ではなかった
入院前日の21時まで残業していました。
手術を控えている人が前日まで残業していたと書くと、「どうして休まなかったの?」と思われるかもしれません。
今の私が当時の自分を見ても、そう思います。
でも、そのときは仕事を止めることの方が怖かったのかもしれません。
周りに迷惑をかけたくない。自分が抜けたら仕事が回らない。まだ働けているのだから、今日も行かなければならない。
そんな考えが重なっていました。
実際には、「会社に行けていること」と「体が仕事に耐えられていること」は同じではありませんでした。
びっこを引きながら歩き、お辞儀もできず、立っているのもつらい。夜中まで痛みが続き、排尿にも異変がある。
それでも出勤していたから、自分でも重症だと認めるのが遅くなっていたのかもしれません。
痛みを説明するのは難しい
腰椎椎間板ヘルニアといっても、症状は人によって違います。

「腰が痛い病気」というイメージを持つ人も多いと思います。
私が強く困っていたのは、腰だけではなく、左のお尻の下から足首まで続く痛みでした。
さらに、歩き方、立っていられる時間、お辞儀、排尿、仕事への集中まで影響していました。
病院で症状を伝えるとき、「痛いです」だけでは、生活への影響が十分伝わらないことがあります。
・何時ごろから痛くなるのか
・どこからどこまで痛むのか
・どのくらい続くのか
・歩き方は変わったか
・できなくなった動作はあるか
・排尿や排便に変化はないか
こうして具体的に記録しておくことは大切だと、あとから実感しました。
特に排尿や排便の変化、足に力が入らない、急に症状が悪化したといった場合は、体験談だけで様子を見ず、早めに医療機関へ相談してください。
手術を受ければ、元に戻れると思っていた
手術前には、手術が終われば痛みがなくなり、少し休んだら以前と同じ生活へ戻れると思っていました。
実際に大きく改善した症状もあります。
一方で、手術が終わった日から「元どおり」になったわけではありませんでした。
入院中の痛み、歩行器から始まった歩行、寝返り、退院後の生活、運転、歩ける距離、持てる重さ、仕事への復帰。
手術後には、何も考えずにしていた生活動作を、一つずつ取り戻す時間がありました。
私は手術前から術後4か月までの経過を、一つの記事にまとめました。
良くなったことだけでなく、まだできないことや、手術前と同じ働き方へ戻れなかった理由も書いています。
※この記事は個人の体験記です。症状や治療、回復経過は人によって異なります。不安な症状がある場合は医療機関へ相談してください。
