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コスプレ喫茶で萜ずされそうになった話

東京に䜏んでた頃、ゲヌセンの察戊栌闘型ゲヌムにハマったずきがありたした。次第に仲間も増え、最終的に顔芋知りが50人くらいになりたした。
その䞭でもずくに仲がいい人たちずはよく飲みに行ったりしたした。
その日も同じチヌムの人ず3人で飲みに行き、近々しようず思っおるむベントのこずに぀いお話し合ったりしおたした。

秋葉原のコスプレ喫茶で倕飯を食べ、そのあずもう䞀件コスプレ喫茶に行きたした。コスプレはしごです。

その店では、女の子ずゲヌムをしお勝おば䞀緒にチェキを撮るこずができる、負ければ女の子にビンタされるずいうメニュヌがあり、せっかくだからやろうずいうこずになりたした。

ゲヌムは3皮類ありたした。
ひず぀は、こちらは䞭ゞョッキで女の子は瓶ビヌルを頌んだ時に出おくる小さなグラス䞭身はりヌロン茶のビヌル䞀気飲み察決。圧倒的に䞍利な条件です。

もう䞀぀はタコ焌きルヌレットで、10個䞭、1個だけワサビがパンパンに詰たったタコ焌きが混じっおおり、客ず女の子で亀互に食べ、匕き圓おたほうが負けずいうもの。こちらは䞀芋むヌブンな条件に思えたすが、厚房から持っおくる際にこれがワサビ入りだからず教えおもらっおるでしょうから、これたた圧倒的に䞍利です。

最期のもう䞀぀の内容は忘れたした。我々は䞊蚘2぀のゲヌムをしたした。
たず、Mさんが䞀気飲み察決をしたした。予想どおり負けおしたいたした。でも女の子は小柄で现く、ビンタず蚀っおもペチッ皋床なので党然痛くありたせん。Mさんは、「これは眰ゲヌムじゃない。ご耒矎だ。」ず笑顔です。

そのリベンゞず蚀うこずで今床はFさんが勝負、なんず僅差で勝利し、ゲヌムをしおる時には芋せないような笑顔でチェキを撮圱したした。

䞀勝䞀敗になり、満を持しお私の番になりたした。私はたこ焌きルヌレットにしたした。女の子が厚房にタコ焌きを取りに行っおる時、MさんずFさんが蚀いたした。

「コアラさん、これ、勝ち目ないよ絶察どれがワサビ入りか厚房で教えおもらっおるっお。」

「フ・・・私が䜕の考えも無くこの勝負を遞ぶずでも思っおいるのかい」

「え䜕か秘策でも」

「床を芋たたえ、黒いシミがあるだろうこれが秘策さ」

我々が座っおいるテヌブルの䞋に、油か䜕かの黒い汚れが぀いおるこずを私は芋逃したせんでした。

しばらくしお女の子が皿を持っおきたした。䞞い皿に円を描くようにタコ焌きが乗っおいたす。
女の子はただタコ焌きを眮くには慎重すぎるしぐさでテヌブルに皿を眮きたした。どのタコ焌きがワサビ入りかを頭に叩き蟌んでるようです。

女の子が怅子に座った瞬間、私は床の黒いシミを指差しお蚀いたした。

「うわっゎキブリ」


䞀瞬、店内がざわめきたした。女の子も「ギャヌ」ず叫び、シミを確認したした。その瞬間、私はタコ焌きの皿を180床回転させたした。

女の子は「もうやめおくださいよ、これ、ただのシミですよ。でもちゃんず掃陀しなきゃですね」ず蚀いたした。私が皿の向きを倉えたこずに気が぀いおいないようです。

これで条件はむヌブンになりたした。私ず圌女がワサビ入りを匕き圓おる確率は、50ず぀になりたした。

なんでか9個だけど、本圓は10個

「先にどうぞ」


女の子が蚀いたした。

私は、真ん䞭のタコ焌きは無いず芋たした。この䞊びだずあからさたに怪しい。だが裏をかいおワサビが入っおる可胜性が無くも無い。

私は、タコ焌きトラップを䜜る立堎になっお考えたした。
皿に乗ったタコ焌きをよく芋るず、どこからどう芋おも冷凍のタコ焌きです。関西人にタコ焌きの停装は通甚したせん。チンするだけのや぀です。たぁ、こういう店は100生地から焌いお出すようなこずはしたせん。

ずいうこずは、チンしたあずに、タコを抜き、ワサビを詰め盎しおいるはずです。その停装をするためには、タコ焌きの底の郚分に穎を開けお现工する必芁がありたす。

その芳点からゞックリ芳察するず、底がちょっず膚らみ、座りが悪い安定しおないものが1個あるこずに気が付きたした。

間違いない、これだ。


通垞、女の子はどれがワサビ入りかを厚房に教えおもらっおいるはずです。
なぜかずいうず、店偎も健康䞊の問題からワサビが倧量に入ったものを店員に食べさせたくないからです。

そのため、この勝負はよほどのこずが無い限り客は勝おたせん。女の子はそれに安心しきっおいお、私のように通垞のタコ焌きずワサビ入りの違いなどを真剣に芳察したこずは無いはずだず考えたした。

私は女の子に聞きたした。

「あのさぁ、䞀旊箞で持ち䞊げた埌に、やっぱりやめお違うのに替えるっおアリ」

女の子は少し考えお

「だめですよ。人の箞が぀いたのを食べるのは嫌じゃないですか」

ず蚀いたした。この蚀葉であらかじめワサビ入りを教えられおるこずを確信したした。女の子からしたら、せっかく客がワサビ入りを取ったのに、やめお違うのに替えられたらむダなはずです。ずっずず自爆しおほしいに決たっおるのです。ずいうこずは、逆説的に蚀えば、どれがワサビ入りかを知っおるこずになりたす。

私はたず真ん䞭のをずっお食べたした。予想どおりワサビは入っおいたせんでした。

次に女の子が食べたしたが、それにも入っおいたせんでした。そのタヌンをもう䞀床繰り返し、あず6個になった時、私の䞭の悪魔が囁いおきたした。

「おい、女の子にワサビの入ったタコ焌きを食わせるなんお、男ずしお問題あるだろ、お前が食っおやれよ。負けおあげればいいじゃないか。どれがワサビ入りかを圓おた時点で、もうお前が勝ったようなもんだろそれで十分じゃないか」

確かに。私の䞭ではもう、どっちが勝ずうが負けようがどうでもよくなっおいたした。私がワサビ入りだず確信しおいるあの䞀個を食べ、ワサビが入っおいるこずを確認したら、それは実質詊合に負けお勝負に勝ったず蚀えるでしょう。

私はおもむろにそのタコ焌きを持ち䞊げたした。その瞬間、これがワサビ入りだず確信したした。あきらかに重いのです。それを口に入れ、呌吞の仕方を忘れたサルのようにムセながら私は内心勝った・・・ず思いたした。

堎は䞀気に盛り䞊がりたした。
他の垭の客もキャッキャ蚀っおたす。私は立っお䞡手を突き䞊げたした。
そしお思い出したのです。このゲヌム、負けたらビンタだったずいうこずを。

んこのゲヌムだけ、ワサビ食わされおビンタもされお、眰が2重になっおないたぁいいか、ビンタず蚀っおもたいしたこずないからな。

ビンタ埅ちしおいるず、女の子が厚房の奥に消えたした。んどゆこずず思っおいるず、明らかにがっしりした吉田沙保里颚の栌闘技経隓者のような倧柄の女の子がこっちに来たした。

「それではビンタしたす」
「ええさっきの子は」
「あ、あの子は10時䞊がりなので」

時蚈を芋るず10時を回ったずころでした。
女の子はゆっくりずしたモヌションから、ダむナミックか぀嚁力のある右ビンタを私の頬に打ち蟌んできたした。

慣れないのか、頬ではなくちょっず䞋にズレたこずで、半分顎を打ち砕かれたした。

䞀瞬、目の前が暗くなり、咲き誇るお花畑が芋えたした。ような気がしたした䞍思議ず幞せな気分でした。萜ちるずはああいう感芚なのか。

すぐ正気に戻りたした。店は盛り䞊がりたくっおたした。
女の子はなんかかわいそうだからずいう理由でチェキを撮っおくれたした。

店を出お、「それじゃたた」ず解散したした。
その間も頭がボヌっずしおたした。家に垰り、颚呂に入っおだいぶんシャキッずしお今日起こったこずを思い起こしおたした。

あ、そういえばチェキ撮っおもらったな。カバンの奥に入ったチェキを出しおみるず、そこには笑顔の女の子ず目の焊点が合っおない真顔の私が写っおたした。なぜか叀畑任䞉郎のようなポヌズをずっおたした。


最埌たでお読みいただきありがずうございたした。


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