アメリカが詰んだら、どうなるのか?——答えは「日本が詰みます」
結論から言うと、アメリカは「イラン戦争では」もう詰んでいます。
でも国家としては詰みません。
この二つを分けるのが答えです。
まず、戦争の詰みから。
アメリカの「勝ち」とは何でしょうか?イランの体制を倒すこと?地上侵攻なしには無理で、そのコストはもう払えません。
ホルムズ海峡を永久に安全にすること?海峡の北岸はずっとイランのままです。
つまり「勝ち」が存在しない戦争を続けている。
一方、イランの勝利条件は「負けないこと」だけ。
海峡を危険なままにしておくだけで、世界中の保険料を人質に取れます。
片方に勝ち筋がなく、もう片方は現状維持で勝ち。
将棋なら投了の場面です。
合意が3週間で紙くずになったのは、詰んでいる側が投了を拒否した、というだけの話です。
次に、それでも国家としては詰まない理由。
アメリカは石油もガスも自給できます。食料も自給。国土は二つの大洋に守られ、ドルという基軸通貨を持ち、金もある。日本のように「タンカーが来ない→息が止まる」という詰み方は、構造的に起こりません。
だからアメリカに起こるのは、崩壊ではなく「影響力の目減り」です。
「アメリカが守ってくれる」という約束は、守られるという信用で値段がついています。終わらせられない戦争と、紙くずになる合意を世界に見せ続けるたびに、その値札が下がっていく。
そしてこれは、油の値段だけの話では終わりません。
日本の防衛に直結します。
日本の防衛は「アメリカが守ってくれる」という約束の上に建っています。核の傘も、有事の助けも、全部そうです。
ここで、金より深刻な問題があります。
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