企業はもう「ホルムズは戻らない」に賭け始めている。
結論から言うと、「開くか閉じるか」ではなく、「細く、高く、護衛付きで通る状態がしばらく続く」と見ています。
順に説明します。
まず「アメリカがかつてない措置」の中身です。
これは軍事ではなく制裁の話です。トランプ大統領が「経済D-Day」と呼んだもので、イランと取引する国や銀行も丸ごと締め上げる、という宣言でした。
ただし発表から2週間、実際にはまだ執行されていません。内容も、事前に言われていたより緩いと報じられています。
大声で「かつてない」と言う時は、たいてい手詰まりのサインです。
本当に決定打があるなら、予告せずに打ちます。「アメリカも限界」というご指摘は、その通りだと思います。
次に「イランは折れない」について。
表向きはその通りです。イランは「夏の覚書にアメリカが戻らない限り海峡は開けない」と言い続けています。
でも裏を見てください。
ペゼシュキアン大統領は「アメリカが覚書の約束に戻れば、こちらも直ちに応じる」と言っています。これは徹底抗戦の言葉ではありません。「この条件なら開けますよ」という値札です。
イランは折れないのではなく、アメリカに「折れたように見えない形」を用意させようとしています。
つまり両方とも限界で、両方とも出口を探している。
ただし面子の問題で、どちらも先に「負けました」とは言えない。それが今の膠着です。
私の見立ては3つに分かれます。
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