ササユリの自生地を訪ねて 7.21
ようやくセミの鳴き声が聞こえてきた。今年はいつもより遅いような気がする。
そんな炎天下のある日、ササユリの自生地を訪れた。「家島」固有のユリで、5月ごろに淡いピンクの花を咲かせ、香しい匂いを漂わせる。成長が遅く花を咲かせるまで7-8年かかるため、栽培は相当難しい。その花は貴重とされ、2002年に保存会が立ちあげられ、家島の人々の手でずっと保存されてきた。
しかし、近年、本島からイノシシが泳いできて、家島に住むようになり、ササユリの球根が食い荒らされるようになった。そして、絶滅の危機に瀕している。今では、自生地に全くササユリが見られなくなり、唯一本島の農業試験場で種の保存のため、保管されているだけとなっている。
地球温暖化の影響で様々な弊害が出てきている。それは植物だけでなく、動物の絶滅も危惧されている。
そういえば私が幼少の時、至る所で、茶色のアブラゼミが見られた。しかし、今は透明の羽をもつクマゼミが主流となっている。確実に生態系が変化してきている。5年後、10年後の地球はどうなっているのだろうか。
「今」、私たちができることはないか真剣に考える。



