【薬膳】いちじくと蜂蜜でつくる、秋の潤い
家人が道の駅で休憩したついでに、野菜や果物を買ってきます。
まくわうりの皮をむき、種を取り、流し台を片づけながら、「買うだけで、自分は調理しないなら、やめて」と訴えました。
それでも冷蔵庫には何かしら入っています。
この日は、いちじくまでありました。
「あんまりおいしくないけど、食べる?」って。その言い方!
Copilotのお知恵を借りて、さっとつくれるジャムにしてみました。
材料
いちじく(皮ごと):2個(しかない)
蜂蜜:大さじ2
ゆず酢:小さじ1
作り方
いちじくを洗い、ヘタを落とし、皮をむかずに8等分に切って、耐熱容器に入れる。
蜂蜜をかけて軽く混ぜる。
ふんわりラップをして、600Wで2分加熱。(様子を見て時間を延ばしてもいいのでは。)
ゆず酢を加えて混ぜる。 (加熱後に入れることで香りが飛ばないんだって。)
粗熱を取ってから、冷蔵庫で休ませる。 (蜂蜜とゆず酢が馴染んで、とろみが出るのだって。)

バタートーストにジャムをのせたら、とても美味しかったです。
美味しくないかもと恐る恐る食べるより、いちじくにも私にも、ずっと良かったです。
いちじくには、
肺を潤し、咳を鎮める
身体に必要な水分(津液)を生み出す
身体の熱を取り除く
食欲を増進する
便通を改善する
蜂蜜には、
肺を潤し、咳を鎮める
津液を生み出し、身体の乾きを潤す
消化器系を健やかにし、便通を改善する
薬膳の作用があります。
夏から秋へと季節が静かに移ろうとするとき、体もまたその変化を受け取っています。
これからの時期は、暑かった夏の名残に、朝晩の冷え込み、初秋の乾いた空気が重なり、肺の働きが弱りやすくなります。
肺が弱ると、乾いた咳やのどのいがらっぽさ、皮膚の乾燥、肌荒れ、便秘などが現れやすく、風邪もひきやすくなります。
夏は汗をかき、気が外へ向かう季節。
秋はその逆で、体が内側へ向かう収斂(しゅうれん)の季節。
この切り替えのタイミングで、肺はとても疲れやすいのです。
そんな秋の体を支えてくれるのが、肺を潤す食材です。
いちじくや蜂蜜のほかに、やまいも、かぼちゃ、きくらげ、白きくらげ、柿、梨、りんご、アーモンド、銀杏、落花生などが挙げられます。
何を食べようか迷ったときは、まず旬の食材を取り入れてみましょう。
旬の食材はお財布にやさしいだけでなく、今の私たちの心や体にもやさしく働きかけてくれるはずです。
季節の移ろいに合わせた小さな養生が、日々の体をそっと支えてくれている気がして、今日もまた台所に立つのでした。
