アスファルト系建築資材の戦場で何が起きたのか
こんにちは。
今日はアスファルト系建築資材の戦場における戦犯探しです
政府軍国土交通省
4月30日に建設業者団体に建設資材の「前年同量」「通常通り」の供給・発注要請等をだした
「買い溜めするな!」
全国建設業協会の今井雅則会長
4月30日、国土交通大臣に「緊急の要望活動書」を提出。
これによると、アスファルト防水材は販売停止・受注停止。
アスファルト合材は出荷制限・予約制へ移行。
「アスファルト防水材は販売停止です。目詰まりではなく元枯れ」
アスファルトは枯渇したのか?
アスファルトは石油精製所の常圧蒸留塔の「一番底」に溜まった常圧残油から製造されます。詳しくはこちらの記事
日本のアスファルトは再生アスファルトが主体である。詳しくはこちらの記事
アスファルトは主として道路に使用されています。公共事業です。これに対して建築資材に絶対的にアスファルトが必要であるというプレゼンスが弱かった可能性はあります
石油精製所で処理した原油の量は備蓄を放出したので前年同月比 1.8%減とほぼかわらず

しかし処理した原油の種類が変わったためアスファルト成分が激減した

軽質原油は1~3%、中・重質原油は10~15%とした
結論:アスファルト系建築資材が入手困難である戦犯は調達原油の種類
調達した原油のほとんどが軽質原油だったためアスファルト成分の製造量が激減した
改質プライマーもナフサ由来なので無いと困りますがこれにも独自の問題があり長くなるので割愛します
今後の見通し
ホルムズ海峡が正常化しないとアスファルトが手に入らないのか?というとそうではない。重質原油の代替調達も進んでいます。スポットですが
メキシコのマヤ原油、アゼルバイジャン、ブラジルから調達が進む予定です
カナダのオイルサンドについては韓国に先行されています。1) 韓国は2026年4月にカナダ産原油への輸入関税をゼロにしましたが、日本は依然として検討段階にあります。2) 韓国は西海岸の積み出し枠を早々に長期契約で押さえました。日本はスポット(単発)での買い付けが主で、輸送コストが割高になっています。3) カナダのオイルサンド原油は不純物が多いですが、韓国の製油所はこれをそのまま処理できる体制を整えていたため、大量導入のハードルが低い。
個人的に日本の戦略の将来性は厳しいと思います
韓国の戦略:は「中東を切り捨ててでも、北米・南米ルートを安価な主力にする」という構造転換を急いでいます。
日本の戦略は あくまで「中東がメイン」であり、カナダやメキシコは「緊急時の補完」という多様化の枠組みに留まっています。
扉絵はGeminiのNano Banana 2が作画しました。プロの挿絵画家のようですよね!geminiさん、ありがとう
いつもの皆さま、次こそは医学の記事に戻ります
おやすみなさい
