24時間のルーティン|多忙な医師が18億を返しながら不動産王になった「時間の最適化」
時間は増やしていない
医師として診療を続けながら、18億円の借金を返し、不動産を拡大していきました。「どうやって時間を捻出したのか?」とよく聞かれます。
結論から言えば、時間は増やしていません。
変えたのは「時間の使い方」ではなく、「物事の捉え方」です。
その原点は、東大病院の現場にあります。
東大病院で気づいた「差」
心臓カテーテル治療のチーフとして若手医師を指導していた頃、同じ治療をしているのに、短時間で終わる医師と倍の時間がかかる医師がいました。
なぜ差が出るのか?
技術の問題だと思っていましたが、違いました。
差は「分解できているかどうか」でした。
カテーテル治療は1つの作業ではない
カテーテル治療は1つの行為に見えますが、実際は複数の工程の集合体です。
消毒、局所麻酔、穿刺、カテーテル挿入、造影確認、デバイス操作。
私はこれらをすべて分解し、各工程の時間や精度をエクセルで可視化しました。手技を点数化し、改善点をフィードバックする仕組みを作りました。
それを「東大式PCI教育システム」として学会で発表しました。
そこで分かったのは、遅い医師は治療を一塊で見ているということです。速い医師は工程単位で見ている。
借金も同じだった
18億円という数字を一塊で見れば、脳は止まります。
しかし分解すると、銀行交渉、物件整理、再融資、キャッシュフロー改善、税務調整といった具体的なタスクになります。
プロジェクトをタスクに分解した瞬間、恐怖は「具体的にやること」に変わります。
具体的なものは処理できます。

私の24時間の本質
私の24時間が特別だったわけではありません。
特別だったのは、常にプロジェクトをタスクに分けていたことです。
例えば「不動産拡大」という目標も、物件選定、利回り計算、融資交渉、契約、管理体制整備に分ける。
今日やるのはそのうちの一つだけ。
未来全体を同時に処理しない。
これが時間最適化の正体です。
外来診療も同じ構造
外来で30人の予約が入っていると重く感じます。しかし診察は1人ずつしかできません。
1人目を終わらせる。それだけです。
未来の30人を同時に考えるから重くなる。
真似できるステップ集中
もし今、仕事や人生が重いなら、次のことを試してください。
まず抱えているプロジェクトを書き出す。次にそれを最小単位のタスクに分解する。そして今日やるタスクを1つ決める。それ以外は考えない。
集中とは、未来を同時に処理しないことです。
まとめ
時間がないのではありません。
分解できていないだけです。
東大病院の現場で学んだのは、高度な医療技術以上に、工程を分解する力でした。
それは借金返済にも、不動産拡大にも、そのまま応用できました。
人生は大きなプロジェクトに見えますが、動かせるのは目の前のタスクだけです。
そこに集中できるかどうかで、24時間の価値は大きく変わります。
