【どかれふの東京せんべろウォーク Vol.4】 鶯谷から池袋へ 猛暑の山手線北側、7軒巡業
「酒は、歩いた距離だけうまくなる。」
街から街へ移動しながら、せんべろ価格帯の酒場を巡る「どかれふの東京せんべろウォーク」。
第4回は、鶯谷から日暮里、大塚、東池袋、そして池袋へ。
あまり脚光を浴びない山手線北側エリアを、酒場を求めて歩いた。
この日の東京は、8月下旬とはいえ35℃超え。
歩いて飲むというより、酒場を避難所にしながら街を渡っていく一日。
店で涼み、また灼熱の街へ出る。その繰り返しだった。
基本は、1軒1時間ほど滞在し、一人1,000円前後で楽しめる酒場を数軒巡業するレポート(巡業ルートマップ付き)。
※以下の巡業記は2025年当時の訪問記録です。掲載している価格は訪問当時のものです。
13:00 1軒目 「東瀛」@鶯谷

8月下旬、この日も35度を超える相変わらずの猛暑。
今回のスタートは、上野の隣にあるディープゾーン・鶯谷。
駅前には高密度でラブホテルが林立し、わけありそうなカップルや営業に向かう女性の姿もあり、独特の淫靡な空気が流れている。
そんな鶯谷には、朝から飲める食堂というか飲み屋が数軒待ち構えていて、酒好きには何とも頼もしい駅前だ。

1軒目に選んだのは町中華「東瀛」。
読めないし書けない店名で、「とうえい」と読む。
雑居ビルの1階にあるらしいが、周囲には他の中華や韓国料理屋も多く、言問通り側からは見つけられず。
ラブホ密集地区側の入り口から入店した。

昼時とあって店内は常連客中心に混んでおり、ほとんどの客が飲んでいる。
こちらは瓶ビールでスタート。

ちょうどサンマが出回り始めた頃で、塩焼きが推され、常連客がどんどん発注している。中華料理屋ながら、ハンバーグや納豆オムレツなどもあり、メニューの幅は広そうだ。

ホールは大陸出身のママさんが担当。
日本暮らしも長いようで、言葉も接客も達者。
大陸系中華にありがちながさつさは全く感じない。
そしてこの店の凄いところは、朝9時から24時まで、15時間のロング営業。中休みもないありがたい営業体制。

アテには肉野菜炒めと辛ナスほか諸々。
1軒目の時点で料理の写真は撮り忘れが多発している。
このあと緑茶ハイを2杯追加。
仕上がりは一人2400円。
最後にお店のサービスでスイカが登場。ありがたい。

鶯谷ではもう1軒行きたい店もあったけど、開店が16時からだったので待てなかったので、隣の日暮里まで移動することにした。
鶯谷駅からのルートはこちら(ラブホルートではないです)。
徒歩2分で120m。
【店舗情報】
14:20 2軒目 「馬賊」@日暮里

夏でなければ歩いたと思うけど、駅がすぐなので電車でひと駅、日暮里へ。
谷中方面とは逆の、武蔵野台地の崖下にある東口へ出る。
昔はこの駅前に、大宮の激渋酒場「いずみや」の日暮里店があったけど、今はもう消滅してしまった。
向かったのは、日暮里の人気中華「馬賊」。
手打ちの平打ち麺が名物で、いつも行列ができる店だ。
大行列ならパスのつもりだったけど、外には並びなし、店内も数組待ちだけだったので、これはラッキーとそのまま入店。

まずは生ビールと餃子でスタート、というか酒類はビールしかなさそうだ。

料理は中華というよりほぼ麺料理主体の、ラーメン屋的なメニュー構成。
でも、餃子は定番である。

餃子は皮が手打ちでモチモチ、具もぎっしり詰まっている。

このお店は担々麺が人気だけど、この暑さではちょっと厳しいので、シーズンメニューの冷やし中華をチョイス、この先もあるので二人でシェアにした。
麺は小麦の生地をバンバン叩いて伸ばし、最後に麺状に伸ばして仕上げる職人技で、コシが強く確かに美味い。
店はいつも混んでいるし、酒もビールだけなのでここで撤収。
次は担々麺だな。
店内には無人カメラがやたらと設置されていて、犯罪防止用なのかテレビ取材用なのかは不明。
会計は一人1600円。
そういえば2軒連続の中華料理屋だった。
「東瀛」からのルートはこちら。
山手線で1駅150円。
徒歩部分は7分で410m(すべて歩きだと徒歩14分1km)。
【店舗情報】
15:10 3軒目 「四方酒店」@日暮里

腹もいっぱいになったので、生地屋が密集する繊維街を東へ徒歩で移動。
普段は生地の買い出しに来る女性客でにぎわう通りだけど、時間が遅いのか閉店している店も多く、なにしろ暑いので人通りも少ない。
生地屋だらけの通りを10分ほど進むと現れるのが「四方酒店」。
この辺では珍しい角打ち酒場だ。
「四方酒店」といえば浅草店にはよく行くけど、ここは初上陸。
浅草のママさんに聞いた話では、都内の「四方酒店」はもともと本店からの暖簾分けが多いらしく、今では人的なつながりはほとんど無いとのこと。

店先には外飲み用のテーブルも出ているけど、暑さのせいですかさず店内へ。
入ると左手に立ち飲みカウンター、右手は小売コーナー。

冷蔵庫はスカスカで、棚周りも雑然、床には段ボール箱が放置され、イイ感じの荒れ具合。
店内には大将が一人。
まるで廃業寸前のような感じだ。
外観が新しい分、そのギャップは大きいけど、この雑然とした雰囲気は好みのタイプ。
どうやら角打ちメインで営業しているようだ。

ここでは緑茶ハイをオーダー。
緑茶度も高くていい感じだ。
よく見るとカウンター内側には大型犬が昼寝をしている。
犬は全く反応しないし、なんだか静寂の空間だ。

店内の荒れ具合とは逆で、店外から見える棚には新潟の「麒麟山」が大量のバリエーション展示をしている。
日本酒では珍しく「麒麟山サワー」もあるみたいだけど、また今度にしておこう。
結局ここでは1杯300円で撤収。
犬は寝たままだ。
次は西日暮里に向かおう。

「馬賊」からのルートはこちら。
徒歩7分500m。
【店舗情報】
ここから先は
「どかれふの東京せんべろウォーク」
「酒は、歩いた距離だけうまくなる。」 東京の街を歩き、時には乗り物に逃げ込みながら、せんべろ価格帯の酒場を巡る飲酒巡礼記録です。 角打…
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