統一教総裁の懲役2年の実刑判決に特別検察官チームが控訴…政教癒着事件「量刑は罪の重さに見合っていない」
被告側は未だ控訴していないようですが、検察側は昨日控訴したと報じられています。総裁が自宅へ戻るのはかなり先になりそうです。
統一教総裁の懲役2年の実刑判決に特別検察官チームが控訴…政教癒着事件「量刑は罪の重さに見合っていない」
2026年9月5日
韓国の「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」による政界癒着疑惑を捜査してきた特別検事チームは4日、政治資金法違反や業務上横領などの罪に問われ、一審で懲役計2年の判決を受けた教団のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁について、量刑不当などを理由にソウル高裁へ控訴したと発表した。
ソウル中央地裁は先月31日、ハン・ハクチャ氏に対し、政治資金法違反で懲役1年、不正請託禁止法違反と業務上横領でそれぞれ懲役1年を言い渡していた(検察側の求刑は計13年)。特検チームはこの判決に対し、「宗教団体が政治権力と結託して国政を揺るがし、政教分離や代議制民主主義などの憲法秩序を害した重大な事件だ」と強調。「一審の量刑は罪の重さに見合っていない」と批判した。
特検側は控訴理由の中で、一審判決が「世界平和のために努力してきた」点を有利な情状酌量事由としたことについて、「抽象的で不当だ」と指摘。教団の勢力拡大はハン・ハクチャ氏個人の利益にも直結するものであり、個人的な動機と切り離して判断すべきではないと主張した。
また、2022年10月に米国ラスベガスでのカジノ遠征賭博に関する捜査情報が外部へ漏洩した際、ハン・ハクチャ氏らが証拠隠滅を指示したとされる容疑について、一審が公訴棄却とした判断も不服として争う構えだ。
ハン・ハクチャ氏らは2022年、与党幹部らへの違法な政治資金提供や、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏への高級ダイヤモンドネックレスなどの贈賄(計約8000万ウォン相当)、これらに伴う教団資金の横領などで起訴されていた。
ハン・ハクチャ氏は昨年10月に勾留起訴されたが、高齢や健康悪化を理由に拘留執行停止の決定を受け、病院に入院したまま公判に臨んでいた。一審判決後も裁判所が拘留執行停止の延長(5回目)を認めたことから、特検チームはこれに対しても不服を申し立てた。
