私が歪んだ理由①
第一部:盛大な勘違いから始まった
大学の終わりごろ、ゴルフを始めた。
初めてのラウンドが96。
「才能あるかも」と盛大に勘違いした。
何よりすっごいゴルフが楽しかった。
ゴルフに魅了された瞬間だった。
でも志摩シーサイドだったんだ。
綺麗なコースだけどね。
今思えば、あの誤解が人生を変えたのかもしれない。
ちゃんとレッスンにも通った。
真夜中に河川敷でアプローチの練習もした。やってはいけないやつだ。
就職氷河期のあおりを受けて——と言いたいところだが、実際はあまり受けていない。要するに、あんまり働きたくなかったからです。
そのまま22歳くらいで熊本のゴルフ場の研修生になった。3年いた。
すっごい理不尽な先生だった。
先輩がイラついてグリーンをパターで叩きつけた、先生は笑ってみてた。
次のホール私はバーディだった…空気が良くなかったので黙ってたら
「バーディ取ったら喜ばんか!!!!」とキレられた。
そんな感じが沢山あってすっごいストレスで辞めた。
今思えば、大した事ではなかった。
過去に戻ったら自分の頬を殴ってやりたい。
誰のおかげでこの環境使わせてもらってんだって。
キャディは多少あったけどお客さんが少ない日はツーランいけたし、自由度はあった。
先輩は2人いて飛ぶ先輩と飛ばない先輩だった。
飛ばない先輩は私の指導係に任命されてた。
平井さんといった。
当時29才くらいだったかと思う。
平井さんはめっちゃ優しかった、色々教えてくれた。
でも世間知らずだった。
ある時、平井さんがゴルフウェアしか持ってなかったのでピンクのポロシャツとジーパン👖をプレゼントした。
平井さんは言った「ジーパンをはくのは10年ぶりばい」
正直ひいた
パチンコで当時、浜崎あゆみのパチンコ台があった。
平井さんは浜崎あゆみを知らなかった。
正直ひいた
でも平井さんのショートゲームは凄かった。
くるぶしの高さでボール飛んでいき、ツーバウンドで止まった。
これを自在に操ってた。
そこそこのゴルフ人生になるが平井さんよりショートゲーム、特にグリーン周りのチップが上手かった人を見たことがない。
でも自分がゴルフ場を離れた後、平井さんはスピンの効いたショートゲームが中々出来なくなったらしい。
理由は私のいたって普通なアプローチもいいなぁと思ったらしく真似してたらスピンが効かなくなったと言ってた。
怖いものだ。
兎にも角にも私は
最高の環境を自分から捨てたようなものだった。
アホじゃん。
思えば最初からちょっと歪んで生まれた子なのかもしれない…。
次回 〜夢と挫折〜に続く
