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shinsukesugie
「10年3%」で始まるゲーム~円売りの正当性~
金利上昇はある程度、日本固有の現象
さて9月になりました。最初にお知らせですが、今週9月6日(日)21時からのNHK総合・NHKスペシャル「円安解剖」でスタジオ解説を担当することになりました。生放送とのことで、とても緊張します。
今や日本社会における最大の関心事の1つとなってしまった円安に関し、その現状・実情・展望などが上手く伝えられればと思っております。
足許の金融情勢に目をやりますと、既報の通り、国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが1996年9月以来、実に30年ぶりの3%台をつけたことが話題をさらっています:
巷説では日米を筆頭に主要国中央銀行がインフレ抑制に注力していることを指摘する向きもあり、金利上昇自体は不可抗力との解説も多く見られます。確かに、それもある程度は事実だとは思います。
実際、同じタイミングで米10年物国債利回りも一時4.76%程度と2025年1月以来の高水準をつけており、程度の差こそあれ、欧州主要国も同様の状況に直面しています。世界的に金利上昇局面にあるのは間違いありません:
しかし、下図に示されるように、円安局面が始まった2022年以降、円金利は特に強い上昇基調にあります。図を一瞥しても分かるように、とりわけマイナス金利が解除された2024年3月以降、日本の金利上昇は主要国の中でも際立って早いペースにあることは間違いありません:
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