ホップ!

おお、これはホップではないか。

間近で見るのは修学旅行で訪れたサッポロビール園以来。手に取るのは初めて。
線路沿いに雑草顔で自生しているのを発見したのだ。
近所のオクトーバーフェスト会場に歩いて向かう途中だ。まさかこのタイミングで野生のホップに出会うとはね。

雑草顔で生えてる

鞠花まりはな(というのか)を嗅いでみる。へぇ、ナマはこんな香りでしたか。さわやか。
「いい匂い。ゆずみたい」と気に入っている息子。
たしかに柑橘ではないが、すっとする香りは似たところがある。この香りから苦みは想像できない。

ふかふかとかさかさの中間くらい。割った中の写真も撮ればよかったですね。

帰り道に再び寄って、ちょっとだけいただいてゆくことに。焼き鳥の袋に入れて。

ツルは枯れかけているところがあり、たぶん10月は収穫には遅いのだろう。
わずかに黒ずんだ部分はあるものの、葉と鞠花はまだ色が綺麗だ。この夏の高温はホップにとってどうだったのだろうか。

焼き鳥(10本で1000円)の持ち帰り袋にご招待

じつは「野良ホップ」は時々見かける。車で走っていてやぶの端なんかに生えているのに気づくが、手が届くところではないのでわざわざ車を停めたことはない。
かつて、郊外の河川公園近くで大群生しているのを橋の上から見つけたことがある。もちろん場所柄、その時も手に取れなかった。高速道路建設で地形が大きく変わったから今はどうなっているやら。

さて、これをどうしよう。(いまさらだな)
ついこの間作った赤紫蘇シロップのように煮出すのでは、苦みばかりが残り香りは飛んでしまう気がする。
いったいビールではどの段階で加えるのか、AIで調べてみた。
苦みメインなら煮沸工程で使われるが、香り付けには発酵時、発酵後のいろいろなタイミングで使われ得るとのこと。なるほどー。
そのほか料理への使用法としてパスタ、マリネ、天ぷら、肉料理、ハーブティー。
蕗味噌(ふきみそ)からの類推か、ホップ味噌なんてのも。ちと安易な気もするが、確かにふきのとうに似ていなくもないから想像は容易い。
まあ少量だし、食用は今回はパスしよう。

で、まずはざっと洗ってサラダスピナーで水を切り、直接アルコールにつけてみることにする。
酒税法に抵触しない自家製酒の要件を調べた。すべてクリアのようだ。よしよし。

買ってきた


あまり大きな瓶がなかった


空きガラス瓶にぎゅう詰めにしてホワイトリカーを注ぐ。
鞠花はふかふかしていて空気を含むので、瓶を揺すると中の空気が上がってくる。意外に浸かっていない。
あまり押すと苦みが強く出すぎる気がして、ゆすりながら何度か空気を抜いた。アルコールは300cc弱といったところか。
たいした量ではないが、一晩二晩浸けて炭酸で割って飲んでみることにしよう。

残り。濡れると黒ずみが目立つ。

さて、瓶に入らなかった残りを全部そのままコップに入れ、業務スーパーの「強炭酸レモン無糖」を直接注ぎ、飲んでみる。
炭酸を通過させただけでも独特の香りは強い。実は鼻のアタマにホップが触れて邪魔で、香りが炭酸に移っているのか、直接嗅いでいるのか不明なのだが。
苦み渋みはわずかとはいえ、ちょっとナマっぽすぎる感。ハーブ系苦手とか、苦みがキライな向きには決しておすすめできない。
あ、飲んだ後、ちょっとだけミントや紫蘇のようなスッとした後味があり、舌が涼しい。これはよい。
この夏、暑い時期に試したかったな。

採取分を使い切ってしまい、お湯を注いでホップティー、これ試すの忘れてた。
来年に期待。

来年はもう少し早い時期に現地に立ち寄ってみることにする。手前にカヤを刈り払った跡があり、そのおかげで発見できたとすると、来年の適期に見つけられるかどうかはわからないが。

2025.10.5


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