第7回【保育士 × 社会福祉士が伝える】「うちの子、ちょっとおかしいかも?」と思ったら——知識ゼロの保護者が最初に読んでほしい
はじめに「うちの子、なんだかほかの子と違う気がする」
「障害とか発達とか、正直よくわからない。どこに相談すればいいの?」
「先生に言ったら、うちの子を変な目で見られるんじゃないか」これは、保育現場で私が実際に保護者の方から何度も聞いてきた言葉です。そして、この記事を開いてくれたあなたも、きっと同じような不安を抱えているのではないでしょうか。安心してください。「知識がないこと」は、何も悪いことではありません。 むしろ「なんだか気になる」と感じたその感覚こそが、すでに最初の一歩です。この記事では、発達や障害について特別な知識がなくても、今日からすぐにできる「最初の一歩」をお伝えします。まず伝えたいこと:「おかしい」は「おかしい」じゃないタイトルに「ちょっとおかしいかも」と書きましたが、ここでひとつだけ直させてください。「ほかの子と違う」ことは、「おかしい」ことでも「悪い」ことでもありません。 発達のスピードや凸凹は、子ども一人ひとり違って当たり前。大切なのは「周りと同じかどうか」ではなく、「その子自身が、今どんなことで困っているか」です。
まず伝えたいこと:「おかしい」は「おかしい」じゃないタイトルに「ちょっとおかしいかも」と書きましたが、ここでひとつだけ直させてください。「ほかの子と違う」ことは、「おかしい」ことでも「悪い」ことでもありません。 発達のスピードや凸凹は、子ども一人ひとり違って当たり前。大切なのは「周りと同じかどうか」ではなく、「その子自身が、今どんなことで困っているか」です。そしてもうひとつ。「気になる」と感じたのは、親としてダメな印ではなく、「ちゃんとお子さんを見ている」証拠です。まずは、そのことを自信にしてください。こんなサインがあったら、相談してみよう「相談していいのかどうか」の目安として、保育の現場で気づきのきっかけになりやすいサインを挙げます(あくまで目安であり、診断ではありません)。
サインの例言葉ことばが出ない・増えない、指差しが少ない、ことばは出るがやりとりが苦手社会性目が合いにくい、名前を呼んでも反応が薄い、ひとり遊びが中心運動・生活歩き始めが遅い、着脱や食事など身辺自立に時間がかかる行動・情緒切り替えが極端に苦手、かんしゃくが長く続く、感覚の過敏さがある。
大事なのは「当てはまったら障害」ということではなく、「あれ、いつもと違うかも」と感じる場面が続いているなら、一度誰かに話してみること。1歳半健診・3歳児健診は母子保健法で実施が義務づけられた機会なので、「健診で相談する」だけでも十分な入り口になります 。
保育園の先生が「早く聞いてほしい」と思っていることここからは、保育士の本音です。ずばり、こう思っています。「気になることがあるなら、早く教えてほしい。」理由は3つあります。① 先生は診断名を伝えられない
①保育士は医師ではありません。「この子は〇〇障害かもしれない」とは、立場上も法律上も言えません。伝えられるのは「具体的な場面と行動」だけ。「正しい名前」は言えなくても、「気づき」は共有したいと、みんな思っています。
② 早く共有すれば、保育の質が変わる
家庭と園で「同じ子」の情報を共有すれば、園での関わり方が変わります。「家ではこうです」がわかるだけで、先生の見立てが大きく変わることは、実際によくあります。
③ 気づきは「早いほど」選択肢が広がる
次の項目で詳しく話しますが、早めに動き始めると、あとから選べる道が増えます。先生が「早く聞いてほしい」と思うのは、決して面倒を押し付けたいからではなく、お子さんの未来の選択肢を守りたいからです。そして、「先生に相談したら変な目で見られるのでは」という不安は、ほとんど誤解です。園にとって、気づきを共有してくれる保護者は、最高のパートナーです 。
療育は「早ければ早いほどいい」——その理由「療育」という言葉を初めて聞いた方のために。療育とは、簡単に言うと子どもに合った関わり方や練習を通して発達を支援することです。「特別な施設に隔離される」イメージを持つ方もいますが、実際は「その子に合った学び方・過ごし方」を提供する場です。では、なぜ「早いほどいい」のか。理由は主に2つです。
① 脳の「可塑性」が高い時期だから
幼い子どもの脳は、環境や経験に応じて神経回路を柔軟に作り変える「可塑性」が非常に高いことが知られています。この時期に適切な刺激と支援を届けると、発達の土台を効率よく育てられます。
② 「困りごとの連鎖」を防げるから
つまずきを長く放置すると、「できない経験」が積み重なり、自己肯定感の低下や二次的な行動の問題につながることがあります。早く支援を始めると、「できた」体験を先に増やせるため、自信を育てながら発達を支えられます。
そして、いちばん安心してほしいのは、「診断がなくても、療育は始められる場合がある」ということ。気になる段階から市区町村の窓口に相談し、児童発達支援などの利用につながるケースもあります。
「早く始めすぎて失敗した」ということは、ほとんどありません。「遅かったかも」と後悔するより、「今、気づけた」ことを、どうか自分の長所にしてください。今日できる「最初の一歩」最後に、知識ゼロの保護者が今日からできることを3つだけ。「気になる」を紙に書き出す:どんな場面で、どんな様子が気になるか。日付と一緒に3つでもメモするだけで、相談のときに自信を持って話せます誰かに「話す」:夫婦でも、園の先生でも、保健センターでも。まず1回、口に出してみてください健診・面談の機会を「相談の場」に使う:次回の健診や個人面談で「気になることがあるんです」と一言添えるだけで、支援の入り口につながります。
「うちの子、ちょっとおかしいかも」——そう思った瞬間から、あなたはもうひとりで悩む必要はありません。気づいたあなたは、お子さんのいちばんの理解者です。発達や障害の知識がなくても、大丈夫。知識は、相談してから身につければいいのです。大切なのは「早めに話す」ことだけ。あなたのその一歩が、お子さんの未来の選択肢を広げてくれます。
最後に
に今はまだ可愛い赤ちゃんみたいな子どもかもしれません。でも、40歳の大人が同じような行動をしていても可愛いですか?40歳が泣いて、お菓子が欲しいってスーパーで暴れても40歳だから仕方ないってなりますか?40歳まで赤ちゃんみたいな大人がいいなら、今行動は絶対しないでください。その代わり、最後まで面倒をみる覚悟を持ってください。親が70歳になっても、ご飯を作って食べさせて、オムツを替えて、着替えもさして、寝るまで絵本を読んであげて、ちょっと泣いたらドライブに連れて行ってあげて、寝るまで運転することができるなら、その子が親が死んでも困らないなら、今のまま育ててください。それが無理なら早めに行動しましょう。気になる方はYouTubeで「強度行動障害」と調べてみてください。これはあくまで1例です。
障害はゼロにすることは難しいでしょう。
でも、発達を促すことのできる術はあります。
信頼できる先生に頼ってみてください。
