末端冷え性をイメージで書き換える【人体実験】被験者:自分
「イメージ力」って知っていますか? たとえば、自分の本物の左腕を隠して、目の前に偽物の腕を置く。
偽物の腕を触る様子を見せながら、見えないところで本物の腕を触ると、脳は偽物を自分の一部だと錯覚します。
最後に偽物の腕をハンマーで叩くと、痛いと錯覚して飛び上がってしまう。
「ラバーハンド錯覚」と呼ばれる実験です。
これを知った時、私は衝撃を受けました。
脳の錯覚は、痛みすら呼び起こす。
それほどまでにイメージは、身体に強い影響力を持っているのです。
ここで、ある思考が頭を巡りました。
呼び起こせるのは、痛みだけなのか?
味や匂いはどうだろう?
暑さや寒さは?
イメージ次第で変わるのではないか。
そう考えた時、私は自分の身体に抱えていた長年の悩み「末端冷え性」の存在を思い出しました。
もしかして、この冷えもイメージから生まれているのではないか?
例えば子供の頃。
体育の授業で友達と手を握ったときのことです。
自分の方が手が冷たかった経験。
そういった経験が何度かあれば「私は他人より体が冷えやすいかもしれない」と考える人も居るでしょう。
そして、そう考えてしまったら最後です。
人ってこういう場合において都合の良い記憶しか記憶しない。
他人の手と比べて「他人より暖かい時の記憶」は瞬時に忘れ去り、他人より体が冷えていた時の記憶だけが頭に強く残ります。
そうして「他人より冷えやすい身体のイメージ」は冬を迎えるたびに積み重なり、イメージが強化される毎にイメージが身体を冷やし「冷え性」となる。
こういうサイクルではないかという仮説です。
まるで「卵が先か、鶏が先か」という話のような関係性。
イメージの世界というのは、こういった現象が多いのではないかという仮説も私の中で産まれましたが、それは今回の話には関係無いので置いておきましょう。
イメージが冷え性を作るという仮説は私の頭の中だけで構築されたもので、他の誰かに話したりする事はありませんでした。
でも、仮説とは一度それっぽいものが出来上がると、立証させたくなってしまうものです。
私は自分の身体を使って、末端冷え性の改善ができないかどうか試してみる事にしました。

やってみる事はシンプルです。
イメージを塗り替える事。
要は私は末端冷え性ではないと思い込む事を目標にしていきます。
とはいえ、いきなり「私は末端冷え性ではない」と思い込んだところで結果が伴う訳がありません。
私のアプローチはいつも段階を踏ませます。
まずはイメージによって身体が暖かくなる経験を積ませます。
これは出来るはずだと確信を持っていました。
なぜなら、緊張した時に汗をかいたり、身体が火照ったりする経験は身体が勝手に熱くなってしまう現象そのものだからです。
身体に熱を持たせる事はかならずできる。
そのイメージは出来ました。
あとはどうやって熱を持たせるかですが、緊張のイメージよりもリラックスしたイメージで熱を持たせたかったので、夜寝る前にリラックス状態をしながら徐々に体がじんわりと温まるようなイメージをしました。
この実験をしていたのは冬の寒い日の事です。
普段は足先を温めてからでないと足の感覚が無くて寝れたものではありません。
しかし、あえて足を温めずにイメージをしながら横になる時間を作りました。
最初の2日間についてはあまり結果がよくなかったです。
少しじんわり温まっているなと感じる事はあっても、それは末端の話ではなかったし、ただ掛け布団が暖かいからと言われればそうなのかもと思う程度の事でしかありません。
実験結果が伴っているとは言いがたい状態でした。
しかし、3日目は違いました。
なんと、手の先がじんわりと暖かいのです。
足に関しては全然暖かくありません。
冬は足先が厳しいのだから、足に影響が出て欲しい。
けれど、1週間経っても良い結果が出ませんでした。
寝るまでの時間が少し伸びてしまう。
ただそれだけの期間が過ぎ去っていきました。
それでも諦める気はさらさらありませんでした。
手で一度結果が出てます。後は継続すれば勝ちです。
私は勝ちを確信していました。
そしてついに2週間目、ついに結果が出ました。
足先が少し暖かくなってきたのです。
そこから3日間ぐらいかけて続けると足先を温めるイメージも強化されて、末端冷え性だったのが嘘のように足を先に温めて寝る必要は無くなりました。
足よりも手の方が楽にできた原因も一応、仮説は立てています。
・手の方がよく使うのでイメージがしやすい
・足先より手先の方が神経が通ってて血の巡りが良い
要は、イメージのしやすさと、実際の神経の太さの両方が揃っているから手の方が楽にできたという仮説です。
私は、些細な疑問から仮説を生み出し。
1人でひっそりと実験と検証を繰り返し。
1人でひっそりと悩みの解消と実験の成功を終えました。
私の疑問は逆張りのようにみんなが当たり前に受け入れている事柄の中から産まれます。
当たり前だと受け入れている皆様方へ相談する事はありません。
noteが無ければこの実験についても墓場まで持って行く話だったでしょう。
最近は私の記事を読んで「考えた事が無かった」や「考えさせられました」等のコメントをくれる方が少しずつ増えてきています。
私の考え方が新たな視点として皆様の中に芽生えつつあるのが嬉しい限りです。
いつもある程度独自性のある話をしている気はしますが、今回の話は少し飛び抜けているかもしれません。
信じられないと思う人も多いでしょう。
ただ、それでも気になった方は今年の冬、試してみてください。
※補足:この実験はあくまで私の個人的な内省と、身体を使った実験の結果です。医学的な治療法を提唱するものではありません。もし慢性的な疾患や体調不良でお悩みの方は、必ず専門の医療機関を受診してください。

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