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【マンガ】初めての横山光輝「三国志」第18巻 決死の千里行

今まで読んでいなかった横山光輝先生の『三国志』。
長い道のりになりますが読み進めてみます。

あらすじ

袁紹軍の先鋒隊として曹操軍を攻める文醜ぶんしゅう
優勢の文醜は逃げる曹操軍を追う。
しかし曹操の策略により周りを囲まれてしまう。

関羽 VS 文醜

そこに兄の顔良がんりょうを討った関羽が現れる。
勢いに任せ攻撃する文醜。
しかし関羽の敵ではなかった。
兄同様切り捨てられたのだった。


文醜を討ち取ったのは関羽であると劉備に情報が入る。
劉備は馬に乗りこっそりと曹操陣営に行き、関羽の姿を遠目に確認した。

関羽が生きていたことに安堵する劉備。

それも束の間、再度、関羽のことで袁紹に疑いをかけられる。

劉備は「自分を成敗すれば曹操の思うつぼ。それよりも関羽を呼び寄せて曹操を叩く方が良いのではないか」と袁紹を説得。

劉備は自分の生存を関羽に知らせるために使者を走らせた。


劉備が生きているという情報が曹操の耳に入る。
関羽がこれを知れば約束通りここを立ち去ってしまう。
曹操はまだ関羽を手元に置いておきたいと考えていた。

そこで曹操は屋敷の門に避客牌ひかくはいを出した。

避客牌
その屋敷の主がすべての客を断る時門を閉じてかけておくもの。
また客も避客牌がかかっている時はどんな用事であっても帰るのが礼儀とされている

礼儀正しい関羽は自分に挨拶してから立ち去るであろう。
つまり挨拶さえ受けなければ立ち去ることは無い。
そう考え会わない作戦に出たのだった。


時を同じく劉備からの使者により主の生存を知った関羽は涙を流し喜ぶ。
そしてすぐにでも出発しようと曹操のもとへ挨拶に行った。

しかし避客牌により会えない。

次の日も、次の日も、いつになっても避客牌は掛かったままである。

旅立ちを決意した関羽は住んでいた屋敷を部下に掃除させた。
さらに曹操からうけ賜わったものを全て返すために並べた。

旅立つ直前にも曹操の屋敷に出向くがやはり会えなかった。
関羽は屋敷に向かって深々と頭をさげた。

部下、そして劉備の妻子を引き連れて都を後にしたのだった。


関羽が立ち去ったことに気づいた曹操はすぐに追いかけた。
それは引き留めるためではなく、気持ちよく送り出すためだ。
避客牌など出したことを曹操は後悔したのだった。

関羽に追いついた曹操は餞別を渡し別れを告げた。


河北に行くには五つの関所を通らなけらばならない。
曹操の告文割符が無いと通しては貰えない。

東嶺関とうれいかん孔秀こうしゅう
洛陽らくよう韓福かんふく
沂水関きすいかん弁喜べんき
滎陽けいよう王植おうしょく
滑州かっしゅう秦琪しんき

関羽は関所を守る将を全て切り捨て、力ずくで突破した。


黄河を船で渡った関羽一行を追いかけてくるものがいた。
曹操の部下の夏侯惇かこうじゅんだ。

夏侯惇は将たちを討ち取り関所を破った関羽を許せないと言う。

関羽 VS 夏侯惇

関羽に戦いを挑む夏侯惇。

そこへ「双方戦いをやめなさい」と曹操の使者が告文を関羽へ届けに来た。

気持ちが収まらない夏侯惇は戦いをやめない。

さらに都から駆け付けた曹操の部下の張遼ちょうりょうがなんとか説得し矛を収めた夏侯惇。

関羽は将を切ったことを詫びてその場を後にした。


関羽一行の前に山賊が現れた。
しかし襲ってこない。
どうやらこの山賊をまとめている周倉しゅうそうという人物が関羽を慕っているらしい。

周倉

周倉は関羽にお仕えしたいと言う。
関羽は劉備の奥方に相談し周倉を連れていくことにした。

残った山賊たちにも時期が来たら迎えを寄こすと関羽は約束し旅を続けた。


関羽一行の前に古城が現れた。
そしてその古城からなんと張飛が現れたのだ。

現れるや否や張飛は「この裏切り者」と言い関羽を攻撃したのだ。

関羽 VS 張飛

曹操に仕え贅沢三昧をしていた関羽を許せないと言う張飛。
事情があったのだと言う関羽の言葉も聞く耳持たない。

「自分の身を守るため関羽は苦労してくれた」と、劉備の奥方も説明するが信じない関羽。
二人の刃が交差する。

そこへ関羽が討った秦琪しんきの叔父の蔡陽さいようが現れる。
甥の仇だと戦いを挑むがあっさり関羽に討たれてしまう。

にっくき曹操兵を討った関羽を見た張飛。
やっと関羽の言葉を信じたのだった。

「兄貴、この通りだ許してくれ」
関羽は二つ返事で受け入れた。


この古城が重要な城となる。
そう考えた関羽張飛に城の守りを任せ、袁紹の元にいる劉備を連れ出してくることにした。

周倉に残してきた山賊たちを連れてくるように命じた関羽。

数名の部下と共に劉備に元へ歩を進めた。


感想

まさに関羽の巻でした。

関所を越えるたびに、問答無用で敵を真っ二つにしていく関羽。
その強さには思わず怖さすら感じます。
それでもすべては、劉備の奥方を無事に送り届けるという大義のため。
味方にいればこれほど心強い存在はいないでしょう。

そして、張飛に疑われ攻撃されながらも怒ることなく受け止め、最後には愚弟を許す寛容さ。
武の強さだけではなく、人としての器の大きさも強く印象に残りました。

多くの人が彼に惹かれる理由がよく分かりました。


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