見返り
最近、
SNSやnoteを続けている中で、
よく考えることがあります。
それは、
「いいね」や「スキ」って、
本当は何なんだろう。
ということです。
最初の頃の私は、
誰かから反応をもらえるだけで、
とても嬉しかったです。
自分の文章を読んでくれた。
写真を見てくれた。
物語に何かを感じてくれた。
そう思えることが、
すごく嬉しかった。
もちろん、
今でもそれは変わりません。
スキやいいねをもらえば嬉しいし、
コメントをもらえば、
もっと嬉しい。
誰かが作品を紹介してくれたり、
シェアしてくれたりすれば、
「届けてくれたんだ」
と思って、
本当にありがたい気持ちになります。
でも、
活動を続けているうちに、
少しだけ違うものも
見えるようになりました。
「私はいつもあなたにスキしているのに、
どうしてあなたはしてくれないの?」
「これだけ応援しているんだから、
あなたも同じようにしてほしい。」
そんな意味の言葉を、
何度か受け取ったことがあります。
最初は少し戸惑いました。
私にとって、
スキやいいねは、
「読んだから押す」
「好きだと思ったから押す」
そんな、とても単純なものでした。
だから私は、
読んでいない記事に
スキを押すことはほとんどありません。
読んで、
面白かった。
素敵だった。
共感した。
そう感じた時に押します。
でも、
それが人によっては、
「自分だけが応援している」
「返してくれない」
「自分勝手だ」
というふうに見えることもあるようです。
実際に以前、
「読まなくてもいいから全部スキしてほしい」
と言われたことがあります。
その時、
私はその方とのつながりを
終わらせることにしました。
相手を嫌いになったからではありません。
ただ、
読んでいないものにまで
スキを押すようになったら、
私にとっての「スキ」の意味が
なくなってしまうように感じたからです。
でも、
それから少し考えるようになりました。
もしかすると、
私の考え方のほうが
少し純粋すぎるのかな、と。
SNSという場所では、
いいねをする。
フォローする。
シェアする。
そして、
同じものを返してもらう。
そうやってつながりを広げることも、
一つの方法なのだと思います。
実際、
「フォローしたからフォローして」
という人もいます。
お互いに反応し合うことで、
数字を増やしていく人もいます。
それ自体が、
悪いとは思いません。
何を目的にSNSを使うのかは、
人それぞれだからです。
ただ、
私は時々、
少し怖くなります。
今もらっているスキの中で、
本当に文章を読んでくれた人は、
どれくらいいるんだろう。
私の小説を読んで、
「続きが気になる」
と思って押してくれたスキなのか。
それとも、
「私はあなたに押したから、
次はあなたの番だよ」
というスキなのか。
もちろん、
そんなことは分かりません。
だからこそ、
考えても答えが出ないのです。
そしてこれは、
フォロワーについても同じです。
数字を増やすだけなら、
もっと積極的にフォローして、
フォローバックを求めて、
たくさんの人に反応して、
もっと多くシェアし合えば、
今より早く増えるのかもしれません。
でも、
そこで私はまた考えてしまいます。
その数字は、
本当に私の作品を
見てくれる人の数なのかな、と。
1000人にフォローされていても、
実際に読んでくれる人が10人なら、
その1000という数字には、
どれくらいの意味があるのでしょう。
逆に、
100人しかいなくても、
その中の50人が
本当に作品を楽しみにしてくれているなら、
私にとっては、
そちらのほうがずっと嬉しい気がします。
もちろん、
数字が大きくなることも大切です。
作品を知ってもらうためには、
ある程度の広がりも必要です。
私自身も、
もっと多くの人に
『RID ― Rest in Darkness』を知ってほしいと思っています。
だから、
数字を気にしない、
なんて格好いいことは言えません。
私だって気になります。
増えれば嬉しい。
減れば少し寂しい。
でも、
数字を増やすために、
自分の「好き」を
交換条件にしたくはない。
今の私は、
そう思っています。
スキは、
借りを作るためのものではなく、
本当に心が動いた時に
押したい。
フォローも、
返してもらうためではなく、
その人をこれからも見たいと思った時にしたい。
そして、
もし私の作品を好きだと思ってくれる人がいたら、
義務ではなく、
その人自身の気持ちで
そばにいてもらえたら嬉しい。
でも、
これが正解なのかは、
私にも分かりません。
SNSにはSNSの文化があって、
私がまだ理解できていないことも
きっとたくさんあると思います。
だから今回は、
答えを書くためではなく、
皆さんに聞いてみたくて、
この文章を書きました。
皆さんにとって、
「スキ」や「いいね」は
どんな意味を持っていますか?
もらったら、
返すものですか。
読んでいなくても、
応援の意味で押しますか。
誰かの記事を紹介したら、
自分の記事も紹介してほしいと思いますか。
そして、
SNSで数字を増やすことと、
本当に作品を見てもらうこと。
その二つを、
皆さんはどう考えていますか。
もしかすると、
私が少し難しく考えすぎているだけなのかもしれません。
それでも最近、
何度も心に引っかかっていることでした。
だから今日は、
答えのないまま、
皆さんに投げかけてみようと思います。
よかったら、
あなたの考えを聞かせてください。
そして最後に。
いつも私の記事を読んでくださる方。
コメントを残してくださる方。
静かに読みに来てくださる方。
本当にありがとうございます。
一つ一つの反応の向こう側に、
ちゃんと一人の人がいる。
私は、
そのことだけは忘れたくありません。
せいこ💙
ー数字の向こう側ー
ひとつのスキ。
ひとつの言葉。
画面の上では、
ただの小さな数字になる。
でも、
その向こうに、
誰かの心があったなら。
それはもう、
数字じゃない。
返すためでもなく、
求めるためでもなく、
ただ、
「好きだったよ」と
そっと置かれた気持ち。
私はそんな一つを、
百の数字よりも、
大切に抱えていたい。

