太陽の塔の中に入る@万博記念公園
梅雨でどよーんとした天気が続く中、私はなんだかんだ体調を崩してます。まだちょっと余力があった先週、初めて「太陽の塔」の中に入ってみました。平日なので予約はなく、ぶらりと。


内部観覧は時間指定
事前の予約がない場合も、内部の観覧は時間指定になります。一緒に観覧した方々はざっと10名程度でした。最初は地下の入り口から入りますが、その前に入場料と「スマホケースのレンタル料」を支払います。
スマホケースをレンタルしよう
スマホケースとは、透明なビニールでできたポシェットのようなもので、長い紐がついており、肩から斜めかけするのが義務になっています。これを借りないと、スマホでの撮影は地下部分しかできない決まりです。
というのも、太陽の塔内部のメインである「生命の樹」は塔の腕部分まで階段で上がりながら観覧する仕組みになっており、階段からスマホが落ちて展示が傷つくことを防止するには必要なのだと思います。

地底の太陽から、生命の樹へ
「太陽の塔」の内部は、1970年の万博当時と100%同じではありません。当時から一部失われた部分があるそうですし、耐震補強工事や塔への負担を軽減するため、エスカレーターを階段に変えたりという変更があったとのこと。
それでも、地下部分の「地底の太陽」と、塔の中心を貫く「生命の樹」は一見の価値があります。特に「生命の樹」は当時では珍しかったはずの巨大なインスタレーション作品で、1970年当時の観客がどんな反応をしながら観たのかを想像するのも楽しかったです。

階段を上って行こう
塔の内部にはエレベーターもあるそうですが、「生命の樹」を見るためには、この巨大なインスタレーションを囲む階段を上っていく必要があります。途中でいくつか踊り場がありますが、太陽の塔の地下から「腕」の高さまでを徒歩で上がるので、スニーカーなど歩きやすい靴で来るのがよいでしょう。



受付で「スマホケース」をレンタルしていれば、これらすべての写真撮影はOKです。スマホケースのレンタルがない人は、地下部分の撮影しかできないので、写真を撮りたい方はケチらずに+500円を払いましょう。

「生命の樹」の照明は色が変わるので、その場に立ち止まって色の変化を楽しむのもよし、どんどん上っていくのもよし、です。


「腕」の高さに到達
階段を上り切ると、そこは太陽の塔の両腕の高さです。1970年万博当時は、腕の部分まで、大屋根からのエレベーターがあったそうです。


下っていくと
メインの展示はこれでおしまいですが、地下部分に戻るまでの間に、いくつか関連した展示があります。1970年当時は塔の内部に他の展示もあったので、その写真や、下の写真のように岡本太郎の言葉がいきなり壁に現れたりします。

岡本太郎自身は、太陽の塔のコンセプトをどんな宗教とも関連付けていませんが「地底の太陽」などを見ると、縄文時代の「土偶」などと通じるものがあり、古い時代のアニミズムから着想を得たのではないかと考えられます。
2025年万博は・・・ちょっと寂しい
岡本太郎の「太陽の塔」は1970年から50年以上経って重要文化財になりました。この作品に匹敵するアート作品が2025年の大阪・関西万博にあったか、というと比較は難しいです。大屋根リングやシグニチャーパビリオンのNulNul、ブラジルパビリオン内部のまるごとインスタレーション(好きでした)などは画期的でしたが、いずれも取り壊されてしまいました。
夢洲にも2025年万博の記念館などができる予定ということですが、アートの保存という意味では太陽の塔に並ぶものはなさそうです。大屋根リングも、ほんの一部を除いてなくなるようですし。そう考えれば、令和のいま、太陽の塔が保存され、内部も観覧できることに感謝です。(終わり)
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