公務員を目指す人へ「その世界で仕事ができる人」になるな。
先日、40代半ばで退職した元同僚と飲みに行きました。
役所では課長代理。
公務員時代の年収は900万円程度だったようで、
組織体制に不満があり、退職を決めたそうです。
そして、
「辞めても、同じくらいの年収で仕事がしたい」
と言っていました。
その話を聞いて、私は考えました。
公務員として長く働けば、役職もつく。
給与も上がる。
周囲から頼られることもある。
でも、
組織の中での評価と、自分自身の市場価値はイコールではありません。
あえて、市役所の外の世界を「社会」と呼ぶことにします。
社会に出ると、
「自分には何ができるのか」
「自分は社会にどんな価値を提供できるのか」
が問われます。
だからこそ、できるだけ若いうちに、組織の中での評価と、自分自身の市場価値はイコールではないことに気づいてほしいと思います。
気づいたうえで、
外の世界にチャレンジするのか。
公務員として、さらに専門性を高めるのか。
それとも、何となく毎日を過ごし、年齢とともに給与が上がっていくことに身を任せるのか。
どれを選ぶのも自由です。
ただ、一番怖いのは、
「自分は仕事ができる」と思い込み、その世界の中だけで時間を過ごしてしまうことだと思います。
公務員を目指している人へ。
公務員になることをゴールにしないでほしいです。
「その世界で仕事ができる人」ではなく、「どの世界でも通用する人」になる。
私自身、公務員を辞めて外の世界に出たからこそ、このことを強く感じています。
そして、先日飲みに行ったあの人は――
おそらく、まだこのことに気づいていません。
もしかすると、
「自分は、けっこう仕事ができる」と思っているのかもしれません。
でも、それは本当に「社会に出ても通用する仕事ができる」ということなのでしょうか。
そんなことを考えながら、話を聞いていました。
……ちなみに、年収900万円という話を聞いたとき、
「年収900万円? ちょっと見栄張ってないか?」
と、心の中で思いました。
最近は課長代理まで残業代がつくので、
「しゃかりきに残業した」
という可能性もあります。
私がいた市役所の規模では、40代半ばで課長代理になって、年収900万円もらっている人なんて、いなかった気がして……。
そして、公務員を目指す皆さん。
市役所の仕事、そこまで儲かる仕事ではありませんので、くれぐれも勘違いなさらないように。
ちなみにその日の飲み会も、きっちり割り勘でした。。
