【4月11日長崎ヴェルカ戦】残り5秒の奇跡──富永劇場が北海きたえーるを揺らしたレバンガ北海道な夜
残り14秒。
スコアは79-80。
勝負は決したかと思われた、その瞬間でした。
レバンガのエース・富永啓生選手に、ヴェルカの馬場雄大選手がぴったりとマークにつきます。
これ以上ないほど完璧なディフェンス。
ボールがなかなか富永選手の手につかない。
残り5秒……。
万事休すか、と思ったその瞬間。
富永選手が放ったボールは、美しい放物線を描き、ボードに当たってリングの中へと吸い込まれていきました。
今夜一番の歓声が、会場を揺らしました。
この瞬間、勝負は決しました。
西地区首位を破り、CS進出への望みが首の皮一枚でつながった──そんな劇的な幕切れでした。
楽しみにしていた、特別な1戦
この試合、実はもう一つの"胸アツポイント"がありました。
2015年NBAドラフト1巡目指名同士の対決です。
KATやデビン・ブッカーなど、今もNBAの最前線で戦い続けている「花の2015年組」。
その中から、3位指名のジャリル・オカフォー選手と、8位指名のスタンリー・ジョンソン選手が、このBリーグの舞台でまみえる──世界中のNBAファンが沸いた、まさに胸アツの対決だったのではないでしょうか。

さらに、レバンガのドワイト・ラモス選手は高校時代にスタンリー・ジョンソン選手とチームメイトだったというエピソードも。
こういう繋がりを知ると、コートの上がより豊かに見えてきますよね。

試合の流れ──第1クオーターから予想外の展開
第1クオーターは、予想に反してレバンガ優勢で進みました。

個人的な1Qのハイライトは、エンドラインで木林選手がスタンリー・ジョンソン選手のディフェンスに踏ん張って、ファウルをもらったシーン。
「思ったより強かった」という印象で、会場もどこか驚いた雰囲気があったように感じます。
第2クオーターも一進一退でしたが、好調のケビン・ジョーンズ選手のスリーポイント、菊地選手のスリーポイントが決まり、少しずつ点差が広がっていきました。

第3クオーターもレバンガが着実に得点を重ね、終了時点でリードは13点。予想以上に順調な展開でした。

第4クオーター──首位の意地と、富永劇場の開幕
「このままいけるだろう」と思っていました。
西地区首位の長崎に難なく勝てれば、チームにとって相当な自信になるはず──そんな気持ちで見守っていました。
しかし、ここから首位の意地を見せられます。
残り1分。長崎がついに逆転し、じわじわと点差を広げ始めました。
「ここで終わったか……」と思ったその瞬間、
富永劇場の幕が開きました。
まず1点差に迫るスリーポイントで会場を沸かせ、そして冒頭の、残り5秒の逆転スリーへ──。
あの瞬間の北海きたえーるの空気は、言葉では伝えきれません。
あそこにいられて、本当によかったと思いました。

この勝利の意味
圧勝よりも、むしろこの勝ち方のほうが、チームにとってずっと大きな自信になるかもしれません。
シーズン前半は「逆転のレバンガ」と呼ばれていましたが、年明けからその勝負強さがなかなか出せていませんでした。
そんな中で、西地区首位相手にこの試合ができたこと。ブースターとして、確かな手応えを感じましたし、何よりチームの自信にもつながってくれるはずです。
12日も楽しみです
日本のカリー・富永啓生 VS 韓国のカリー・イ・ヒョンジュン
世界のオカフォー VS NBAドラフト同期・スタンリー・ジョンソン
日本で観られる最高の1戦が、また巡ってきます。12日も会場でその空気を一緒に楽しみましょう。
心配なのが・・・富永選手の腰の怪我
今日の練習も、いつもより出てくるのが遅かったですし
試合中も少し痛がっていました。
最後に。
この日は試合前に、長崎ヴェルカの狩俣選手の引退セレモニーが行われました。長崎のブースターの皆さんにとっても、きっと心に残る時間だったのではないでしょうか。
敵チームのファンへの敬意もきちんと示してくれる、Bリーグのこういう文化、好きだなと改めて感じた夜でもありました。













最後まで読んでくれてありがとうございました。
会場の雰囲気が伝わったや、もっと読んでみたいと思っていただけたら、スキやフォローで応援をお願いします。
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
チップでの応援、励みになります。