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国際遠距離恋愛で、一度も夫を疑わなかった理由①|「不安」と「疑う」は違っていた

[はじめに]

私と夫は、キューバで出会いました。
当時、私は41歳。
夫は私より12歳年下でした。

まさか旅先で出会った人と恋愛をして、その人と結婚することになるなんて、その時の私は想像もしていませんでした。

キューバでは、ほんの少しの時間でしたが一緒に過ごすうちに惹かれ合い、私たちは付き合うことになりました。

とはいっても、
私は日本。
夫はキューバ。
すぐに会える距離ではありません。

私が日本に帰国してから、私たちの遠距離恋愛が始まりました。

その期間は、約1年8か月。

当時のキューバはインターネット環境がまだ十分に整っておらず、私たちの連絡手段は、主にメールと電話。
いつでも気軽にビデオ通話ができるような環境ではありませんでした。

電話は週に1回くらい。
メールを送っても、すぐに返事が来るとは限りませんでした。

何日も返事が来ないこともありましたし、一度、1ヶ月近く音信不通になったこともあります。

日本とキューバ。
簡単には会えない距離で、
連絡さえ思うように取れない。
そんな遠距離恋愛でした。

それでも私は、不思議なくらい夫を疑ったことがありませんでした。

もちろん、不安にならなかったわけではありません。
寂しいと思ったことも、
「何かあったんじゃないか」と心配したこともあります。

それでも、
「浮気しているんじゃないか。」
「もう私のことを好きじゃないんじゃないか。」
そんなふうに夫を疑うことはありませんでした。

なぜ、私は夫を信じることができたのか。

結婚した今、あの頃を振り返ってみると、少しずつ、その理由が見えてきたような気がします。


[「不安になること」と「相手を疑うこと」は違っていた]

遠距離恋愛中、
「不安になりませんでしたか?」
と聞かれることがあります。

答えは、もちろん、不安にはなりました。

会いたい時に会えない。
すぐに会って話すこともできない。
ビデオ通話もできなかったので、顔を見ることさえできませんでした。

メールの返事がなかなか来ない日は
「何かあったのかな。」
と気になることもたくさんありました。

以前のnoteにも書きましたが、遠距離恋愛中には、夫と1ヶ月近く音信不通になったこともあります。

さすがに、あの時はかなり不安になりました。
「何かあったんじゃないか。」
「病気になったのかな。」
いろいろなことを考えました。

それでも不思議なことに、

「浮気しているんじゃないか。」
そう思ったことは、一度もありませんでした。

私の中では「不安」と「疑うこと」は、少し違っていたのだと思います。


[事実がわからないのに、自分の想像で決めつけない]

連絡が取れない。
何が起きているのか分からない。

だから不安になる。

でも、分からないからといって、相手を疑うこととは違う。

事実が分からないのに、自分の想像だけで悪い方向に決めつけない。
私は、そう考えていました。

1ヶ月も連絡がなければ、不安になるのは当然です。
実際、めちゃくちゃ不安になりました。

それでも、
もう終わったのかもしれない…
とは考えませんでした。
きっと何か理由がある。
連絡できるようになったら連絡をくれるはず。
そう思っていました。

私たちの間には、遠い距離がありました。
連絡が取れない時間もありました。

それでも、夫への信頼までなくなることはありませんでした。

では、なぜそこまで夫を信じることができたのか。

その答えは、それまでの夫とのやり取りの中にあったように思います。


[信頼は、小さな積み重ねの中で育つもの]

振り返ってみると、

信頼は、特別な出来事ではなく、小さな積み重ねの中で育っていったのだと思います。

信頼は、一日で生まれるものではありません。
「信じて」と言われたから信じたわけでもありませんでした。

連絡さえ思うように取れない遠距離恋愛で、なぜ私は、ここまで彼を信じることができたのか。

その理由を考えてみると、夫がずっと変わらずに見せてくれていた、小さな誠実さがありました。

一つひとつは、本当に些細なことだったかもしれません。
でも、その小さな積み重ねが、少しずつ私の中に「この人なら大丈夫」という気持ちを育ててくれました。

次回は、そんな夫の「小さな誠実さ」について書いてみたいと思います。

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