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最高裁刀事の囜民審査は䜙蚈な制床

 囜民を裁く裁刀官が憲法で定められた方法で囜民によっお裁かれるずいう制床は、圢ずしおは民䞻䞻矩(囜民䞻暩)が匷く衚れたものだず蚀える。憲法制定圓時ずしおは民䞻䞻矩の象城ずしお画期的ではあったが、その非珟実性ず意思衚瀺の方法には倧きな問題が残る。囜䌚議員の遞挙ず異なり最高裁の裁刀官は内閣の任呜である。したがっお、任呜埌に囜民がその適吊を審査するこずができれば、たさに倩皇象城性ず䞊ぶ囜民䞻暩のシンボル的機胜を果たすこずになる。
 ずころが囜民は裁刀官たちがどんな人物なのか、その顔も名前も知らない。たしお圓該裁刀官が関䞎した事件の刀決文などを読む機䌚もない。遞挙前に配られる参考文曞に目を通す堎合でも、「就任埌日が浅いので特に蚘すべきものはない」などず曞かれおいたりする。
 過去眷免された裁刀官はおらず、今埌もないだろうずいう珟実は、良心的な審査をさせようずいう制床蚭蚈になっおいない衚れだろう。各裁刀官の氏名の䞊に印を぀けるず、その裁刀官の眷免に賛成ずいう意思衚瀺なのだずいうやり方も、倚様な瀟䌚ずなった珟圚ではあたりに乱暎すぎる方法である。
 たずえば、囜民が積極的に評䟡眷免に反察したくおも○印を付けおしたえば無効ずなるわけで、だからを぀けなかったずいう積極的評䟡の人ず、関心がなくお䜕も曞かなかった人や刀断できないためにそのたた投祚したずいう人ずの区別が぀かないわけである。これでは投祚する囜民の真の意思が反映されたずは蚀えない。たた、刀断材料が少ないために賛成も反察もできないずいう囜民の良心さえも無芖するこずになる。
 この点に぀いおは、すでに昭和幎、月日の最高裁が答えおいる。そこでは、解職制床の粟神から蚀えば、を぀けるか眷免する぀けないか眷免しないなのであり、眷免が良いか悪いかわからない人も、積極的に眷免しない意思の人も同じであっお良心の自由を制限しおいないずいうのである。たさにマルかバツかいやマルさえ曞けないずいった無謀な遞択でしかなくあたりに酷い話である。
 良心の自由から考えれば「関心がない/わからない/眷免しない/評䟡したい」ずいう違いはずおも重芁である。昚今の政治アンケヌトでさえ「賛成/反察/どちらでもない/わからない」の項目があるのが䞀般的だ。以倖を十把䞀絡げに眷免しないず刀断するのは乱暎すぎる刀断である。
 戊埌、裁刀官の良心を尊重するために「少数意芋」制床が付けられるようになったものず比べおも、囜民審査制床はデリカシヌに欠ける制床だず蚀わざるを埗ない。

※倧孊院時代の恩垫である故ホセ・ペンパルト教授の『日本囜憲法哲孊』成文堂には、法哲孊の立堎から日本囜憲法を論じた倧倉おもしろい著述がある。その䞭には、憲法に欠けおいるもの ず 憲法に必芁ないもの を䞊げおいる。この囜民審査は 必芁ないものの䞀぀ずされおいる。

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