スベリヒユは、単に「飢えをしのぐ」だけでなく、実は「現代人にとっても理想的なスーパーフード」
救荒植物としてのスベリヒユの全貌を解説します。
スベリヒユは、単に「飢えをしのぐ」だけでなく、実は「現代人にとっても理想的なスーパーフード」という顔を持っています。
最近では、コロナ感染症、コロナワクチン後遺症でスベリヒユが話題になりました。グルタチオンが含まれているからでしょう。打ってしまった知り合いの、打ってない奥さんが毎日料理して食べさせてくれると言ってました。
1. 救荒植物として最強と言える理由
驚異のサバイバル能力 スベリヒユは乾燥や暑さに極めて強く、茎がちぎれてもそこから根を出して復活するほどの生命力を持ちます。これは、葉や茎に水分をたっぷり蓄えられる多肉植物のような性質を持っているためです。干ばつで他の農作物が全滅してしまうような時でも、スベリヒユだけは青々と茂っていることが多く、まさに命をつなぐ救荒植物として重宝されました。
「干し野菜」としての優れた保存性 救荒植物は「冬などの食糧がない時期に備えられるか」も重要です。日本では特に山形県などで、スベリヒユを茹でて天日干しにしたものを「ひょう」と呼び、冬場の貴重な保存食として重宝してきました(お正月やお盆の行事食にもなっています)。
2. ただの雑草ではない!驚きの栄養価と薬効
東洋医学の万能薬「馬歯莧(ばしけん)」 イボやニキビなどの肌トラブル、痔、胃潰瘍、便秘などの体質改善に効果がある。青汁にして飲むなど、体の内側から毒素を出すデトックス効果が古くから認められてきました。
野菜界トップクラスの「オメガ3脂肪酸」 現代の栄養学で見ると、スベリヒユは植物の中では珍しく、青魚に多く含まれる「オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)」を非常に豊富に含んでいます。さらにビタミンA、C、Eや、カリウム、マグネシウムなどのミネラルもたっぷり。「体質改善に良い」とされているのは、こうした豊富な栄養素による強力な抗酸化作用や抗炎症作用が裏付けていると言えます。ヨーロッパなどで「味の良い植物」としてサラダなどで愛されているのも納得のスーパーフードです。
🍳 スベリヒユのおすすめレシピ
独特の酸味と、茹でたときの「ぬめり」を活かすのがポイントです。 ※注意点:スベリヒユにはほうれん草と同じように「シュウ酸」が含まれているため、生で大量に食べるのは避け、基本は「さっと茹でて水にさらす」下処理をしてから使います。
1. スベリヒユの定番お浸し(辛子醤油・ポン酢)
最もポピュラーで、ぬめりとシャキシャキ感を楽しめる食べ方です。
スベリヒユ(柔らかい茎と葉)をよく水洗いする。
沸騰したお湯に塩を少し入れ、サッと(30秒〜1分程度)茹でる。
冷水にとって色止めし、水気をしっかり絞る。
食べやすい長さに切り、辛子醤油、ポン酢、または記事にあるように「かつお節と醤油」「マヨネーズ」で和える。
2. スベリヒユとトマトの地中海風サラダ
ヨーロッパでよく食べられている、酸味を活かした爽やかなサラダです。
スベリヒユをサッと茹でて水にさらし、水気を切って食べやすく切る。
トマトを一口大に切る。
スベリヒユとトマトをボウルに入れ、オリーブオイル、塩、黒こしょう、少量のレモン汁(またはお酢)で和える。
ツナ缶やカッテージチーズを混ぜると、さらに美味しく栄養満点になります。
3. おすすめ!「青ジソ納豆つつみ」
粘り気と風味を活かした食欲をそそる一品です。
スベリヒユの茎をサッと茹でて、細かく叩くように刻む(オクラやモロヘイヤのように粘りが出ます)。
刻んだ梅干しと納豆を加えてよく混ぜ合わせる。
ご飯にかけたり、青ジソの葉で包んでいただく。
4. 山形県の郷土料理「ひょうの干物煮」風
救荒植物としての知恵を味わう、常備菜レシピです。(生からでも作れます)
下茹でしたスベリヒユを油揚げ、こんにゃく、ちくわなどと一緒にゴマ油でサッと炒める。
だし汁、醤油、みりん、砂糖(またはめんつゆ)を加え、水分が少なくなるまでコトコト煮詰める。
※もし生の代わりに「干したスベリヒユ」を使う場合は、一晩水で戻してから煮ると、独特の風味と歯ごたえが出て非常に美味です。
身近な足元にある植物が、実はこれほど優秀な力を持っています。もし安全な場所で見つけたら、ぜひ一度味わってみてください。
