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第17話「静かなる消失!虚無が微笑む銀河の淵」

13と14の「影」が光に還り、箱舟(アーク)には束の間の静寂が訪れていた。

甲板ではココ(No.5)が明るい声を上げ、イチカ(No.1)は仲間たちと勝利の握手を交わしている。

​だが、その平穏は、あまりにも「静か」すぎた。

​「……あれ? 変ね」

モニターを見つめていたムツミ(No.6)が、首を傾げる。

​「どうしたの、ムツミ?」

「あ、ナナ。……このデータのログ、見て。私たちの会話記録から、特定の単語だけが『欠落』してるの」

​ナナ(No.7)が画面を覗き込む。そこには、数分前までの賑やかなログが残っていた。しかし、ところどころが、虫食いのように空白になっている。

​『今日は( )が綺麗だったね』

『( )との戦い、本当に( )だった』

​「……『太陽』という文字と、『13』『14』の名前が、データから消えてるわ」

ナナの指が震える。

それは単なるシステムのバグではない。この宇宙の「記録」そのものが、何者かに消去されているような感覚。

​「うっ……あ、ああ……っ!」

突然、シホ(No.4)が胸を押さえてその場に崩れ落ちた。

​「シホ!? どうしたの!」

駆け寄るイチカ。シホの顔は青ざめ、メガネの奥の瞳は焦点が合っていない。

​「……聞こえる。……何も無い音が。……すべてを『0』に戻せって……声が……」

​シホの身体から、かつて13を受け入れた時に得た「黄金と漆黒のオーラ」が、力なく霧散していく。

13という「影」を受け入れたシホは、皮肉にも、影のさらに奥底にある【絶対的な無】に対して、誰よりも敏感になっていた。

​「シホ、しっかりして! ミミ! シホの治癒を!」

ミミ(No.33)が駆けつけ、祈りを捧げる。だが、ミミの放つ愛の光さえも、シホの身体に触れる直前で「パチン」と音を立てて消え去った。

​「嘘……私のエネルギーが、拒絶されてるんじゃない……『消されてる』の?」

​その時、箱舟の窓の外、銀河の景色に異変が起きた。

​「真理の観測者・ナナ(No.7)さえも抗えない、絶対的な『無(ゼロ)』の侵食。星々の記憶を刻んだログが次々と空白( )に書き換えられ、色鮮やかな銀河が鉛色の静寂へと飲み込まれていく。知性が絶望に塗りつぶされる、終焉の序曲。💻🌪️🌑」

​「みんな、見て……! 太陽が……!」

​ココが指差す先、銀河の生命の源であるはずの太陽が、ゆっくりと**【色彩】**を失っていた。

燃え盛るプロミネンスも、黄金の輝きも、すべてが「灰色」に塗り潰されていく。

光が届かなくなるのではない。光そのものが、この宇宙から「無かったこと」にされていくのだ。

​『――――個(ナンバー)を捨てよ。調和とは、静寂なり』

​第16話のラストで響いたあの声が、今度は箱舟のスピーカー、通信機、そして戦士たちの心臓の鼓動に同期して響き渡る。

​「……ふざけないで。私たちは、ここに生きているわ!」

イチカが叫ぶが、自分の声が、宇宙の静寂に吸い込まれて消えていくのを感じた。

​太陽が完全に灰色に染まり、最後の一筋の光が消えた瞬間。

箱舟を包んでいた黄金の輝きも消え、視界のすべてが、色のない**「鉛色の世界」**へと変貌した。

​「これが……『0』の力……」

​絶望さえも「消去」されるような、圧倒的な無音の支配。

ナンバーズたちの真の戦いは、ここから始まったのだ。

​(第18話へ続く!)

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​👇 【公式主題歌PV】『NUMBERS SOUL -星の共鳴-』

色彩を失い、灰色に染まりゆく宇宙。その静寂を打ち破るのは、数字たちの魂の叫び――。

第17話の絶望的な展開を、この曲とともに感じてください。

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