ところで「感想」と「考察」の違いってなによ? | ぽてぽたのよしなしごと #14
以前にも書いたことがあるが、私がnoteをはじめたきっかけは、人生でほぼ初めてちゃんと見たアニメ、『葬送のフリーレン』である。
深すぎて、浮かび上がってくるテーマがありすぎて、頭の中に浮かぶぐちゃぐちゃを、言葉で整理したくなったのだ。
歴史、権威構造、社会が繰り返すパラドックス、人間の強さ・弱さや相互理解……カバー範囲が広すぎて、脳の整理が追いつかなかった。
そこで、自分用にNotionでメモをまとめ始めた。
それを同じくフリーレン好きな友人に見せたところ、「こういうのをnoteで記事にしてくれたら、読みたい」と言われた。
「noteかあ。記事にするのは難しそうだな。どうしよっかなー」なんて最初はしぶったが、書き始めたら止まらなくなった。
最初の10本20本は、誰にも読まれない記事を夢中で書いた。
頭の中ではきちんとした形になっていなかったばらばらのピースを外に出して、パズルのように組み合わせていくような感覚。
こんなに楽しい遊びがあったなんて。
ナンジャコリャーである。
自分では「感想」を書いているつもりだったので、件の友人に「感想を書いたから読んでみて」とLINEでリンクを送った。
友人からは、こう返信がきた。
これは感想ではなく、考察だね。
……I beg your pardon? である。
感想と考察って、チガウンデスカ?
スミマセン、ナニガ、チガウンデスカ?
* * *
おはようございます。
ぽてぽたです。
本日は、「考えすぎクラブ」の活動です。
上記のとおり、noteを始めてからずっと気になっていたことについて、本腰を入れて考えすぎてみようと思います。
テーマは「感想と考察の違いってなによ?」です。
広げすぎるとわけわからなくなるので、何かを見たり、読んだりしたときの感想と考察に絞ってみましょう。
すでに皆さんは、このふたつの違いをパキッと理解されているかもしれません。
noteには本テーマについて、いくつも類似記事が出ているかも知れません。
でも調べちゃったらつまらないので、確認せずに、こねくり散らかしますよ。
うっすら頭にあるものを、言葉にして組み立てていくところこそが醍醐味。 aka 癖。
では、参りましょう。
私が思うに、感想には考察が含まれるし、考察にも感想が含まれると思います。
違うのは、どこへ思考が「伸びていきやすいか」だという気がしています。
※事前に書いておきますが、どちらが「良い」「悪い」の話は一切、していませんよ。
では。
「あえて特徴や違いを単純化して区別するとこんな感じ」というのを書いてみますね。
話をわかりやすくするために、感想が得意な人のことを「感想さん」、考察が得意な人のことを「考察さん」で呼び分けて、思考の違いについて考えてみます。
個人の勝手な想像をもとに、それぞれの考え方について考えてみました。
【前提】
・とあるアニメに、とても意地悪なジャイア○というキャラクターが出てきた。
・ジャイア○の意地悪は、暴力から言葉によるモラハラ、嘘、盗みまで、幅広い。
・これを見て、感想さんも考察さんも、第一印象はほとんど同じ。
・「なんて嫌なやつなんだ。プンスカ」である。
・そして次のステップで、感想さんと考察さんの思考が枝分かれするのでは?
【ジャイア○に「プンスカ」後の、思考の分岐】
感想さん:
・こんな嫌なやつがいたら、自分だったらどうするかな。ていうかこのジャイア○、私が中学生だったときのペケペケ先輩に似てるんだよな。
・ジャイア○を見るたびにイライラする。こういうキャラクター、本当に苦手。嫌悪感があるし、あまり見たくない。
・最後は改心してくれたらうれしい。
考察さん:
・悪意の描写がジャイア○に集約されている。作者は何を表現したいんだろう。
・ジャイア○を見るたびにイライラするように描かれている。そう感じさせる演出がかなり徹底している。
・最後は改心するのか、それとも最後まで悪役なのか。この作品はどちらを選ぶんだろう。
まとめるなら、こんな感じだろうか。

いかがだったでしょうか。
書いてみると当たり前のことを言っているだけのような気もしますが、違いが整理できたような気もします。
自分はどうやら、「考察さん」らしいですね。
感想文を書こうとすると、それはそれは薄っぺらい、「面白かった」「ここで泣いちゃった」という平たい言葉の羅列しか出てこない傾向があります。
ふわふわーっと思考が作品の方に引き寄せられて、「自分」からは遠ざかっていってしまうんですよね。
皆さんは、「感想さん」ですか?それとも「考察さん」ですか?
あるいは、「両方いけるさん」ですか?
先週、「妄想力と展開力の違い」について書いてみたら楽しかったので、似たような感じでやってみました。
ほんの先週の話なのに、そのあとハッピーターンさんは妄想や思考の広がりについて焚き火に例えて美しい記事を書いていたし、みちよさんはその日のうちに「妄想力の考察」を書かれたと思ったら、さらに昨日、妄想の連作を始めていました。
ハッピーターンさんにしか書けないやつ!と大興奮してしまった焚き火の記事はこちらです。こんな美しい書き方、ある?
一本目『色派(いろは)』から面白すぎる上におしゃれがすぎます。この発想ができるの、かっこいいです。
noteの世界、クリエイティブすぎないかい?
楽しすぎるんですけど。
🥔・🥔・🥔
本記事をおもしろいと思っていただけた方には、以下もオススメです。
ぽてぽたの「よしな、仕事!」じゃないですよ。「由無し事」です。
