2026年タイ旅行の振り返り 2日目前半 チャオプラヤーエクスプレスに乗ってタマサート大学に
ホテルのドアを開け、外に出た途端、目の前がかすむ。立ち眩みか。
だがすぐに視界が戻る。冷房の効いた室内から、急に外の熱気に触れたため、眼鏡が一瞬結露で曇った。
この日も暑い。
旅のハイライトの一日。
2日目 2026年4月23日(木)
チャオプラヤーエクスプレス
チャオプラヤー川は、バンコク市内を南北に縦断して流れる。古くから水運に使われ、物流の大動脈となってきた。
現在もまた、公共交通機関の一翼を担っている。
もちろん、観光客だけではなく、地元の通勤、通学者にとっての普段の交通の足でもある。
川の両岸には、Pierという、埠頭(波止場、桟橋)が散在し、その間を水上バス(チャオプラヤーエクスプレス)が結ぶ。
電車に特急、急行、各駅停車があるように、水上バスにも種類がある。掲げる旗の色によって、グリーン、オレンジ、イエローフラッグなどと区別している。停船する埠頭、通過する埠頭が異なる。
行きたい場所は、タマサート大学、14.10.1973記念碑、カオサン通り、ランブットリ通りである。これに、ショッピングモールのアイコンサイアムを加え、水上バスを使って一日、効率的に巡る。
ホテルの近くのスクンビット駅からMRTブルーラインでシーロム駅に。
降りて乗り換えのため、BTSダークグリーン線サラディーン駅に向かう。券売機でトークンを求める。

丸いトークンを予想していたのだが、ICカード風の券が出てくる。MRTシングルジャーニーカードと書いてある。トークンと同じ1回限りのカードである。
サバンタクシン駅で降りると案内に従って、サトーン埠頭に。
係員にアイコンサイアムに行くと告げると、乗り場を案内され、12バーツを要求された。無料シャトルボートと紹介する記事もあるのだが。
ティップサマイでパッタイ

アイコンサイアムに着き開店を待って店内に。バンコクには大型のショッピングモールが数多くあるがここもそのひとつ。
内部の造作を見ると大空間の扱いが上手い。吹き抜けを思い切りよく使っている。

ティップサマイという店で、オムレツ風パッタイを注文する。昼前なので他に客は少ない。麺は柔らかく、少し甘い。付け合わせのライム、ゴマ、香辛料で味付けする。

アイコンサイアムの埠頭から、今度はタチャン埠頭までイエローフラッグの水上バスに乗る。
小柄な女性がテキパキと案内し、乗り場を指示してくれる。
料金は24バーツだった。

N9は行き先のタチャン埠頭(Tha Chang Pier)

タチャンに上陸するととにかく暑い。じっとしていても汗が吹き出し、流れ落ちる。冷房の効いた土産屋に入って、ドライマンゴーとヤードムを買う。ついでに買ったアイスを店内で食べる。
ヤードムというのは、気分転換や眠気覚ましに使う「嗅ぎ薬」である。外観はスティックのりそのものだ。タイ土産の定番。
意を決して、店外に出る。
タマサート大学にて

タマサート大学まで歩く。門をくぐり学内に。ようやくたどり着いた。
1934年に設立された国立大学である。
直ぐの場所に血の水曜日事件の碑がある。事件と碑については、別に稿を起こす。
学内を歩くと、すぐにチャオプラヤー川まで行きつく。
そばに大学のシンボルである三角屋根の時計台、創立者ブルーディ・バノムヨンの像。


川沿いに学内を歩いて、学生食堂に入る。壁はなく冷房もない。だが、川風が入り込んで幾分涼しく感じられる。
ここでポークライスを注文。ご飯の上にポークと香草、トッピングのゆで卵、スープが付く。これで60バーツ(300円くらい)。とてもおいしい。

皿の縁に”Where We Learn to Love People”の文字
対面カウンターで盛り付けをしてくれた女性と会話。日本人か、と聞かれる。そうだと答えると、自分の子供も日本に行っている、と話し始める。
自分も今度日本に行きたいと思っている。あくまでもニュアンスで。そう言っているように思う。
歓迎するよ、ぜひ来てね、と言った。十分伝わっているだろう。
皿には“Where We Learn to Love People”「人々を愛することを学ぶ場所」と記されている。大学の創始者である、ブルーディ・バノムヨンが語った言葉。大学のモットーである。
大学を後にして、14.10.1973記念碑まで歩く。ここは血の日曜日事件の碑。あいにく一帯が工事中であった。


(2日目後半)の項に続く。
