金融コラム004|ONDOサミットを振り返る編④「トークン化はいかに銀行・決済を再定義するか」
クリプト業界と金融業界の融合が急速に進むいま、両者を切り分けて語ることはもはや難しくなっている。事実、クリプト業界は独立した新興分野というよりも、金融ビジネスの一部として位置づけられる段階に入りつつある。
そうした中、2026年2月に米ニューヨークで開催されたOndoSummit2026は、現在の金融とクリプトの交差点を象徴するイベントとなった。本シリーズでは、同サミットで交わされた議論を連載形式で整理していく。クリプト業界関係者はもちろん、金融ビジネスに携わる方々にとっても示唆の多い議論が展開されており、各テーマごとに順を追って取り上げていく予定だ。
第四回|How Tokenization Will Redefine Banking & Payments(トークン化はいかに銀行・決済を再定義するか)

本パネルでは、資産のトークン化が銀行業務や決済インフラをどのように変えていくのかをテーマに、グローバル金融機関およびインフラ企業のキーパーソンが議論を交わした。
議論の焦点は、トークナイゼーションの“可能性”ではなく、“制度と実装の現実”だった。2025年は本当に転換点だったのか。そして次に必要なものは何か。各氏の発言から浮かび上がったのは、「置き換え」ではなく「統合」によるスケール戦略である。
登壇者
Matthieu de Vergnes(Global Head of Institutional, Ondo Finance)
Ryan Rugg(Global Head of Digital Assets, Citi’s Treasury and Trade Solutions)
Nelli Zaltsman(Head of Platforms and Partnerships, Kinexys by JPMorgan)
Tom Zschach(Chief Innovation Officer, Swift)
Patrick Corker(Managing Director, Digital Assets, BNY)
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