【38歳パニック障害】私が読んだ、参考にした、3冊の本
パニック障害になって、4年になる。
こうして数字にすると、長いような、あっという間だったような、不思議な気持ちになる。
最初の頃は、とにかく「治したい」と思っていた。
前の自分に戻りたかった。
どこへでも行けて、何時間でも平気で、体のことなんて気にせずに過ごせていた頃に。
私の場合、「逃げられない」と感じる場所で不安が大きくなる。
パニック障害について知りたくて、本も何冊か読んだ。
読んだからといって、次の日から不安がなくなったわけではない。
魔法みたいに治ったわけでもない。
それでも、本の中に「私だけじゃなかった」と思える言葉や、「そういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間も得られた。
今日は、パニック障害と付き合って4年の私が、同じように不安を抱えている人におすすめしたい3冊を紹介したい。
⸻
①『パニック症「発作が怖い!」がなくなる本』
予期不安・広場恐怖症の治療法/境洋二郎 監修

今の私に、いちばん重なる一冊かもしれない。
この本をおすすめしたい理由は、「発作が起きること」だけではなく、その後にやってくる予期不安や、逃げられない場所への恐怖に目を向けているところだ。
この本では、そうした予期不安や広場恐怖に対して、少しずつ行動の幅を取り戻していくための考え方が紹介されている。
「できないことをなくさなきゃ」と焦っていた私には、立ち止まって考えるきっかけになった。
怖いからといって、人生のすべてを避け続けなくてもいい。
今の私にできる範囲から、行動していけばいい。
そんなふうに思わせてくれる本だった。
⸻
②『パニック症と過呼吸』
発作の恐怖・不安への対処法/稲田泰之 監修

「そもそも、私の体には何が起きているんだろう?」
そんな疑問がある人におすすめしたい一冊。
パニック発作が起きると、本当に怖い。
心臓がバクバクする。息苦しい。気持ち悪い。
頭では「パニック発作だ」と分かっていても、体がそう簡単に納得してくれるわけではない。
この本は、パニック症や過呼吸の仕組み、症状、治療、そして自分でできる対処について、イラストを使いながら分かりやすく説明している。
専門書のように難しすぎないのもいいところも読みやすかった。
「分からない」を少しずつ減らしてくれる本だった。
パニック障害について、まず基本から知りたい人
周りにパニック障害で悩んでいる人がいるから知ってあげたい
そんな方におすすめしたい。
⸻
③『もう大丈夫 パニック障害でもがんばれる!』
ほりみき 著/貝谷久宣 監修

著者自身のパニック障害の体験が、コミックエッセイとして描かれている。
突然始まった症状。
病院へ行っても異常が見つからない不安。
「私はいったいどうなってしまったんだろう」という恐怖。
そして、パニック障害と分かってからの日常。
パニック障害の本を読んでいて、一番救われるのは、専門的な知識だけではないと思う。
「この人も同じように怖かったんだ」
「同じことで困っていたんだ」
「私だけじゃないんだ」
そう思えることだったりする。
私は、パニック障害になってから「普通にできること」が少しずつ減っていく感覚があった。
前は何も考えずにできたことなのに。
どうして私はできなくなったんだろう。
この本は、そんな時に読むと少し肩の力が抜ける。
パニック障害になっても、人生は終わらない。
不安があっても働ける。
不安があっても笑える。
不安があっても、また新しい日常を作っていける。
今の自分なりに、生きていけばいい。
そんな気持ちになれる一冊だった。
⸻
本を読んでも、不安はなくならなかった
正直に言うと。
4年間、パニック障害について調べて、本を読んで、それでも私は今も不安になる。
本を3冊読んだからといって、突然、何でもできる人にはならなかった。
でも。
「なぜ私は不安になるのか」を少し知ることができた。
これが、私には大きかった。
私は弱いから怖いんじゃない。
気合いが足りないから逃げたくなるんじゃない。
パニック障害になって4年。
以前より少し自分に優しくなれた気がする。
まだ「もう治りました」とは言えない。
不安が来ても、
「あ、また来たな」と思える日がある。
以前の自分に戻ることだけが、回復ではないのかもしれない。
不安を抱えたままでも。
少しずつ行ける場所を増やして。
少しずつ自分の世界を取り戻して。
「今の私でも、ここまでできる」と思える日を増やしていく。
同じようにパニック障害と付き合っている誰かがいたら。
焦らなくていい、と伝えたい。
私も、まだ途中だから。
一緒に、途中を生きていこう!
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくれてありがとうございます。
同じように悩む誰かの小さな支えになりますように。
もし少しでも心に残ったら、応援してもらえたら嬉しいです。