嫁と友人
気が付けば学生時代の友人と
めっきり
いや
「まったく」会わなくなった。
元々私は友人が多い方ではないけど
それにしたってこれは
ちょっと異常事態なのではないか。
ときに語らい
ときにパチンコ
ときにスポーツで
私は気心の知れた友人との交流を
何よりも楽しみにしていたというのに
まったく会わなくなってしまった。
そういえばパチンコも十年くらいやってない。
あれは友人と一緒にやるから楽しかったのか。
まあ、とはいえ
わかる。
友人がひとたび結婚すると
どうしても誘いづらくなってしまうことは。
(うーん、奥さんに悪いしなぁ)
(うーん、子ども小さいしなぁ)
(うーん、疲れているかもなぁ)
結婚するということは
パートナーと生活を共にすること。
独身時代のようにおいそれとハメを外せない。
わかるよ。わかる。
私も結婚してものすごく実感した。
(うーむ友人と交流する時間なんて
年に1~2回くらいしか作れないぞ)
そうなのである。
結婚すると本当に
自分で自由に遊べなくなるのである。
もちろん中には
パートナーに断りを入れて
友人と遊びまくる人もいるだろうけど
私にはできない。無理だ。
なぜかというと
私の「一緒に居たい人ランキング」が
大幅に変わってしまっているからであり
圧倒的一位に君臨するのは他でもない
マイ・ワイフなのだから。
ここで嫁自慢に移るけど
苦手な人は読み飛ばしてください。
私の嫁は本当に、嘘偽りなく
出会った時からおもしれ―女で
それは結婚生活を共に過ごしている今も
全く変わらない。
いっつも面白い。
なんだこの女は。
心の扉ってあるじゃない。
普段は鍵かけておいて
他の人に見られないようにしとくやつ。
自分の本心というか、性癖というか
そういうナイーブなやつしまっておく扉。
それが嫁はいっつもフルオープン。
いやもちろん、本当に見せたくないものは
別に鍵かけてあるんだろうけど
それにしてもフルオープンぶりがすごい。
詳しくは書けないけど
モラルとか尊厳とか品性とか
そういったものナシで絡んでくる嫁は
見ていて非常に面白い。
ウザいときもあるけど基本面白い。
こういう人間の側面って
「友人」の関係では見れない所だから
なんかすごいなぁって感心してしまう。
とっくにはみ出してるんだよね。
「友人」で味わえる枠を。
まあ
こんな感じで
ウチの嫁といるといつも興味深いので
一緒に出掛けたり
一緒に食事したり
一緒にだらけるのがサイコーなわけ。
だからまぁ
別に
昔の友人と積極的に交流をしようとか
全く思わなくなっている。
年賀状も全部すっぱり辞めたし
ケータイの機種変更の際に
連絡先も全部消したし
たまーに友人から電話がかかってくるけど
別に登録とかしないし
それで切れてしまったのなら
それはそれでしょうがないし
友人っつーのは
アドレス帳に乗っているから友人?
ちがうよね
たとえ十年以上会ってなくても
偶然再会したときに
ぱっと昔の空気を出せる人が
友人なんじゃないのかな
なんてことを思ってる私です。
(だから友人が少ない)
