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aide_tsumugu
汁物に思ふ
嫁様は料理を作ることで
ストレスを解消するという。
大量に作るのが良いのだそうだ。
先日も「汁物が作りたい」というやいなや
家にある最大サイズの鍋を引っ張り出して
大量の野菜・肉・キノコ類を投入し始めた。
ざっと見た感じ10人分はあるぞ…
一切の躊躇なく最速最短で鍋が完成。
私はその光景を目の当たりにして
(このひとは失敗するかもという気持ちを持っていないのだろうか…)
といった気持ちが湧き上がってきた。
と、いうのも
私は大量に作る汁物に昔から
あまりいい思い出がないのである。
地域の集まりで振る舞われる鍋や
法事などで集う親戚が作る料理
昔職場で(なぜか)頂いたカレーなど
食べれるけど進んで食べたくない味
のものに良く当たっていたから。
いやわかる。わかるよ。
不特定多数の人に作る料理というのは
「無難さ」が何よりも大事なのだから。
一部の人が熱狂する90点よりも
だれも残さない65点。
無難オブ無難こそが王道なのだと。
「できたよ。食べてみて」
鍋の味がギュっと染み渡るために
一晩寝かせたけんちん汁(仮)を
早速食べてみた。ずず…もにゅ
あー
ーーー
ーーーーー
うまいなぁ!
嫁様の作る料理は全部好きだけど
汁物の美味さは群を抜いてやばい。
外食のような瞬間的な強い味ではない。
じんわり、しみじみ、ほっこり美味い。
こりゃあ「誰も残さない65点」どころか
全員が80点以上を付けるやつだ。
なんでこんなのを作れるのだろう。
私はあっちゅうまに
三人分くらい食べてしまった。
もちろん他のおかずとご飯と共にである。
うーむ今日もドンドコ走らねばならぬ。
やはりあれだろうか。
プロゲーマーが確定コンボ4割を
当たり前のようにこなすように
料理が上手い人というのも
サクッと絶品料理を作るのが
爽快で気持ち良いルーティンなのか。
まあ美味しければなんでもいっか。
