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聞き取れないと会話にならない。スピーキングより先にきたえるべき力とは

英会話ができるようになりたいと思ったとき、スピーキングの練習から始める方が多いと思います。でも、英語の4技能の中で英会話に最も欠かせない力は、本当にスピーキング力なのでしょうか?


先日、SNSのショート動画で気になるコメントを見かけました。日本に住む外国人の方の感想です。

「日本人とは、いつも同じ会話にしかならない。どこから来たの?どれくらい住んでるの?仕事は何をしてるの?みんな似たような質問をしてくる。でも答えても笑顔が返ってくるだけで、次にまた別の質問が来る。会話が深まらない。」

これを読んで「日本人側は質問をしたものの、相手の返答が聞き取れていないのではないか」と思ったのです。

質問ができても、答えが聞き取れなければ会話は続きません。聞き取れないから反応できず、また別の質問をするしかなくなる。笑顔でごまかしながら、同じパターンを繰り返してしまう。あのコメントの正体は、スピーキングの問題ではなく、リスニングの問題だったのだと思います。

リスニング力を鍛えるのにも、多読がおすすめ

私は英語多読を、多聴とあわせて行うことをおすすめしています。簡単な絵本を音声とともに読むことで、音と文字が自然とつながっていきます。そうすると「読めるけど聞き取れない」ということがなくなり、「読める文は聞き取れる」ようになります。リスニング力が上がると、相手の言っていることが分かり、会話がリズムよく進むようになりますよ。

私自身の経験では、多読多聴を続けるうちにネイティブの発音に耳が慣れて、正確に聞き取れる音が増えていきました。そうなると今度は、自分が出している音との違いが気になり始めて、リスニング力に続いて発音も少しずつ改善されていきました。

今は音声とスクリプトがセットになった教材、オーディオブック、音声つきで読書ができる多読アプリなど、使いやすいツールが豊富にそろっています。多読を始めるときはぜひ音声と一緒に読んで、多読の効果を最大限に受け取ってほしいと思っています。


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