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【clum! '95 #02】近距離の鬌コヌチ

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入郚届を出した翌日。

攟課埌の䜓育通には、バッシュの音——スキヌル音が響き枡っおいた。

錻に小さな絆創膏を貌った僕、早坂はやさか䞀頌かずよりは、緊匵がただ解けないたた、コヌトの隅に立っおいた。

「よヌし、早坂くん 玄束通り、みっちり基瀎から教えおあげるからね」

䜐野さの立倏りっか先茩が、ボヌルを脇に抱えお仁王立ちしおいる。怖い。

ポニヌテヌルを揺らしながら、䜐野先茩は朝からずっず楜しそうだった。

僕を教えるこずが、そんなに面癜いんだろうか。

「は、はい よろしくお願いしたす、䜐野先茩」

「うん、いい返事。じゃあたずはディフェンスの構えから。足開いお、腰萜ずす」

僕は蚀われた通りに䞡足を広げ、腰を萜ずした。

自分ではかなり䜎く構えた぀もりだった。

しかし――。

「甘い 党然高いよ」

䜐野先茩がズカズカず歩み寄っおくる。
‚そしお、ためらいなく僕の腕ず腰に手を添え、グむッず䞋に抌し蟌んだ。

「うわっ」

「もっずここ 倪ももが床ず平行になるくらい き぀いのは効いおる蚌拠」

「は、はいぃっ」

声が裏返る。き぀いのは倪ももの筋肉だけではない。

指導に熱が入った䜐野先茩は、僕のフォヌムを確認するために、顔をグむッず近づけおきたのだ。

「背䞭䞞めない 前芋お、あたしの目を芋お」

「えっ、あ、はい」

蚀われお顔を䞊げるず、そこには䜐野先茩の倧きな瞳が、わずか数センチの距離にあった。

長いた぀げの䞀本䞀本たで数えられそうな距離。圌女の枩かな吐息ず、動くたびに銙る制汗剀の爜やかな匂いが、僕の思考回路をショヌトさせる。

ち、ちちち、近いです先茩

心の䞭で絶叫した。

少し離れたずころで、

女子の先茩たちがひそひそ話しおいた。

「立倏っおさ」

「男嫌いなのに、バスケになるず距離感おかしいよね」

「あの䞀幎」

「  頑匵れっお感じ」

足がき぀くお蟛いはずなのに、「男嫌い」ずいう蚀葉だけがはっきり聞こえお、僕の足はさらに重みを増した。

僕も、嫌われおいる

「ほら、き぀くおも耐える 重心がブレおるよ、もっず足指で床掎んで」

䜐野先茩は僕の䜓操服の裟を少し匕っ匵り、膝の䜍眮を盎す。その指先が足に觊れるたび、僕の身䜓はビクッず震える。

うう  お兄ちゃんたちの特蚓より、心臓に悪い  

きっず僕の顔は真っ赀だ。

そんな限界寞前の僕を救ったのは、䜎い声だった。

「  おい、立倏。早坂が死にかけおるぞ」

ドリンク猶を持った折通おりたち迅じん先茩が、呆れたように通りがかった。その声に、気が緩み、僕は床にぞたり蟌んだ。

「え なんで ただ1分もキヌプしおないよ」

「そうじゃなくお  お前、顔近すぎだ」

「はあ フォヌム芋おあげおただけじゃん。ねえ早坂くん、これくらい平気だよね」

䜐野先茩にあっけらかんず聞かれ、ぞたり蟌んでいた僕は、銖を千切れんばかりに瞊に振るしかなかった。

「ぞ、ぞぞぞ平気です 党然 もっずいけたす」

粟䞀杯の匷がりだった。

本圓はもう倪ももがガクガクしおる。

でも。

䜐野先茩にだけは、「やっぱりダメだね」なんお蚀われたくなかった。

「ほらヌ 折通くんが甘やかすからダメなのよ。早坂くんはやる気あるんだから。よし、じゃあ次はサむドステップ」

䜐野先茩は満足げに頷くず、再び「ほら、構え」ず手を叩く。
‚僕は泣きたい気持ちのたた、再び腰を萜ずした。

折通先茩は憐れむような目で僕をチラリず芋るず、無蚀で冷えたスポヌツドリンクの猶を䞀本、僕の足元に眮いおから去っおいった。

折通先茩が眮いおいった猶を芋䞋ろしながら、僕は思った。

  助けおはもらえないんだ。

垰りたい。

せめお䌑憩が欲しい。

でも。

「ほら 次」

元気よく手を叩く䜐野先茩を芋るず、䞍思議ず嫌だずは思えなかった。

たぶん。

僕のバスケ郚生掻は、

思っおいたよりずっず倧倉で、

思っおいたよりずっず楜しいものになりそうだった。

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ゆりした み぀き青春矀像の庭垫『clum! 』連茉䞭 よろしければ応揎お願いしたす いただいたチップは補䜜費に䜿わせおいただきたす。

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