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〔350〕「大兄」と「中央銀行」の関係⑧ 中華共産帝国の頽落と人民元の崩壊(続)9/21朝重要加筆につき請再読

〔350〕「大兄」と「中央銀行」の関係⑧ 中華共産帝国の頽落と人民元の崩壊(続き)
 
 「ソ連邦の崩壊」という世界史的大事件が起こった平成三(1991)年の日本の総理大臣は海部俊樹とその跡を継いだ宮沢喜一です。
 海部内閣で思い出すのは、前年八月のイラクのクウェート侵攻から始まった「湾岸戦争」に際して結成された多国籍軍に加わらなかった日本が、その後多国籍軍へ送った多額の支援金の大半が、多国籍軍へ渡らずアメリカに渡った、とされることです。
 日本ではアマコスト駐日米大使を通じてアメリカに渡った、とされたいるこの資金が、実はスイス銀行に預金され、あるいは秘密裏に中国に預託、という異常な処理がなされたのと噂が立ち、これに関して後日石原慎太郎と野中広務が関連発言をしています。
 真相はアマコストが自民党幹事長小沢一郎に持ちかけた、自由民主党の分裂と小沢新進党実現のために大蔵省が謀った資金洗浄で、財源は中央競馬会の第二納付金を宛てたのです。大蔵省こそWWⅡ後の日本のDSですから、保守分裂のような政界の大事件には必ず関与しているのです。小沢一郎の新進党は平成六(1994)年に発足します。

 この年、「ソ連邦の崩壊」に匹敵する世界的大事件が起こっていたことに気が付いた人士は今も多い、のです。
 言うまでもなく、〔349〕で述べた元首相竹下登による「天の逆手」すなわち「共産中国担ぎ上げ作戦」の始動ですが、その概容についてはすでに述べたところですから、ここでは割愛します。
 ここで忘れてならないのは、副前年(1990)九月に総理金丸信と社会党副委員長田邉誠が共同代表となって「金丸訪朝団」を結成し、北朝鮮を訪問した事です。これ実は「國體黄金」に関係した訪朝なのですが、あまりにも重要なことなので別記します。
 さて、この年の中華人民共和国(共産中国)の名目GDP(米ドル換算〕は、日本が3兆6480億ドル、中国は4160億ドルです。

 つまり、当時の共産中国のGDPは日本の12%で八分の一もなかったのですが、十年後の平成十三(2001)年には日本の4兆3747億ドルに対し、中国が1兆3514億ドルで、日本の30%にまで漕ぎつきました。
 さらに九年後の平成二十二(2010)年には日本の5兆759億ドルを追い越して中国が6兆1390億ドルになりました。
 右の19年間に1・58倍にしかならなかった日本に対して中国はなんと14・8倍になったのですが、これを支えたというか引っ張ったのが日本だったのです。
 WWⅡ後、半世紀にわたり間接占領を継続するアメリカに対し、万年依存状態に陥った日本がこの状況から脱却するには、自分単独では無理です。
 そもそも政治・経済・安全保障ことごとく彼我癒着してしまった現状で、単独行動を起せば、アメリカに対する“謀反”という形になってしまいます。
 これを避けながら対米癒着から脱却するために、共産中国を利用することを考えたのは誰か? これが問題です。
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