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「店を持つことの重さを、なめてました。」

前回、18歳で家族経営のコンビニに就職して、手取り15万を疑いもしなかった話を書きました。「その話はまた次回」と予告してた続きです。22歳、2店舗目をオープンしたときの話です。

3年くらい1店舗目で働いて、社会の物差しなんて一つも持たないまま、僕は22歳で2店舗目を任されることになりました。オープンしたては当然人も足りないし、仕組みも何もできてないしで、ほとんどの業務を自分一人でやることになりました。発注も、シフトを組むのも、レジを締めるのも、採用の面接をするのも、クレームの電話を受けるのも、だいたい自分です。

今振り返ると、笑えるくらい何もわかってなかったです。

一番きつかったのは、若いというだけでなめられることでした。取引先の担当者にも、応募してきたバイトの子にも、「この若さで店を任されてるんだ」という空気を感じることが結構あって、それが地味に効きました。年上のスタッフに指示を出すのも、最初はうまく言葉が出なかったです。家族経営だから店主の息子という肩書きはあっても、現場で信頼されるのはまた別の話でした。

生活は正直かなり苦しかったです。人が急に休むと代打は自分しかいなくて、休みのつもりだった日にそのまま店に戻ることも多かったです。開店前と閉店後、両方の時間に店にいる日もざらでした。友達と会う約束をしても、土壇場で欠員が出て断ることが続いて、そのうち誘われることも減っていきました。

それこそ体調を崩した時期もありました。それでも代わりがいないので、休むという選択肢自体が最初から頭になかったです。今考えるとどうかしてますが、当時は「店を回すこと」以外の優先順位が本当になかったです。

このしんどさの中で、初めて親の凄さを確認できました。1店舗目の時、親がどれだけのことを一人で抱えてやっていたのか、正直働くまで全然わかってなかったです。発注も人繰りもクレーム対応も、当たり前みたいな顔でやってましたが、あれは当たり前じゃなかったんだと、自分が同じ立場になって初めて気づきました。店を持つことの重さを、僕は完全になめてました。

今、僕は雇う側になって、当時の自分くらいの年齢のスタッフを見ることがあります。若いからという理由でなめてかかる人には、昔の自分を重ねて少し複雑な気持ちになります。実際、年齢と実力は別物です。ただそれを証明するには、結局時間と結果を積み上げるしかなくて、近道はないんだと思います。

まとめると、22歳で任された2店舗目は、しんどさと引き換えに親のすごさを初めて理解できた時期でした。ただこの頃の僕は、このしんどさをうまく消化できず、後にある選択をしてしまいます。その話はまた次回書こうと思います。

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