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「また今度ね」と言ったままの約束—検診の帰り、早めのランチでふと思い出したこと



だいたいいつもお昼ご飯は遅めが基本だけど、
この日は早めだった。



珍しく早めだったのは朝から検診だったから。


細かい項目まで全身クマなく、
というわけではないけれど、
自分基準でこれは毎年しておこう、
と思っていることを毎年。



きっかけは10数年前に腸炎を患ったこと。


思えばあれは引っ越しをした後、
新しい環境に急いでなじもうと
自分をせき立てるように
あれもこれも始めたからだったんだと今はわかる。



何を焦っていたんだろうかと思うけれど、
あのときはなんだか必死だった。



今年もひととおり終わったから、
これで終わり、のはずだった。



けれど、先生からのお誘いを
気づけば私はお受けしていた。



そんな大層な検査でも何でもないけれど。
こういう日だからか、ふと思い出した。
また今度ご飯行こうねと言って別れた父と
その後もうご飯に行くことはなかった。



私はどこかで、
いつ何が起こるかわからない
ということを意識するようになったのかも知れない。



そう言いながら、
あれもこれもそのままになっていることも多くて。



気にはなっていても
手が回らなかったり。
そう、自分が後回しにしているのだ。
完璧とはほど遠くて
なるほどこういうことだったのか、と思う。



何もわからなかった頃、
私は親に生意気な口を聞いていた。
あのときは随分青かったんだなと
ようやく気づいたのかも知れない。



ほなまたね。



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