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あの高校生が、先生になって帰ってきた|縄文杉で10時間

どーも、ちげです。

今日は、僕が縄文杉を歩いたときの話をします。

なんでそんな話を、と思われるかもしれません。

でも、あの日のことが、いまの僕の活動の原動力になっているんですよね。

教員だった頃に、ある高校生と縄文杉まで歩いた。その話です。

往復10時間を、3人で歩いた

僕は屋久島に住んでいますが、縄文杉をめちゃくちゃ歩いているわけではありません。

仕事で行くことはあります。そのときも、仕事でした。

あるイベントがあって、高校生たちと縄文杉を歩く時間があったんですよね。

往復で10時間以上かかります。

その道中を、3人で歩きました。僕と、女子高生2人です。

歩きながら、ずっと話していた

道中は、ずっと対話をしていました。

将来の話。いま不安に思っていること。うまく言葉になっていない話。

一人の子は不登校を経験していました。もう一人の子は、親との関係のことで悩んでいました。

でも、屋久島の自然に触れたり、初めて出会う人たちと過ごすうちに、だんだん殻が破れていくんですよね。


僕も話しました。

なぜ教員をやっているのか。なんでいま、ここでこんな活動をしているのか。

そういう話をする時間もあれば、歩くのに疲れて、喋るのにも疲れて、無言で歩く時間もありました。

そういう時間も含めて、10時間です。

「私、先生になることに決めました」

十何時間の縄文杉登山が終わったあと。

屋久島から出る間際に、その子が言ったんですよね。

決めました。私、先生になることに決めました、と。

僕はそのとき、何と返したかまでは覚えていません。ただ、その言葉だけははっきり残っています。

そして、今年の4月に

やがて高校を卒業して、その子は教員を志して大学へ進みました。

20歳の成人式のタイミングで、屋久島に来てくれたんですよね。

いま大学でこんなことをしているよ。教員を目指して進んでいるよ。

そう言ってくれました。

そして大学を卒業したあと、僕がかつて勤めていた屋久島の通信制の高校に赴任してきたんです。

それが、今年の4月です。


あの日、隣を歩いていた高校生が、先生になって同じ場所に帰ってきた。

こういうことが、実際に起きるんですよね。

屋久島には、人生を変える力がある

こういう体験があって、思うことがあります。

屋久島にはやっぱり、人の人生を変えるような力がある。人生の選択や決断をするような体験がある。

それは決して、ただ都会で生活しているだけでは得られないような体験なんじゃないかなと思っています。

しかも、デジタルとかAIとかSNSとかでやるんじゃなくて、もう超アナログでリアルな実体験なんですよね。

僕は普段、AIの話もよくしています。効率化の話も好きです。

でも、人が本当に変わる瞬間は、そっちにはなかった。10時間歩いて、疲れて、黙って、また話す。そういう時間の中にありました。

だから、いまこの仕事をしている

本物の自然に触れて、自分と見つめ合って、自分に自信をつけて、勇気を出して決断をして、自分の人生を切り開いていく。

そういう人を、何人も見てきました。

だから僕もいま、こういう活動をしているんだと思います。

屋久島で企業研修をしたり、リトリートをしたり。人と組織の可能性を引き出して、自分らしく生きることを後押しする仕事です。

そしていま、「教員のためのクリエイティブ合宿 in 屋久島」というのを企画しています。

これは、子どもだけじゃなくて大人が変わることで、その先の子どもたちに良い影響が広がると思っているからなんですよね。

口に出したら、仲間が現れた

数日前に、仮の企画をポンと出したんです。こんなことをやりたいんですよね、と。

そうしたら、反応がありました。

うちのプロジェクトとつながれるかもしれない。参加してくれそうな人を紹介させてください。ちょっと話を聞かせてください、興味あります。

そう言ってくれた人が、何人もいたんですよね。

全国で子どもの居場所を作る活動をしている方。金融教育をしている方。教育用のボードゲームを開発している方とも、話すことになりました。

みんな、僕と同じように「大人が変わることの意味」を信じている人たちなんです。

言い出すのが、怖かった

正直に書くと、言い出すのが怖かったんですよね。

こんな企画、誰も興味ないかもしれない。来てくれないかもしれない。

一人でいるときは、そう思っていました。

でも、言葉にしないと、発信しないと、誰にも届かないし、つながりようがないんですよね。

口に出してみて良かったな、と思っています。

中身自体はまだ固まっていません。これから練っていきます。

それでも、一人だったらできなかったことができそうになっているし、見えていなかった景色が見えている感覚があります。

何人かとオンラインで話してみて、みんな思いは一緒なんだなと感じました。何かやりたい、変えたい、と思ってくれている。

あの日の10時間から、まだ続いているんだと思います。

フォローやスキ、コメントもらえるとめっちゃ嬉しいです!一緒に成長していける場所に、このnoteがなれば最高です。

今日はここまで!
また次回、お会いしましょう〜!


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