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【選挙ウォッチャー】 週刊元彦問題(#32・前編)。

 今週は、お伝えしなければならない斎藤元彦関連のニュースがたくさんあるので、「前編」「後編」に分けてお届けすることになりました。それなら「#32」「#33」にすればいいんじゃないのかと思うかもしれませんが、この数字は僕が斎藤元彦記者会見に出席した数を表しているので、あえて「前編」「後編」に分けてお届けすることになりました。




■ ビクターエンタテインメント前での抗議

 7月14日午後6時頃から、渋谷のビクターエンタテインメントの本社前で、アーティストの柴田淳さんに対するビクターエンタテインメントの対応をめぐり、抗議デモが行われました。
 この抗議デモは、シンガーソングライターの柴田淳さんが、一市民として兵庫県庁前で行われた「歩道橋プロテスト」に参加。兵庫県の公益通報者保護法違反をはじめ、一連の混乱を生み出し、民主主義の約束事を平然と破ってしまう為政者に対し、抗議をしました。
 ところが、こうした抗議活動に対し、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」のN国信者をはじめ、「下翼」たちが、嫌がらせを目的としてビクターに電凸攻撃を開始し、さらに、大量のクレームメールを送り付けました。
 こうした「下翼」たちの攻撃に屈する形で、ビクターエンタテインメントは、自分の所属アーティストに対し、表に見える形で「抗議文」なるものを掲載。自分の会社の所属アーティストなんですから、本人に直接「そういうのはやめてね」と直接言えばいいだけだろうに、あえて身内に「抗議文」を公開したのは、「下翼」の意見だけを一方的に聞いて、肝心の「所属アーティスト」の意見をまったく聞かないまま、事を収めるために「抗議文」を公開し、自分たちでアーティストのブランド価値を下げ、まるで悪者のようにしてしまい、人を死に至らしめた実績のある反社会的カルト集団のネット攻撃に「加担してしまった」ということが非常に罪深いと考えています。

ビクターエンタテインメントは、渋谷の超一等地にある綺麗なオフィスビルの最上階にある

 ぶっちゃけた話、ビクターエンタテインメントがどれだけクソ会社だろうと、結局、民間企業がやっていることなので、これでビクターエンタテインメントの売上が下がろうと、関係ないっちゃ関係ありません。べつに「売上が下がったら可哀想だから抗議してあげよう」という気持ちでやっているわけでもありません。ただクソにはクソと言うことが大切だから、どうせ会社の目の前で抗議をしたところで1ミリも効かないでしょうけど、それでもクソにはクソと言うのです。これは柴田淳さんのためというよりも、日本の全アーティストのための行動と言っても過言ではありません。
 きょうび、先進国で「アーティストは政治的な批判をするな!」と言ってしまうレコード会社も珍しいです。どんな人にだって政治的な批判をする権利があるし、柴田淳さんがトラメガで述べたことを「個人に対する誹謗中傷である」と結論づけてしまうビクターエンタテインメントは、いかにも日本らしい会社であると言わざるを得ません。

今回の抗議デモで一番言いたいことは、このプラカードに集約されている

 柴田淳さんの抗議の相手は、個人ではなく、国民や県民の命を脅かしている為政者です。ましてや、「違法」な手続きとパワハラによって、職員の命を奪った人間です。だから、「人殺し!」と批判されているわけで、今度はそう批判した人間を刑事告訴するほど腐っているのです。
 本来は、こうしたファシズムに、表現者であるアーティストこそ敏感に反応しなければならないし、アーティストこそがどんどんメッセージを発信するべきです。ところが、海外の国々と比べても、日本のアーティストたちはだんまりを決め込んでいます。どうしてそんなことになってしまうのかと言ったら、日本の最大手の一つとも言えるようなレコード会社が、所属アーティストに対し、この仕打ちだからです。まさに「日本の失われた30年」を生み出したのは、こうした表現者への抑制もあったのではないでしょうか。日本は「先進国」を名乗るのが恥ずかしいレベルの国なのです。

ビクターエンタテインメントは最上階に位置するため、声が届いているとは思えない

 残念ながら、今回の抗議がビクターエンタテインメントに届いているとは思えません。なにしろ、このビルから出てくるのは、ヘラヘラしながら抗議者を隠し撮りするキモいオッサンぐらいなもので、そのオッサンも、べつにビクターエンタテインメントの人ではなさそうです。いわゆる冷笑する者しかいないのです。
 しかし、これが日本の現実だろうと思います。渋谷の一等地で働く人たちは、為政者と対立したところで何も良いことがないので、とにかく迎合することしか考えていません。為政者たちの顔色を窺いながら、「空気を読んでおきましたんで!」という人たちしかいないからです。それが日本でうまく生きるための道であり、アメリカはもっと露骨でしょうし、中国は強制的にそのような人間しかいません。だから、人々の暮らしはどんどん大変になっているのですが・・・。


■ 斎藤元彦を支持する者たちの妨害活動

こうした小規模な抗議活動にもカウンターするためにやってきた「杖婆」

 普段は、兵庫県庁前でよく見る「杖婆」ですが、実は、ちっとも兵庫県民ではありません。毎週、高田馬場から新幹線に乗って、わざわざホテルに宿泊し、斎藤元彦を応援するための活動をしている婆さんです。ですから、神戸に行くよりも渋谷に行った方が圧倒的に近いということで、この日は、ビクターエンタテインメントで行われた抗議デモを妨害するため、スマホで撮影しながらヘラヘラして登場しました。
 今回のビクターエンタテインメント前での抗議には、兵庫から参加した人もたくさんいたのですが、関東から参加した人も多く、「杖婆」を初めて見る人も多かったことから「杖婆」に向かって、「帰れ、ババァ!」みたいになっている人もいたのですが、「杖婆」はそのままにしておくのが一番良いので、特に罵声を浴びせる必要もないのです。

まるでビクターが八百長の報告書を作ったかのような雰囲気になっている

 無能とは、良かれと思ってやったことが裏目に出て、むしろ何もしなかった方がマシな結果になってしまう人間のことです。まさに斎藤元彦が無能の極みなのですが、斎藤元彦の支持者たちももれなく無能なので、「杖婆」は抗議の妨害行為をすることで、よりビクターにダメージを与える結果になっています。
 抗議デモに参加している皆さんは、「表現の自由を守れ」とか「声明文を撤回しろ」とか言っているわけですが、そこに来て「杖婆」「八百長報告書撤回!」というプラカードを持って立っていました。「杖婆」の中では兵庫県の話をしているつもりなのですが、誰も「杖婆」がどんな人なのかを知らないので、まるでビクターエンタテインメントが八百長の報告書を出したかのような雰囲気になっています。めちゃくちゃトンチンカンなことを言っているのですが、抗議デモの聴衆に紛れ込んで、本当は抗議デモをしている人に対してやっているのですが、そんな事情は誰も知らないので、どこからどう見てもビクターエンタテインメントに対する抗議にしか見えません。そうなってしまうと、ビクターエンタテインメントは、とんでもない八百長をやらかしている感じがします。隣で「ビクターは、八百長の報告書を撤回しろ!」と言ってやれば、さらに「杖婆」の攻撃力は増すことでしょう。

よくわからないけど、ビクターエンタテインメントは、すげぇことをやらかしている感じがある

 これが「杖婆」の破壊力です。
 人一倍大きなプラカードを持ってきて、ビクターエンタテインメントに抗議する人たちの中に凸をして、「斎藤元彦頑張れ」をしているのですが、事情を知らない人が見たら、まるでビクターエンタテインメントが捏造告発をしている感じが出ています。しかも、重大犯罪で懲役10年です。
 なんだかよくわからないけど、とにかくビクターエンタテインメントがとんでもない「やらかし」をしている感じが出て、まったく別角度から、とんでもない悪徳企業みたいな雰囲気を出してきます。ビクターエンタテインメントがやったことは捏造告発ではありませんが、アホのN国信者たちからの攻撃に屈し、アホアホ声明文を発表しているので、担当者は懲役10年で良いでしょう。なんだかよくわからないけど、重大犯罪です。

抗議デモのカウンターに、もう一人、通称「元彦マダム」と呼ばれる女性が現れた

 抗議デモの妨害活動をしたのは「杖婆」だけではありませんでした。
 もう一人、通称「元彦マダム」と呼ばれるオバサンが現れたのですが、彼女は「千葉県」から来ました。「杖婆」もそうですが、兵庫県に住んでいるわけでもないのに、わざわざビクターエンタテインメント前の小規模な抗議デモにも現れてしまうのですから、なかなかの行動力だと思います。
 しかし、「暴言」「暴」という字を書けないことからして、この界隈の人たちの「知性」が表れています。ちなみに、「暴」という漢字は、小学5年生で習います。
 今回、この「元彦マダム」から、じっくり話を聞くことができ、その生態に迫ることができました。まず、基本的な思想は「マスコミは印象操作をするために嘘ばかり流している」というものです。立花孝志の言っていることが正しいとは限らないけど、立花孝志は情報が間違っていたら訂正するから間違った情報は流していないと考えていました。

 この本でも言及しているのですが、実は、斎藤元彦を支持している者たちは、斎藤元彦の実績を具体的に語ることができません。何か一つでも県民のために、こんな素晴らしい改革をしたという話を提示してみてほしいと言っても、まったく出すことができません。このマダムも「具体的には知らないけど、とにかく真面目に取り組んでいる」という曖昧な話をしていました。
 そして、斎藤元彦が素晴らしいと考えるに至った情報源を聞くと、最も影響を受けているのは「ねこたまのニュースCH」だといい、僕は知らなかったのですが、チャンネル登録者数が1万4500人ほど、1本あたりの動画再生数は4000回ぐらいの、完全なる「下翼YouTuber」でした。「香椎なつは見ているか?」を聞いてみたところ、「見ている」「面白い」ということでした。
 今回、兵庫県が328億円の借金を先送りしていたことが発覚し、「起債許可団体」から「早期健全化団体」に降格する可能性が浮上。都道府県でここまで財政が悪化するのは、兵庫県が初めてとなりますが、彼らに言わせれば井戸前知事が悪いのであって、5年も放置していた斎藤元彦は何も悪くないそうです。とにかく斎藤元彦は無条件に「一生懸命頑張っている」と受け止められ、少しでも斎藤元彦が無能かもしれないと考える人はいません。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

野間易通さんから「抗議している人に『しばき隊』はいない」と説明される「杖婆」

 N国信者や元彦信者たちは、兵庫県庁前で斎藤元彦に抗議をしている人たちのことを、本気で「しばき隊」だと思っています。もちろん、「杖婆」も抗議している人を「しばき隊」だと思っているのですが、今日、「杖婆」に野間易通さんが直々に「ここで抗議している人に『しばき隊』はいない」と説明していました。
 これがどれほど説得力のある話なのか、おそらく「杖婆」はまったく理解できていないと思います。アホのネトウヨや「下翼」たちが、斎藤元彦に抗議をする人たちを「しばき隊」と呼び、まるで極左暴力集団であるかのような印象操作をしているわけですが、本物の「しばき隊」が直々に「この人たちは全然『しばき隊』じゃない」と言っているのです。普通はそこで「それなら『しばき隊』じゃないか!」になるわけですが、この界隈の人たちはガチでアホなので、「それはあなたがそう思っているだけでしょ。この人たちは『しばき隊』です!」になります。
 要するに、この人たちの思い描く「こうだったらいいな!」というストーリーがあって、そのストーリーに即していない話は一切信じない。斎藤元彦が無能だなんて話はもちろん信じないし、そんなことを言う奴は「偏向報道を信じている奴」になってしまうのです。重症です。


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