【選挙ウォッチャー】 週刊元彦問題(#13)。
今日で「週刊元彦問題」は、仕事納めです。
昨年11月の兵庫県知事選で、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志との二馬力選挙によって、思いっきりデマを垂れ流して民意を歪めて当選した人間が、1年以上にわたって知事の椅子に座り続けてしまいました。
この状況は、ただでも壊れかけている日本の社会が、取り返しがつかないぐらい壊れてしまいかねない深刻な状況であり、だからこそ、とても面倒臭いけれど、わざわざ兵庫県まで通っています。
振り返れば、僕が斎藤元彦知事の記者会見を毎週のように取材することになったのは、8月6日の記者会見からです。立花孝志や新田哲史の犬笛により、元彦信者たちが会社に電凸攻撃を仕掛けたことで、時事通信の女性記者が記者会見から外されてしまうという出来事があり、立花孝志や新田哲史の思い通りにしてはならないという気持ちで、N国信者の斎藤元彦が会いたくないであろう「N国バスター」の僕が、斎藤元彦知事の記者会見に出席するようになりました。
正直、毎週水曜日の記者会見のために、わざわざ神戸まで行くのは体力的にもキツいですが、二馬力選挙の相方である立花孝志が逮捕された今になっても、斎藤元彦に対する追及は止めないと決めています。今年はこれで終わりました。しかし、また来年も変わらずに兵庫に来ます。
■ 12月23日の「元彦くじ」
今年最後の「元彦くじ」は、5人が挑戦することになりました。
今回に限っては「ケツで質問したい」という思いがありましたので、「3番」を引きたいと思っていましたが、なんと、今年最後に「くじ」の神様が僕に微笑んでくれました。
今回の「元彦くじ」の順番は、以下の通りになりました。
1番:しんぶん赤旗さん
2番:菅野さん
3番:選挙ウォッチャーちだい
4番:松本さん
5番:赤澤さん
見事に「3番」を引くことに成功したため、今年の「ケツ」の質問を担当させていただくことができました。そして、最後の最後に、それなりに面白い質問ができたと思いますので、さっそく解説させていただきます。
■ 斎藤元彦知事に対する質問の解説
今回は、記者会見の直前にネット上で大きな話題となっていた「斎藤元彦知事が韓国のセクシーアイドルがステージでケツを濡らして倒れたインスタ動画に『いいね』を押していた問題」について、この話を聞くのはキャラ的に僕しかいないということで、最初から質問すると宣言していました。
見事、今年の「ケツ」を締めくくる「3番」を引き当てましたので、質問することができ、斎藤元彦支持者の皆さんにも斎藤元彦知事が「ゲロキモオジサン」であることが伝わったのではないかと思います。

今回の記者会見では、「今年の漢字」なるものを聞かれて「創」と書いてきた斎藤元彦知事。作ったものがあるとすれば「県民の分断」ぐらいではないでしょうか。記者クラブの皆さんからの質問がありつつ、関西テレビの鈴木さんの質問には「挑発」まで入れて、最後の最後に僕の質問の番が回ってまいりました。
「フリーランスの選挙ウォッチャーちだいです。今年1年のケツを締めくくる質問をさせていただきます」
挨拶から戦いは始まっています。
今回、韓国のセクシーアイドルがケツを濡らして倒れていた映像に「いいね」を押していた斎藤元彦知事に質問することを宣言していましたので、冒頭から「ケツを締めくくる」と挨拶しました。
1(幻の質問に終わった).
明石駅の近くに「うおんたな商店街」という場所もありますが、先日来、牡蠣で深刻な被害を受けている場所は「はりま棚」で間違いないでしょうか。
実は、最初にかまそうとしていた質問は、さては「播磨灘」のことを、アホだから「播磨棚」だと思っているのではないかということを確認するために、明石駅前の「魚の棚商店街」を例に挙げた上で、「播磨棚」で正しいと思っているのかという質問をしようとしていました。
ところが、僕の質問の直前で、菅野完さんが「さっきから『播磨棚』と言っているけれど、『播磨灘』だからな!」と指摘。ワンチャン、アホであることが明らかになって爆笑できると思っていたのですが、最初に正解を言ってしまったので、この質問は幻に終わりました。菅野完さんも「播磨棚」と呼んでいることには先週の段階で気づいていたので、順番の関係で先に言われてしまったのですが、「魚の棚」とか「大陸棚」とか、そっちで合っているっぽい雰囲気を出しつつ、質問形式で突っ込んでくれたら、爆笑できる可能性があったのではないかと思います。
2.
播磨灘の牡蠣業者の皆さんは、生活を直撃する被害を受けているのに、自分たちをダシに使われて、自分たちのためではなく、観光のためのお金が募集されていますが、先週も今週もこの記者会見で「播磨灘」を「はりま棚」とおっしゃっていました。知事が名前を間違えているような場所の観光のためにお金を集めるとおっしゃっていますが、これでは知事が播磨灘の皆さんのことを何も考えていないのではないかと疑われてしまうと思いますが、なぜ一番間違えてはいけないところを何度も間違えてしまったのでしょうか。
実は、この質問に対する斎藤元彦知事の返しが、一番ヤバかったのではないかと思います。「播磨灘」のことを、今日までずっと「播磨棚」と言い続けてきた斎藤元彦知事ですが、謝ったら死ぬ病の斎藤元彦知事は「最初から播磨灘と言ってきたつもりだが、何か問題でも?」という答えでした。だとしたら、めっちゃナチュラルに名前を間違えまくって、地元の皆さんが可哀想なので、ますます深く反省してもらわないといけません。
3.
最近、兵庫県知事選で斎藤知事のネット選挙を担当していた会社の社長が再びSNSを活発に更新するようになりました。そこで確認ですが、斎藤知事はこれまで、斎藤知事のアカウントは斎藤知事が個人で運用してきたと回答されてきました。今もアカウントを運用しているのは斎藤知事個人であることに変わりはありませんか。
さて、いよいよ本丸に突き進みます。
まずは、斎藤元彦知事が「自分で運用している」ということを固めるために、メルチュを引き合いに出し、「SNSを運用しているのは、あくまで斎藤元彦知事本人である」ということを認めてもらうところから始めることにしました。韓国のアイドルの濡れケツ動画に「いいね」を押したのが別の人ではないということを確定させるために、あえてメルチュを匂わせることで
正確に答えてもらえる確率を高めようと考えました。
4.
兵庫県では、この1年間、たびたび情報漏洩が起こってきました。最近、斎藤知事が運用しているSNSのアカウントが乗っ取られたということはありますか?
さらには、念には念をということで、外堀を固めるために、アカウントが乗っ取られたということがないことを確認しました。ここで乗っ取られたと言われたら、より爆笑でしたが、「乗っ取られたことはない」と確認することができました。
5.
公務でご多忙の知事ですから、これまで国会のやり取り、消費者庁のコメント、斎藤知事を批判する県民の声、どれも承知してこなかったとご回答されておられます。改めてこの1週間で、国会でのやり取り、消費者庁のコメント、知事に対する批判の声、何かチェックされたものはあるでしょうか。
前々から予告していたこともあり、ここで聞いてもよかったのですが、さらに外堀を埋める質問を重ねました。これまで「承知していない」と答え続けてきた国会のやり取り、消費者庁のコメント、斎藤元彦知事に対する批判の声など、あらゆるチェックすべきものをチェックしてこなかったことを指摘することで、最後の質問の破壊力を高めました。
そして、ついに本題に切り込みます。
6.
韓国のセクシーアイドルに対して、裏アカウントではなく、知事のアカウントで「いいね」を押したのは、さまざまな情報を幅広くチェックしていることを示す意味で行われたものかと思いますが、知事が「いいね」を押していることについて、ネット上で騒動になり、批判の声も相次ぎました。「いいね」を取り消したのは、批判する県民の声が届いたということで、よろしいでしょうか。なぜ取り消したのでしょうか。
普段はテンプレートの回答しかしない斎藤元彦知事が、なんと、この質問だけには、めちゃくちゃ流暢に答えました。しかも、この質問をされることを事前に察知し、しっかり対策をして、原稿を読みながらスラスラと答弁をかまし、「動画を見た覚えもないけれど、誤作動で『いいね』を押してしまったようで、知人から指摘されたことで『いいね』を取り消した」と釈明をしました。
ここまで来ると、これはもう「優しくしてあげる案件」です。
誰もが心の中で「んなわけあるかぁ!」とツッコんでしまったかもしれませんが、いつもは絶対にテンプレートの答えしか返さない「テンプレートマン」の斎藤元彦知事が、普段は「Yes or No」の簡単な2択の質問にすら答えられないのに、この質問だけには、めちゃくちゃ事前準備バッチリで原稿を読みながら、スラスラと答えているのです。
こっちも「わかった、わかった、誤作動、誤作動、いいよ、誤作動でいいから、そんな必至になるなよ!」という気持ちになり、これくらいの熱量で牡蠣業者の生活を支えてほしいものだと思いましたが、「元彦マダム」たちに嫌われてしまうと困るので、ここだけはめっちゃ必死でした。
しかし、記者会見が終わった後に松本創さんが指摘していましたが、「誤操作だとしても、なんで韓国のセクシーアイドルの濡れケツ動画が表示されるアルゴリズムになっとんねん!」という話であり、立花孝志のデマに踊らされるリテラシーゼロの「元彦マダム」のオバハンたちには悲しいお知らせですが、斎藤元彦知事は「若い女性が好き」です! そして、誤作動には気を付けましょう。
7(アドリブで追加された質問).
今も外でもずっと抗議をしている人たちがいて、今年1年、抗議の声が止むことはありませんでした。これについて何か思うことはありますか?
セクシーアイドルの濡れケツ動画については、あんなに流暢に答えを用意していたのに、この質問には、いつもの「テンプレートの回答」しかしませんでした。
僕としては、1年の締めくくりにこの質問をすることで、今も抗議している皆さんを労う意味で、「どうせ届いていないと思うが、この1年間、ずっと抗議されていて、どう思っているんだよ!」という質問をしました。そして、思った通りにテンプレートの回答しかしませんでしたので、セクシーアイドルの濡れケツ動画の質問が、いかに「特別な答え」だったのかが引き立つことになりました。
8.
ベタな質問をしますが、今年1年やってこられたことは、100点満点中何点でしたか?
最後の最後、ケツのケツの質問は、めちゃくちゃベタな質問をさせてもらうことにしました。斎藤元彦知事には「今年の漢字」より「今年が何点だったのか」を聞いた方が良いと思いましたが、斎藤元彦知事は「点数をつけるのを避ける」という珍妙テンプレート回答をかましました。
これは自分のやってきたことに点数をつけて、みんなから「そんなに高いわけねぇだろ!」とツッコまれるのが目に見えているので、答えたくなかったという心理が働いたものですが、それはすなわち「県民から評価される点数がけっして高くないことを自覚している」ということです。最後の最後に斎藤元彦知事の「自覚」を確認できてよかったです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

今年1年のケツを締めくくる「3番くじ」のおかげで、斎藤元彦知事がどのような人間なのかが改めて浮き彫りになったのではないかと思います。どうせ今でも斎藤元彦知事を応援しているような「元彦信者」たちには、何も伝わっていないかもしれませんが、僕はこれをあと3年続ける覚悟で、来年も兵庫県庁に通いたいと思います。
次回は来年1月7日13時15分からスタートとなりますが、既に参加申請を出してまいりました。今年で終わりということではなく、来年もまた兵庫に通い、斎藤元彦知事を可視化してまいります。来年もよろしくお願いいたします。
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