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【選挙ウォッチャー】 週刊元彦問題(#33)。

 ここ最近の斎藤元彦は、劣化に拍車がかかっています。
 兵庫県知事を5年もやっているのに、今になって「井戸前知事のせいで財政が悪化している!」と言い出し、まるで井戸前知事時代の時限爆弾が炸裂したかのような話をしていますが、実際は、金利の見直しをしたら、とんでもなく資金繰りが悪化し、起債許可団体どころか早期健全化団体に落ちてしまうことが判明しただけの話です。
 アホのN国信者なら簡単に騙せるかもしれませんが、真面目に生きている県民の皆さんを騙せるはずがなく、早くも「井戸前知事、関係ないやん」になっています。
 そして、僕の仕事は「いかに騙される人を少なくするか」であり、今日も斎藤元彦やアホのN国信者に騙される人を1人でも少なくするため、兵庫に通っております。


■ 7月もドクターヘリは止まる問題

豊岡病院を視察し、ドクターヘリの運行が解決した風だった斎藤元彦(引用元リンク

 斎藤元彦は、7月に限っては「全面停止を避けられた」とドヤっていましたが、確かに「全面停止」を避けられただけで、ドクターヘリが止まることそのものを避けられたわけではないので、「詭弁」だったことがわかりました。
 自分の責任を少しでも回避しようと、「7月は調整できた」と語っていましたが、整備士不足のため、今月は以下のスケジュールで、ドクターヘリが止まることが「関西広域連合」から発表されていました。

【兵庫県ドクターヘリ】
7月9日(木)12時~7月13日(月)13時
7月16日(木)12時~7月19日(日)13時
7月23日(木)12時~7月26日(日)13時
7月30日(木)12時~8月3日(月)13時

 さらに、タイミングが悪いことに、3府県をカバーするドクターヘリについても、7月後半はほとんどお休みになってしまうことがわかっています。

【3府県ドクターヘリ】
7月15日(水)11時~7月24日(金)13時
7月27日(月)11時~7月30日(木)13時

 兵庫県民の皆様のために、わかりやすくカレンダーにすると、以下のようになります。この状態で涼しい顔をしていられる知事というのは、どうなのでしょうか。

土日はレジャー中に熱中症になってしまう人も多い季節

 35度を超える「熱中症警戒アラート」が発令される中、毎週木曜日から日曜日にかけてドクターヘリが止まり、特に、金曜日と土曜日は完全停止してしまうのですから、今こそドクターヘリが止まっていることを周知するとともに、熱中症にならないように自衛していただけるように呼びかけるべきだと思いますが、今日も斎藤元彦は記者会見で発表しているのに、県民の皆様に呼びかけることはありませんでした。

【質問①】
斎藤知事は、休止せざるを得なくなった兵庫県のドクターヘリについて、7月については全面停止を避けられたと成果を報告しておられました。ところが、ドクターヘリを運行できるのは、実質的に2週間程度。しかも、月の前半が止まるとか、月の後半が止まるというのではなく、運行できるのは毎週月曜日から水曜日まで。毎週木曜日から日曜日まではお休みするというスケジュールになっています。7月はほぼ1ヶ月にわたって、毎週木曜日から日曜日までお休みだというのであれば、週3日飛ぶだけマシであるものの、これでは1ヶ月にわたって支障が出ている状態に変わりがありません。今週は熱中症警戒アラートが発令されています。今こそ「週末にかけてドクターヘリが止まってしまうので、熱中症に気を付けてください」と呼びかけるべきだと思いますが、今日も含めて、呼びかけない理由を教えてください。

【質問②】
県民に命の危険が迫っているにもかかわらず、YouTubeで7月20日に斎藤知事が呼びかけたことは「砥峰高原や峰山高原のように、暑さが穏やかで過ごしやすい高原もございます」でした。動画の中でドクターヘリについて語る場面もありましたが、ツーパイロット制の導入を国に訴えたという実績について話しておられ、県民にとって最も大切な「正常な運行週3日制」については、まったくお話しになっておられませんでした。ツーパイロット制を導入しても、現状のドクターヘリは止まっています。止まっていることを周知しなければ、猛暑が続く今、ますます県民の命が脅かされてしまうと思いますが、兵庫県民の皆さんは、知事に倣って高原で涼むから大丈夫ということでしょうか。

 斎藤元彦知事がやっていることは、実績のアピールだけ。不都合な真実を県民に伝えることはありませんので、なんだかドクターヘリの問題は解決しているような雰囲気になっています。
 しかし、手柄は自分のものにするけれど、具体的な検討や調整は職員たちに丸投げなので、例えば、8月以降のドクターヘリの状況を斎藤元彦知事は把握していませんでした。ちなみに、このような質問があって初めて県民の皆さんに熱中症に気を付けるように注意喚起する発言がありました。


■ 「早期健全化団体」の原因は斎藤元彦

なぜか高校生にはジャブジャブとお金を使う斎藤元彦知事

 今日の記者会見で斎藤元彦知事から示されたものは、どんな財政状況になろうとも、県立高校や県立大学の無償化、県立高校のトイレの改修や老朽化による建て直しなどは断固として継続するという強い意志でした。
 全国初となる「早期健全化団体」への転落が囁かれている時に、高校生にかけるお金は絶対に減らさないと言いました。もちろん、減らさないという気持ちは大切ですが、斎藤元彦知事はとにかく「高校生向け」の政策ばかりにお金を使っています。
 今回も斎藤元彦知事から発表されたのは、兵庫県産のお米で高校生の部活を応援したいというものでした。高校生たちに兵庫県産のお米を食べさせることで、兵庫県産のお米の消費を喚起したいということなのですが、「高校生の部活」という、めっちゃ狭い所で展開する意味は全然わかりません。もっとスーパーや催事場でキャンペーンをした方が全世代的に効果があるのではないでしょうか。斎藤元彦知事の頭の中は、常に高校生向けの政策でいっぱいです。
 そこで、このような質問をぶつけてみることにしました。

【質問③】
7月20日にアップした斎藤知事のYouTubeでは、高原の緑をバックに、県立高校のエアコン、トイレ、老朽化した校舎そのものを改修し、若者たちを支援していくのだと述べられておられました。高校生たちに綺麗で快適な環境を作ってあげたいという気持ちは、知事のみならず、県の職員の方々も同じだと思います。しかし、兵庫県は起債許可団体に留まらず、早期健全化団体に落ちてしまうような財政状況です。斎藤知事は、こうなったのは井戸前知事のせいだとおっしゃいますが、誰のせいであっても、このような財政であることに変わりはありません。金利の上昇によって、利子の支払いだけでも200億円ぐらい変わってしまう状況の中で、1日でも1週間でも返済を早めることができれば、それだけで数百万円は浮かせられるのではないでしょうか。斎藤元彦知事の給料を減らすより、よっぽど効果があると思いますが、なぜ財政課から報告を受けてから1ヶ月経っても何も動いていない理由を教えてください。

 斎藤元彦知事の答えは、「もともと8月に考える予定だった」でした。
 しかし、時間が経てば経つほど金利の上昇リスクは高まります。金利の上昇は日本だけでなく、世界中の国々で起こっていることで、日本だけ特別ではないのですから、今後も金利は上昇する可能性が高いです。円安を止めるためには「利上げ」が必要不可欠で、本当はもっと金利を上げたいというのが本音です。だからこそ、借金を抱えている人たちにとっては、のんびりしている暇はないのですが、斎藤元彦知事は「これから対応する」という話をしていました。

【質問④】
斎藤知事は、実質公債費率18%を超え、このままでは起債許可団体になってしまうということを、いつ認識したのでしょうか。

 なんと、斎藤元彦知事は、この質問から逃げました。
 実は、起債許可団体に落ちてしまうことを、どのタイミングで認識したのかについては非常に重要なのですが、「適正なタイミングで知った」と話していました。しかし、適正なタイミングで知っていたのであれば、今頃、回避しているはずなので、既に起債許可団体に落ちる時点で、それはけっして適正なタイミングではないということです。

【質問⑤】
実質公債費率25%を超え、このままでは早期健全化団体になってしまうと認識したのは、いつですか。

 合わせて、このような質問をしてみました。
 斎藤元彦知事が「早期健全化団体」に落ちてしまうかもしれないことを認識したのは「最近」でした。まさに財政課から金利を計算し直したら「早期健全化団体」に落ちてしまうと言われて、「はうっ!」となりました。
 しかし、金利の見直しについては、今年2月の段階で、Arc Timesの尾形聡彦編集長から指摘されていたので、「金利の見通しが甘いのではないか」と指摘されて、ちゃんと真摯に受け止めて検証していれば、5ヶ月早く対応できたのではないでしょうか。ホワイトハウスまで行ってトランプ大統領を取材してくるような世界の第一線で活躍するジャーナリストが質問してくれているのに、帰り支度をして聞いていないから、今頃になって爆弾が炸裂しているのではないでしょうか。

【質問⑥】
斎藤知事は「財政のプロ」として、鳴り物入りで知事になられていたと思います。今も斎藤知事を支持する人たちは、斎藤知事が井戸前知事時代の隠された負債を表に出したことをもって「敏腕すぎる」と大絶賛しています。そんな敏腕な斎藤知事をもってしても、井戸前知事時代の隠された負債なるものを解決できず、起債許可団体に落ちてしまうのは、斎藤知事の「財政のプロ」としての天才的な頭脳をもってしても解決できないくらいに井戸前知事が残していった隠れ負債が大きすぎたということなのでしょうか。

 最後に、このような質問をしてみましたが、どうやら斎藤元彦知事の天才的な頭脳をもってしても、井戸前知事の「違法な借金」の前では、どうすることもできないようです。とにかく借金をオープンにすることが斎藤元彦知事のミッションだそうですが、オープンしたところで、結局、一番大切なことは「具体的にどう対処するか」なので、問題を洗い出したところで解決できなければ、待っているのは破滅です。
 ということで、斎藤元彦知事がどう答えようと、今、兵庫県にどのような問題が横たわっているのかということは、しっかりとカメラの前に出すことができたと思います。今日も聞くべきことは聞けたので、N国信者や元彦信者は、このようなリアクションです。

質問の意図を理解することができないN国信者や元彦信者たち(引用元リンク

 僕の質問している内容が「熱中症になりそうなのに、ドクターヘリが飛ばないじゃねぇか!」だと思っているようですが、全然違います。「根本的な問題が解決せず、ドクターヘリが止まっているのに、ツーパイロット制の実現というお手柄のアピールに勤しんで、都合の悪いことに触れないのはどうしてなのか」という質問をしています。

とうとう「声がウザい」と言われるようになったが、こうなったら勝ちである(引用元リンク

 N国信者や元彦信者は、僕がただイチャモンをつけているだけだと思っているようです。実際には、いろいろなものを明らかにして、どうして兵庫県が借金だらけになっているのかを見せているのですが、N国信者や元彦信者には理解できません。かなり強めのバイアスがかかっているからです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

なぜかN国信者から異常なほど愛されている斎藤元彦

 斎藤元彦の熱烈な支持者たちは、単なる「左翼嫌い」です。
 斎藤元彦の公益通報者保護法違反などを批判するのは、べつに「左翼」ではありませんが、斎藤元彦を支持する者たちに共通して言えるのは「メディアが嫌い」「左翼が嫌い」です。
 しかし、どうしてそうなってしまうのかと言えば、単純に「アホがやっているクソYouTubeを見ているから」で、バカで能力が低いところで周波数がピッタリとハマって、脳味噌をアハつかせているに過ぎません。どんな人が斎藤元彦知事を絶賛しているのかを見れば、だいたいわかるのではないでしょうか。


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