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【選挙ウォッチャー】 週刊元彦問題(#29)。

 めちゃくちゃ面白い展開になってしまいました。
 なんと、斎藤元彦が記者会見で菅野完さんから「人殺しやないか!」と批判されたことを受け、あろうことか、名誉毀損罪で刑事告訴をすると発表しました。
 立花孝志によるデマや犬笛、斎藤元彦支持者による人種差別や部落差別には何一つ対応しないくせに、いざ自分に批判の矛先が向いた瞬間に「名誉毀損だ!」と騒ぎ立てて、まさかの刑事告訴をするというのです。
 しかも、どこかでいきなり罵声を浴びせられたわけでもなく、記者会見という「意見の交換ができる場」において、言論に言論で対抗することもしないで、事実を言われて大騒ぎ。
 斎藤元彦を支持する一部の「N国信者」「元彦信者」は、「憎き菅野完をぶっ潰せ!」だと思いますが、85%の良識的な県民は「何をしているんだか!」と冷ややかに見ていることでしょう。実際、元西播磨県民局長は斎藤元彦に追い詰められたようなものなのですから。

神戸新聞からも鋭い指摘を受けて、目ぇバキバキの斎藤元彦知事

 斎藤元彦は、立花孝志と「二馬力選挙」をしている人間です。
 相方となった立花孝志は「パワハラは嘘、おねだりは嘘、元西播磨県民局長は斎藤元彦に追い詰められたのではなく、不倫や不同意性交等罪に問われるのが嫌で自殺しただけ」とアピールしました。あとで発言のすべてが嘘であったことがバレているわけですが、そんな嘘やデマを並べ、斎藤元彦への投票を促しました。
 そもそも斎藤元彦は、立花孝志の嘘やデマによって、今の兵庫県知事というポストを掴んでいます。けっして、能力があるから選挙に当選したのではなく、嘘やデマで県民を騙して掴んだ座なので、いざ兵庫県知事として仕事をすると、あらゆるものが失敗し、財政はガタガタになり、とうとうドクターヘリが止まるほどに無能をこじらせてしまうというわけです。
 そして、斎藤元彦という人間は、立花孝志と一緒に「二馬力選挙」をできる「下翼」です。右でも左でもなく「下翼」であり、無知と無能をこじらせて日本の社会や民主主義を破壊しています。行動原理は「尊師」である立花孝志とまったく同じ。ですから、立花孝志と同じ道を歩む運命です。
 立花孝志がやったことは、批判の口を封じるための「スラップ裁判」でした。もちろん、僕に対しては民事だけでなく、刑事告訴をしたこともありました。ところが、立花孝志は能力が低いので、刑事と同時に民事で訴え、刑事に先行して民事で敗訴したため、「民事で敗訴している案件を刑事で問えるはずがない」ということになり、僕に刑事罰を与えることには失敗しています。
 しかしあの時、「N国信者」は何を言っていたのか。
 アホのN国信者たちは「完全に終わった!」「ちだい、敗訴確定!」と大騒ぎ。判決が出るギリギリまで大勝利宣言をしていたのですが、立花孝志の敗訴が確定すると、「不当判決だ!」と大パニックでした。まさに今、斎藤元彦を支持する者たちは、あの時の「N国信者」と同じです。もっとも、斎藤元彦支持者は「N国信者」でもあるため、もはや「これが通常運転」だと言えるかもしれないのですが・・・。
 さて、斎藤元彦は、なぜ菅野完さんを「出禁」にできただけで満足できなかったのでしょうか。
 斎藤元彦にとって、憎き菅野完さんを「出禁」にできたというのは、最高の展開だと思います。記者クラブは「当面の間」と言っていますが、実質的に「ほぼ無期限」だと思いますので、先週の記者会見では大勝利宣言をかますことにも成功し、支持者の皆さんも大喜びだったのですから、ここで止めておくのが正解だったのではないかと思います。
 ところが、もし民事裁判を仕掛けようものなら、これほどの悪手はないと思っていたところに、まさかの刑事告訴をすることになったと言っているのですから、2倍の悪手ではなく、悪手の2乗であり、民事で勝てないものが刑事で問えるはずもなく、むしろ斎藤元彦の「能力」「器の小ささ」をここぞとばかりに見せつける結果にしかならないのではないかと思います。しかも、侮辱罪で刑事告訴するのかと思いきや、まさかの「名誉毀損」だとおっしゃるので、さらに勝ち目がなくなってギャグでしかありません。
 結果として、斎藤元彦の評判がどんどん悪くなるだけなので、ほとんどの人が「いいぞ、もっとやれ!」としか思っていないと思いますが、斎藤元彦が菅野完さんを訴えたことで、菅野完さんの影響力が増し、斎藤元彦に吹きつける向かい風は、さらに強くなっているのではないでしょうか。


■ 6月17日の斎藤元彦記者会見

 今日の斎藤元彦記者会見は、「大荒れ」になってしまいました。
 まさかこんなに荒れるとは思っておらず、ましてや僕が「不適切」だという認定を受けるとは思っていなかったので困ったことになりましたが、斎藤元彦知事はだんだん批判に耐えられなくなっていて、パワハラを隠さなくなってきていると思います。
 今回、僕が記者会見で質問したかったことは、そんなに難しいことではありません。そもそも記者会見の場で言われたことを、言論ではなく、警察に訴えるという「知事にあるまじき行為」をしたことを受け、このような質問をしました。

【質問①】
斎藤知事は、先日の記者会見で「人殺しやないか!」と批判した記者を誹謗中傷だとして刑事告訴をされました。斎藤知事は、内部告発をした職員の方
を自殺に追い込んでいるので、より「人殺し」という批判があっても不思議ではありませんが、例えば、猛暑が予想されている今年の夏に、ドクターヘリが飛ばなくなってしまったことをもってしても、「人殺し」と批判されることもあるかと思います。こちらは県庁内部でのトラブルではなく、県民の命が失われかねない状況です。こうした県民の命が失われる可能性が指摘されるような批判であっても、斎藤知事は「人殺し」と批判されれば刑事告訴を検討するのでしょうか。教えてください。

 実は、この質問に対する答えは、たったの一つです。
 県民の命に関わる政策上の問題を指摘する県民の声は「批判」なので、刑事告訴のしようがなく、そのような批判をされないように、ドクターヘリの問題にも真摯に対応してまいりますです。
 菅野完さんの発言を訴えることと、県民の批判を訴えることは別なのですから、矛盾はしません。いよいよ県民の批判にまで言論封殺を試みるようになったらおしまいなので、「そんなことはしない」と言うべきでした。
 ところが、斎藤元彦知事は何のヘンテツもない質問にプギャり出し、「不適切だ!」と騒ぎ始めました。不適切なのは、記者会見での言論を刑事告訴する斎藤元彦知事の行為であって、だから「どこまで訴えるんだ?」という意味で質問をしているにもかかわらず、「不適切ったら不適切!」と回答を拒否して幹事社に泣きついたのでした。
 斎藤元彦知事には、いつもの必殺技を出すという選択肢もありました。それは「テンプレートで返す」です。この質問にも、兵庫の新名物「テンプレート地獄」をお届けすることで、我々に「あぁ、今週も神戸に来たなぁ」と思わせることだってできたはずです。
 例えば、「ドクターヘリはまだ止まっていないので、仮定の質問にはお答えできません」とか「どのような意図をもって、そのような発言をしているのか、実際に発言されてみないと分からないので、今の段階でお答えすることはできません」とか、さまざまなテンプレートでまともに答えない。これが斎藤元彦知事の真骨頂だったはずです。
 ところが、斎藤元彦知事は「質問が不適切」だと言って、「不適切な質問には答えない」と言い出しました。僕は何度も説明したのですが、斎藤元彦知事を「あなたは人殺しですね」と言っているのではなく、「人殺しという言葉で批判されたら、あなたは何でもかんでも訴えるんですか?」という質問をしています。県民の命に関わるような批判であっても「人殺し」というワードを使われただけで、すぐに訴えるのかという話です。
 これは、まさに今、斎藤元彦知事を批判している県民が、斎藤元彦知事本人から、わけのわからない刑事告訴やら民事裁判やらを起こされる可能性があるということですから、非常に重要な問題です。しかし、こうした質問にさえ「不適切だ!」と言って大騒ぎしているのですから、めちゃくちゃヤバい状況にあるということが露呈したのではないでしょうか。

【質問②】
斎藤知事は、先日の記者会見で「人殺しやないか!」と批判され、記者会見の場なのですから、その場ですぐに反論できたはずにもかかわらず、あえて反論をせずに刑事告訴をされました。斎藤知事の理屈では、記者会見の動画を見た人が「斎藤知事を殺人犯だと思ってしまう可能性がある」ということで刑事告訴をしていると思いますが、人を死に至らしめた覚えがないのであれば、なぜその場ですぐに「それは違います」と言って、丁寧に説明しなかったのでしょうか。斎藤知事が発した言葉は「あ」の1文字だけです。あえて説明しなかった理由を教えてください。

 実はこれ、めちゃくちゃ重要な指摘です。
 斎藤元彦知事は、建前上、菅野完さんの発言によって、人殺しではないのに人殺しかのような印象を与えられたことが、精神的苦痛を伴い、かつ、名誉を著しく傷つけられたとおっしゃっているわけです。
 しかし、普通に考えて、菅野完さんより斎藤元彦知事の方が圧倒的に発信力が高いわけです。なにしろ、この記者会見だって、菅野完さんの話を聞きに来ているのではなく、斎藤元彦知事の話を聞くために開催されているわけですから、斎藤元彦知事が自らの言葉で「違いますよ」と言ったら、それが全国に配信されるわけです。
 つまり、構造の話として、菅野完さんがどんな発言をしようと、それを大きく上回る発信力を持ち、斎藤元彦知事が正しいと思う話を発信できる環境にあるわけですから、当然、そのような措置を講じた上で、「さて、菅野完さんの発言をどうしましょうか」となるべきなのに、あえて何も発信しないことによって、自分で被害を大きくしておきながら「あー! 心が痛すぎて刑事事件ですわー!」をやっているわけです。こうなってしまうと、むしろ刑事告訴することを目的としているのではないかという疑いが生じます。

【幻の質問①】
もし記者会見を見た人が誤解してしまうというのであれば、その場で反論をすれば、誤解する人を増やさずに済んだのではないかと思いますが、あえて反論をせず、被害を拡大させた理由を教えてください。

【幻の質問②】
わざわざ名誉毀損で刑事告訴したということは、自分の名誉が傷つけられたことにショックを受けたからだと思います。斎藤知事は、自分で名誉を回復するための何かしらの対策をしたでしょうか。

【幻の質問③】
今日もたくさんのカメラが入っています。これ以上ない発言の機会だと思いますので、「自分は人殺しではない」と明言されたらよろしいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 本当は、このような質問を用意していたのですが、質問の途中で、記者クラブの幹事社から「不適切な発言があった」と認められたと言われてしまいましたので、これから記者クラブ内で話し合いが行われ、僕の処遇について何かしらの決定があるようです。
 ただ、斎藤元彦知事に「どの部分が不適切だったのか」と何度も問いましたが、まったく答えが返ってきませんでした。とにかく「不適切ったら不適切」の一点張りです。僕は来週以降、どうなってしまうのでしょうか。たぶん、こんなことで出禁にしてしまっては、逆に問題が大きくなってしまいそうなので、「出禁にならないといいなぁ」と思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 今回の一件は、斎藤元彦知事にとって、かなり悪手だったのではないかと思わずにはいられません。というのも、そんなに過敏に反応するような話ではなかったはずなのに、いよいよ余裕がなくなって、いつものテンプレートで返すこともできなくなっているからです。
 元西播磨県民局長がお亡くなりになったことを気に病んでいるのだとしたら、そもそも「処分を受け入れた」なんて言わなければよかったのではないでしょうか。逆に、もし自分のイメージが悪くなることを心配して反応しているのだとしたら、YouTubeに出てくるSAITOがどんどんイメージを悪くしているので、過敏に反応しても意味がありません。

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