「症状が消えた」その先へ。腰痛や潔癖症のケースから見る、本当の回復のプロセス
ホメオパシーを体験した方が、 よくこんなことをおっしゃいます。
「症状がよくなっただけじゃなくて、なんだか、自分が変わった気がします」
これは、偶然ではありません。
症状は、その人の「表現」
ホメオパシーでは、症状を 「その人の内側で起きていることの表れ」 として受け取ります。
だから、症状だけを見るのではなく、
その奥にある不調和を整えることを目指します。
そうすると、症状が消えるだけでなく、
その人そのものが変化していく——
このようなことが、ホメオパシーではよく起きます。
「腰痛が治った」のに、なぜ家族関係が変わるのか
あるクライアントさんは、
繰り返すぎっくり腰を抱えて相談にいらっしゃいました。
でも、セッションを重ねるうちに見えてきたのは、
腰の問題だけではありませんでした。
亡くなったおじいさまへの悲しみ、
愛犬を失った絶望感、
幼い頃から抱えてきた家族への気持ち——
その方が「もう解決した」と思っていたことが、
実はまだ心の奥に残っていたのです。
レメディを飲み始めてから、
夜にひとりで大泣きしたり、
身体のあちこちから小さな痒みや痛みが出ては消え……
そしてある日、気が付けば腰をかばいながら生活しなくても大丈夫になっていた。
家族との関係も、自然によくなっていた。
どちらも、まさに、溶けるようになくなっていたのです。
(埼玉県 YSさま・ぎっくり腰・ペットロス・家族関係のケース)
「息子の症状」を見ていたのに、お母さんが救われた
触覚過敏と潔癖症、情緒不安定を抱えていた
小学1年生の息子さんのために いらっしゃったお母さんがいました。
学校の担任にもカウンセリングにも相談したけれど、
「子どもの足りない部分ばかりを見られて、 余計につらくなった」
とおっしゃっていました。
ホメオパシーのセッションでは、
息子さんを「丸ごと」受け取ることから始めます。
「この子はこのままでよいのだ」
当たり前のことに気づけた、と お母さんはおっしゃっていました。
4ヶ月ほどで落ち着きが出てきて、
半年後にはたまに少し波が来る程度に——
「単に症状だけを見るのではなく、
その人そのものを捉えてアプローチするホメオパシーに、
親であるわたしも救われた思いです」
そのお母さんの言葉は、 ホメオパシーとは何かを、
どんな説明よりも的確に伝えてくれています。
何年か後に、その方のお宅を訪ねた時・・・
以前は、手を洗った水しぶきが1滴でも服にかかると、
パンツや靴下に至るまですべて着替えないと気が済まなかった子が、
サッカーでドロドロになって帰宅し、
そのままおやつを食べようとして「手を洗いなさい!」と叱られていました(笑)。
うそのような、本当の話です。
(東京都 YEさま・潔癖症・触覚過敏・癇癪のケース)
「変化」のプロセスは、一本道ではない
ホメオパシーでよくなる過程では、
一時的に症状が出やすくなることがあります。
「大泣きした」
「あちこちが痒くなった」
—— 先ほどのぎっくり腰の方の体験がまさにそうでした。
これは悪化ではなく、 身体と心が動き始めているサインです。
ただ、これを「悪くなった」と感じてしまう方もいます。
だからこそ、ホメオパスとの丁寧なコミュニケーションが とても大切になります。
根本的によくなるためには、時間がかかる
Chez MOMOでは、 根本的によくなるためには フォローアップも含めて
最低でも半年〜1年以上はかかると お伝えしています。
「早く症状を消したい」という場合には、
通常医療の方が向いていることもあります。
でも、
「本当の意味で健康になりたい」
「自分の身体と心を、もっとよく知りたい」
という方には、ホメオパシーはお役に立てると信じています。
「症状が消えた」より大切なこと
クラシカルホメオパシーを学んだ最初の頃に、
先生からこのようなことを教わりました。
「よく合ったレメディを飲んだ後、
クライアントさんは、最初の相談内容とは
全然違うことを話し始めることがある。
それが、本当の変化の始まりだ」
症状に隠れていた、その人の本当の問題が 表に出てくる——
それは怖いことではなく、
生命力が動き始めているサインです。
ホメオパシーは魔法ではありません。
でも、一見ミラクルのように見えることが、
頻繁に起きる療法でもあります。
次の記事では、 次の記事では、よくなる過程で起きることについて、もう少し丁寧にお伝えします。
足立百恵 / Chez MOMO シェ・モモ
※「ホメオパシー大全」は、毎週月・木にお届けする予定です。
