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お土産を買うのが、ちょっと面倒になった

うちの部署には、旅行に行くとお土産を買ってきて、みんなに配る風土がある。

だから私も、ずっと迷わず買っていた。

自分の会社用。
そして、夫は夫で職場用を。

たった1泊2日の旅行でも、

「何人分いる?」
「これ、個数足りるかな」
「もう一箱買ったほうがいいかな」

と、結構な量になる。

もちろん、旅先でお土産を選ぶのは楽しい。

「これ、あの人好きそう」
そう思ったときは、ウキウキしながら買う。

でも最近、少し違ってきた。

「買うの、面倒だな」
そう思うことが増えてきたのだ。

先日も、渋滞と大雨で運転が大変だった日。
すっかりテンションが下がっているときに、
わざわざ、サービスエリアで会社用のお菓子を買った。

「みんな買ってくるし」
「一応、買っておこう」

そんな感じだった。

ところが家に帰って見てみたら、
会社に持っていくには個数が中途半端だったのだ。

しかも出勤の日にはパソコンもあり、荷物だらけだ。
そんな大荷物に「この菓子折りまで持っていくの、面倒だな……」
正直、そう思ってしまった。

そして今日、謎に、自宅でその土産のクッキーを、私が食べている。

……私は、なぜこのクッキーを食べているんだ

そこで、ふと思った。
私はお土産を買うことが嫌になったわけじゃない。
その風土を「やめればいい」と思っているわけでもない。

みんなで旅行のお土産を分けるのも、ちょっとした職場の潤滑油みたいなものだと思う。

ただ、

「渡したい」から買うのか。
「買わなきゃ」と思って買うのか。

そこは、もう少し自分で選んでもいいんじゃないかと思った。

実際、会社のお姉様用には、
旅先のブックカフェで見つけたドリップコーヒーとクッキーを買った。

「これ、お姉様、好きそうだな」
そう思って選んだものは、少しでも嬉しい。

渡したい人に、渡したいものを。

「面倒だな」と思ったときは、やめてもいい。

最近は、そんな小さな違和感を、
前より大事にしている。

そして今日も、会社に持っていくはずだったクッキーを食べながら思う。

このクッキー、
結局いちばん喜んでいるのは私かもしれない🍪


今日のお供は、つじあやのさんの「風になる」。

お土産も、荷物も、気持ちも。
少し身軽に、帰ろう。

風の日も、凪の日も🌿
また、お待ちしてます。

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