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◆高市首相「内閣改造・党役員人事」検討 ~ 誰が交代するとどう影響するのか?◆

(MCレポート260728-a)

 毎日新聞と共同通信が7月24日、高市早苗首相による8~9月の内閣改造検討を報じました。
 内閣を改造することによる「刷新感」演出は、何らかの理由で内閣支持率が低下した際、挽回を狙って用いられることのあるカードです。改造に合わせ、10月上旬に任期が満了する自民党役員の人事も行われるとみられます。
 この問題についてコメントします。

自民党本部(筆者撮影)

「内閣改造・党役員人事を検討」と毎日新聞、共同通信

 特別国会が事実上閉幕した7月24日夜、毎日新聞と共同通信が、高市首相による内閣改造・党役員人事検討を速報した(毎日は25日朝刊にも掲載)。
その後、産経新聞が26日朝刊1面トップで「内閣改造・党人事 検討 国会閉幕 維新入閣の方向」と報じるなどの動きが出ている。

 毎日新聞の記事には以下の記述があった。
 「高市早苗首相は今後、内閣改造と自民党役員人事の検討に入る。秋に見込まれる臨時国会に先立つ、8月か9月に実施される見通しだ。主要閣僚や鈴木俊一幹事長らの処遇が焦点になる。複数の政権関係者が明らかにした」「現在は『閣外協力』の立場をとる日本維新の会は、首相からの要請があれば閣内入りする意向を示しており、維新からの入閣も予想される」

 共同通信の記事には以下の記述があった。
 「高市早苗首相(自民党総裁)は、特別国会が事実上閉幕したことを受け、内閣改造と党役員人事の検討に入る方針だ。片山さつき財務相ら主要閣僚や鈴木俊一幹事長といった『政権の骨格』の処遇が焦点になる。実施時期は8月や9月が見込まれる。臨時国会の召集日程も踏まえて調整する。複数の政権関係者が24日、明らかにした」「来年の自民総裁選を見据えて政権の布陣を固めるとみられる。昨年の総裁選で首相と争った小泉進次郎防衛相、林芳正総務相、茂木敏充外相、小林鷹之政調会長の処遇が注目される。若手や女性の登用もポイントとなる」「党運営の要である鈴木氏は唯一の派閥を率いる麻生太郎副総裁の義弟で、麻生氏と共に国民民主党との連携を重視する立場。交代した場合、政権のパワーバランスに変化が生じる」

 筆者もnoteへの投稿で何回かお伝えしてきた通り、党内の基盤が弱い中で日本維新の会との連立合意を重視する高市首相と、党内最大派閥を率いており国民民主党との連立に意欲を示す麻生太郎自民党副総裁の間で「綱引き」が行われている。
 仮に、麻生氏の義弟である鈴木俊一幹事長を交代させる場合、共同通信の記事の最後にある通り、「パワーバランスに変化が生じる」可能性がある。  
 高市首相にとって、内閣改造・党役員人事は一種の賭けの様相も帯びる。人事の内容次第では、この内閣の行方を左右しかねないほど、掛け金はきわめて高くなり得る。

(1)内閣改造で筆者が予想している人事

◎内閣の「大番頭」である木原稔官房長官は、留任が確定的。

◎「サナエノミクス」の司令塔であり、日銀ににらみをきかせている城内実経済財政相は、留任が確定的。

片山さつき財務相は、高市首相との間にすきま風とも一部で報じられているが、消費税減税への備えと、27年度予算案編成が進んでいくタイミングである上に、財務省をすぐに動かせる適任者が見当たらないこと、三村淳財務官とのコンビで為替の円安対応にあたっていることもあり、留任の線。

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