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なんだかおかしい?娘の学習障害に気がつくまで⑦

待ちに待った結果を聞く日がきた。
診察室に呼ばれ、先生の口から告げられたのは「耳で聞いて情報を処理する能力が低い」という言葉だった。

聴覚情報処理障害とは
これは「聴覚情報処理障害(APD)」と呼ばれる特性に近いものだという説明を受けた。
たとえるなら、テレビの音量を目一杯上げても、話の内容がなかなか頭に入ってこないような状態。耳そのものの聞こえ(聴力)には問題がないのに、脳が音の情報をうまく整理し、意味として組み立てるのが苦手——そんなイメージだと教えてもらった。

娘の場合も、聴力検査自体には異常がない。でも、先生の口頭指示や、教室のざわざわした中での会話になると、とたんに情報が抜け落ちてしまう。「聞こえているのに、聞き取れていない」というのは、傍から見ているだけではなかなか気づきにくい特性なのだと、このとき初めて実感した。

「LD」とまでは言えなかった


てっきり、これで「学習障害(LD)」という診断がつくのだと思っていた。
けれど、そうはならなかった。
理由は大きく2つ。ひとつは、検査の数値がLDの判定基準には見合わなかったこと。もうひとつは、まだ小学1年生の夏休み前後というタイミングで、そもそも学習自体がそこまで進んでいなかったこと。読み書きや計算につまずいているかどうかを判断するには、まだ材料が足りない、という状態だった。
「傾向はあるけれど、診断名はつかない」——そのどっちつかずの結果に、正直かなり戸惑った。

さらなる検査へ、そしてまた「待つ」


より詳しく調べるために、地元の総合病院を紹介された。
しかし、そこでもまた予約は2ヶ月待ち。
「判定さえ出れば、解決策が見えてくるはずだ」——そう思い込んでいた私にとって、この結果は、答えというよりも新たな入り口に過ぎなかった。振り出しに戻ったような感覚と、また数ヶ月待つのかという疲労感。あのときの、どっと力が抜けるような疲れを、今でもよく覚えている。

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