💁青梗菜より法蓮草? 1469
多事奏論 「最近の若者はと言う前に『おひたし』思い浮かべて(2026.4.5.土 岡崎明子編集委員)」を、温いなあと思いながら、でも興味深く読んだ。
原稿の締め切りが迫っているのに、若者記者と連絡が取れない先輩記者が「ほうれんそう(報告•連絡•相談)を知らないのかな」と嘆く。
報•連•相ができないのは若者や新人とは限らない。
上司から部下への報•連•相こそ、より大事なのにと思う。
前職時代も今の職場でも、なぜだか進捗を知らせてくれない上長が多い。
上長から返事がないことに痺れを切らして督促すると、「アカンかったわ」とか「解らんかったわ」で済まされてしまう。
bad news 1stと思っている私は
「それなら早よ言うてよ。
待ってる間にサッサと次の手が打てたのに」と心の中で毒づく。
ましてや「忘れてたわ」と言われたときの落胆たるや‼︎
「忙しい」や「やることが多い」は理由にならない。
上長だけが忙しいんじゃない。
部下は部下なりに、ミドルリーダーはミドルリーダーなりに、ヒラはヒラなりに、非正規は非正規なりに皆んな忙しい。
最近の若者は、「ちんげんさい」と言うらしい。
沈黙する•限界まで言わない•最後まで我慢の頭文字なんだって。
そうなの?
知らなかったなあ。
聞いたことも読んだこともなかった。
これではコミュニケーションが取れるわけない。
人は自分の立場を基準にして物事を見る。
1人ずつの個性を細かく分析するには脳の容量はあまりに小さく、「若い人は」「女性は」とステレオタイプに当てはめて理解しようとし、思考はそこでストップしてしまう。
「最近の若者は」と十把一絡げに言ってしまうのは、脳の容量のせいなんだって。
ところで「最近の若者は」の最古の例は平安初期(807年大同2年)、斎部広成が撰した「古語拾遺」だと言われている。
古代エジプトやギリシャでも使われていたという噂があるけれど、根拠はない。
中臣氏と祭祀をシェアしていた斎部氏は、いつしか中臣氏ばかりに集中することに憤怒。
一族の長老として斎部氏の伝承をしたため、天皇に献上したとか。
アイツらばっかり狡いって思ったんだね。
閑話休題
最近の若者は、「嫌われないこと」に神経を使う。
忙しそうな上司に話しかけては申し訳ないと思うから、「報•連•相」が疎かになる。
叱られることより嫌われることを恐れるから、失敗しても、チームから外されたくなくてギリギリまで抱え込んで言い出せない。
ややこしやあ。
余計に拗れてしまうのに。
他方管理職は、若者を理解しようという態度を見せた方が良いらしい。
価値観や信念まで曲げる必要はない。
ポーズや演技でいいから胸襟を開く。
管理職の心得には「おひたし」という言葉もあるらしい。
怒らない•否定しない•助ける•指示するの頭文字なんだって。
感情的に怒ってばかりいる上司や、具体的な指示も与えずに否定ばっかりする上司は論外だけど、上司もなかなか大変。
それでは管理職になりたい人が減るはずだわ。
ここまで書いて考えた。
私にだって若い頃があった。
いつの間にか私の頃はああだったのに、こうだったのにと思っては、はっとするお年頃。
私が若い頃に大人だった人たちも、あの頃の私たちに「いかがなものか」と思ってたんだろうね。
まわるまわるよ時代は回る。
平安時代の貴族も令和に生きる庶民の私も、感じることは大して違わない。
でもね今どきの若者よ、黙っていては伝わるものも伝わらない。
言う状況やタイミングを見極めてみてはどうだろう?
言い方を工夫してみてはどうだろう?
過剰な我慢は美徳でも何でもない。
体や心が悲鳴を上げるまで我慢してはいけないよ。
青梗菜より法蓮草。
お浸しは美味しい。
2026.4.9.木
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