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20年ぶりに『モーターサイクル・ダイアリーズ』を観て、年の重ね方について考えた

久しぶりに、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観ました。
たぶん、20年ぶりくらい。

チェ・ゲバラが医学生時代に行った、南米大陸縦断の旅を映画化した作品です。先輩の アルベルト・グラナード とともに、中古のバイク一台にまたがり、ほとんど無計画な旅に出る。

お金もなく、泊まるあてもない。

アルゼンチンを出発し、アンデス山脈を越え、チリ、ペルー、マチュピチュへ。旅は、やがて南米大陸の奥深くへと進んでいきます。

ゲバラが喘息持ちだったことや、ハンセン病を専門としていたこと、ラグビーやサッカー、マンボやタンゴが登場することも、すっかり忘れていました。

けれど、この旅が、彼のその後の思想形成に大きな影響を与えたことは、改めてよく伝わってきました。チェ・ゲバラを「革命家」としてではなく、どこにでもいる若者が、世界の現実に触れていく過程として描いているところが、この映画の一番の魅力だと思います。

この映画の製作総指揮を務めたのは、ロバート・レッドフォード。俳優や監督としても素晴らしい人ですが、(ハンサムだし)

サンダンス映画祭を立ち上げ、黒子として映画を支え続けてきた姿勢にも惹かれます。

年齢を重ねるにつれ、前に出ることから少しずつ距離を取り、自然の中で静かな暮らしを続けている。その「退き方」が、とても格好いい。

革命とは、単なる「政権交代」ではなく、本質は、人が利己心から解放されること。報酬や競争ではなく、連帯と責任で動く人間が必要だと、ゲバラは考えました。

率先して肉体労働をし、特権を拒否し、言行一致を貫く。同じ行動をするのは難しいけれど、その思想には、強く共感します。

そしてこれからは、ロバート・レッドフォードのような年齢の重ね方をしていきたい。
そんなことを、静かに思いました。

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