がんばるオーブン
昔、パン作りにはまっていた。
よく野菜を買いにく小さな直売所でおいしいパンが売っていた。
そのパン屋さんが月に一度パン教室を
していることを知り夫に話すと
「やってみたら?」と言ってくれて
まだ息子は3歳で娘は1歳にもなっていない頃
子供たちを夫に任せてパンを習いに行っていた。
習ったことを忘れないように
息子が寝てから、娘を時にはおんぶしながら
夜な夜なパンを焼いていた。
今思えばすごい熱量だなと思う。
30代前半はまだ体力も気力もあった。
それから数年はパンを作るのが楽しくて
たびたび焼いていたけれど
急にパンを焼くのをやめてしまった。
40歳でパートに行き始め、毎日くたくたに疲れていたから。
次の日のために早く寝ようと思うようになり
パンを焼く余裕はなくなった。
そのころ娘は小学校に入学した頃だったけれど
私がパンを毎日のように焼いていた記憶はあまりないらしい。
最近はたまにしか焼くことはないが
先日業務スーパーで買ったクリームチーズのパッケージにおいしそうなベーグルがプリントされていた。
それを見た娘が「ベーグルたべたいなぁ~」と
意味深な視線を私に送ってきたのだ(笑)
自分ではなかなか重い腰が上がらないが
子供のリクエストとなると不思議とすぐにやる気になる。
早速次の日にベーグルを焼く。
でも、長らくやっていなかったのでかなり下手になっている。
それでもなんとか形になりオーブンへ。
パンを焼く時ついつい何度もオーブンをのぞいてしまう。
あれ?
なかなか焼き色がつかない…
うちのオーブンはアナログなので
もともと温度やタイマーも正確さは期待できない。
設定温度通りに焼くとすぐに焦げてしまうので
うちの子はちょっと温度高めなのね、と低めにして焼いてちょうどよい。
なので今回もそれで様子を見ていたのだが
どうも焼き目が付かない。
途中で温度を上げてみるが同じ。
更に温度を上げて少し焼き時間を延長するも色白のベーグルになってしまった。
味はおいしい!と娘もほかの家族も喜んでくれた。
でも私はきれいに焼けなかったのが悔しくて
次の日にリベンジ!
でも、次の日も納得いく焼き色にはならず…
そしてまた次の日も焼く!
結局、何度やってもこんがりといい色のベーグルにならず
3日連続で焼いてやっとオーブンの温度が低いということに落ち着いた。
このオーブンは私がパンを習いだした頃
火力が強くてパンを焼くのにすごくいいよと
パン教室のパン屋さんにすすめてもらったもの。
パンを焼く人の中でも人気のものらしかった。
オーブンのみの機能で
温度設定もタイマーもダイヤル式のアナログ。
ファンなどもついてない。
値段も1万円以下。
当時オーブンレンジを持っていたのに
パンをいっぱい焼くからと夫にお願いして購入。
改めてオーブンを見ると
2010年制のシールが貼られている。
なんと16年も頑張ってくれていた。
そりゃパワーも落ちるはず。
子供たちが小さいころから
私がまだ30代の頃から
ずっとともに頑張ってくれたオーブン。
パンも料理もたくさん作った。
大活躍してくれたオーブン。
急に壊れるわけでもなく
ちょっと温度が低くなってきたところも
なんだかまだ頑張ってて愛おしい。

うちのはこんなにキレイじゃない😅
もう生産されていなくて悲しい

ぷくぷくしてかわいい


美味しいに決まってる
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