会見全文・動画|7月22日田名部幹事長会見|延長国会について「数の力におごった強引な国会運営」と指摘
この記事のポイント
・田名部匡代幹事長は2026年7月22日、常任幹事会後の定例記者会見で、内閣支持率の下落は終盤国会での与党の姿勢が要因だと述べました。数の力におごった強引な国会運営への批判の表れだと指摘しました。
・中傷動画問題では、総理の公設第一秘書が否定する陳述書を提出したことに触れ、総理自身が国会審議の場で国民に直接説明するよう求めました。問責決議案は、衆院とも連携し野党間で意見交換を進めているとしました。
・社会保障国民会議で自民党の小野寺議長が示した所得連動型給付案には、明確に反対だと表明しました。給付付き税額控除の導入までのつなぎとなる減税や、物価高に即した給付など生活者視点の支援を求めるとしました。
動画
会見概要
田名部匡代幹事長は7月22日、常任幹事会後に国会内で定例記者会見を行い、(1)党からの報告事項(2)3党協議(3党組織課題協議会)の報告(3)中傷動画問題における秘書の陳述書(4)問責決議案(5)社会保障国民会議での小野寺議長案に「反対」(6)内閣支持率下落の要因――等について発言しました。
党からの報告事項
田名部幹事長は冒頭、党の活動として、ジェンダー平等推進本部では順次勉強会を開始し、青年局ではブロック意見交換会を実施すると報告しました。また、統一自治体選における候補者の公募実施を発表し、「新たな人材を発掘していく努力が必要だ。一人でも多くの仲間を募り、積極的に擁立したい」と述べました。
3党協議の報告
中道改革連合・公明党との「3党組織課題協議会」について、これまで3回開催し、全議員懇談会や全国幹事長会議において現状を報告し、共有していく考えを示しました。
中傷動画問題における秘書の陳述書
衆院予算委員会に総理の公設第一秘書から誹謗中傷動画問題を否定する陳述書が提出されたことについて、田名部幹事長は、総理は秘書の書面提出にとどまらず、国会審議の場に出て国民に直接説明するよう強く求めました。
問責決議案
衆議院で中道改革連合の小川淳也代表が、他党と連携し内閣不信任決議案提出を検討する意向を示していることについて、参議院として問責決議案の提出を問われた田名部幹事長は、衆院とも連携し、野党間で意見交換を進めていると述べました。
社会保障国民会議での小野寺議長案に「反対」
社会保障国民会議の実務者協議で自民党の小野寺議長が示した「消費税の実質ゼロ化(所得連動型給付)」案について、田名部幹事長は「明確に賛同できない、反対である」と表明しました。所得連動型給付の制度から漏れる低所得者や無所得者の方々に対し、従来から提案してきた給付付き税額控除の導入までの『つなぎ』としての減税や、中東情勢を受けた物価高に即した給付など、生活者の視点に立った支援策を求めていく姿勢を強調しました。
内閣支持率下落の要因
世論調査における内閣支持率の下落について、終盤国会における与党の姿勢に原因があるとの考えを示した上で、「短期間で皇室典範改正案などをねじ込み、数の力におごった国会運営を行っている強引なやり方を、国民の皆さんは冷静に見ている。国会軽視の姿勢に対する批判の表れだ」と指摘し、立憲民主党として国民生活に寄り添った政治活動を続けていくと力説しました。
会見全文
田名部幹事長冒頭発言
色々党としての活動も勢力的にそれぞれの担当の皆さんに頑張っていただいていて。立憲民主党のジェンダー平等推進本部でも7月、8月、9月、これ女性の地方からの流出というものが単なる人口減少の問題ではないよねということで、そうした課題を中心に全国のどなたでも参加可能ということで、多くの皆さんに参加していただきながら、こうした勉強会もしていきましょうということや、また青年局も全国ブロック会議、意見交換会を開催する予定ですので、我々あの執行部でも今後意見交換会をさせていただきますが、またそれとは違う形で青年局はまた単独で活動していただくということです。
それと。統一地方選挙の候補者を公募させていただくこととなりました。できるだけ多くの仲間を募って、そして積極的に擁立できるように取り組んでいきたいと、そのように思っております。特にまあ今日はそんな感じですかね。今日の常幹の報告は私からは以上です。
質疑:3党組織課題協議について
記者
常幹のメールで来た資料の中に全議員懇談会、両院議員総会っていう案内資料があって、あとは全国幹事長会議もあります。この中で3党組織課題協議会について田名部幹事長、森本さん、そして徳永政調会長から協議状況についてということがあるんですけれども、協議状況を報告するんだと思いますけれども、この場で何かはかる予定なのかだったりとか、まあ党内にどういった状況を報告したいか、そのあたりを伺えればと思います。
田名部幹事長
全議員懇談会では、まあこの間3回3党の協議会を開かせていただきましたし、その親会とは別に政調また組織選対それぞれで様々な課題を整理をしていただいています。そうしたこの間の協議の状況を報告をさせていただくということで特段今の段階で何かが決まったとかいうことはありませんので、現状をお伝えをさせていただいて、現段階がどういうことになっているのかということは共有をしていこうということです。それで、日程的なことがまだ国会の状況が読めないので、時間などは決まっておりません。それと全国幹事長会議についても、本来はこの全議員懇談会の後に、行う予定としておりますけれども、これも国会の状況が分かりませんので、もしかしたら同じ日にはできない可能性もありますけれども、同じように全国幹事長会議でも、今の三党協議どういうことを協議しているをのかということについて、こちらからご報告をさせていただくということです。で、それを踏まえてですね、全国のブロック会議に入っていくと思いますので、そういうことでございます。
質疑:候補者公募について
記者
常幹で、統一選の公募をやるっていうことですが、これはどういう理由というか、例えばこれまでの統一選と同じようなペースでなかなか擁立が進んでないとか、そういう事情があったりするんでしょうか。
田名部幹事長
これいつも公募しているんじゃないですかね、統一地方選挙の時?あ、そうですか失礼しました。はい、じゃあ今回はぜひ、たくさんの仲間に一緒に頑張ってほしいという選対委員長の強い思いもあって、このような公募ということになったのだと理解しています。今回がじゃあ特別なのかと言うと、実はですね、私も地元なんかではぜひ党でも公募をして、新たな人材をね、擁立をしていくべきではないかなどという声もありました。ですから、あらゆる選挙で、やはり党としても一緒に頑張りませんかというような呼びかけをしながら、新たな人材を見つけていくという努力はしなければならないのじゃないかなというふうに思ってます。
質疑:総理秘書の陳述書について
記者
全く別件で、中傷動画疑惑の関係でちょっと手短に伺いますが、今日衆院の方で総理の公設第一秘書の陳述書が提出されました。動画の作成依頼を重ねて否定するような内容になってます。ちょっとご覧になれてるか分かりませんが、受け止めがあれば伺いたいのと、引き続き参考人招致など求めていくか教えてください。
田名部幹事長
まだ内容を見ていませんし、衆議院の方に提出をされたということですので、詳しいことは分かりませんけれど、こないだの予算委員会で、委員長に私の方からの、この件に関する集中審議を求めさせていただきました。総理に質問をしていないにもかかわらず、総理はだいぶ時間を使って、そのことについて、についての、何か反論をされていましたので、おっしゃりたいことがあればぜひ集中審議、この国会での審議に応じていただいて、事実関係を明確にするという努力をご自身でされるべきだというふうに思います。
質疑:党のアイデンティティについて
記者
田名部さん、なんかすごい弾んでるというか、元気ですね。私、辻元さんのYouTubeなんか見てもですね、やっぱりあの皇室典範で反対に回ったことでね、ジェンダー主流っていうんでしょうか。やっぱりその立憲、この二文字を付いた政党としてのアイデンティティがですね、なんかこう取り戻したというかですね、元気になった感じがするんですけど、もう何で合流のあれやってんのかなぐらいになってきてるのかなと思ったりするんですけど、なんかちょっとその少しそういうそのアイデンティティをですね、この間でですね、そんな感じじゃないでしょうか、女性の皆さんは。そう、それ伺いたいんですけどね。
田名部幹事長
うちの党、今ね、参議院だけですけど、女性半分ですが、別に女性だけがということじゃないですけど、いつも元気です。で、私も、なんかいつも、いつも以上に元気なのかというと、いつもと変わりません。いつも元気です。これからもでも、多分我々を支援してくださっている皆さんもまた、そうではない皆さんも、今回の皇室典範の動きは相当関心高く注目をされておられたと思います。この問題だけではなくて、立憲民主党としての考え方や目指すものが、その都度、しっかりと世の中に伝えていけるようにですねこれからもいろいろな政策について努力していきたいなと思います。
質疑:衆議院の内閣不信任案提出について
記者
中道の小川淳也代表がですね、今朝のラジオで、内閣不信任案について、当然そういうことも考えなきゃいけないし、よく参議院と連携しなければいけないというふうに発言されています。会期末を控えて、立憲民主党としては問責決議案の提出など考えていることがあれば教えてください。
田名部幹事長
それらは衆議院とも連携をしつつでありますし、参議院の野党の皆さんとも、しっかりとお意見交換をさせていただきながらということになると思いますけれども、国会全体の動き、最終的な、どのようにしていくかということは代表また国対委員長などもいろいろと今、あの努力をしていただいているところでありますから、まだ国会、参議院、あの委員会が動いておりますので、そういう意味では最終段階までどのようになるかということはまだちょっと分からないかなと思います。
質疑:国民会議・消費税減税について
記者
国民会議で議論されている消費税減税について伺います。今朝も実務者会議が行われまして、その消費税の実質ゼロ化を目指すとした小野寺議長に対して、ほとんどの野党が反対の立場を示しております。一方でその2月の衆院選では主要野党が揃って消費税減税を、減税、消費税減税を公約に掲げ、立憲民主党も昨年の参院選公約で食料品の原則1年ゼロを掲げておりました。それについて与党側から整合性が取れないんじゃないかというような見方もありますが、それに対してのお考えを教えていただけますでしょうか。
田名部幹事長
我々に整合性が取れるか取れないかというよりも、この消費税の問題はですね、まさに総理が、悲願の食料品消費税ゼロ公約で掲げて圧倒的な数を持っているわけですから、それは政府のというか、与党の責任で、まずはやっていただくべきなんじゃないかなというふうに思っておりますけれども、我々もその通り、昨年の参議院選挙でも提案をさせていただきました。当時と若干状況が違ってきているのは、我々は、基本的には給付付き税額控除、この実現までに、あの議論をしながら1年ないし2年程度かかるであろうと。それまでの間の、消費税減税ということを提案させていただきました。
今の国民会議で、我々は給付付き税額控除と認めておりませんけれども、所得連動型ですね。それが1年でできるというのであれば、その間、消費税を下げるのがいいのか、それとも、今のような中東情勢含めて、国民生活または経済、こうしたことの動向を見極めてですね、それならば給付などを行っていく方がいいのかということは、何もそれに固執をしているわけではなくて、我々が我々の約束を果たすためだけに何かを頑張るというよりは、今の国民生活としっかりと向き合った上で最終的には、政調中心にですね、結論を出していただくことになるのではないかなというふうに思っています。
この間、概ね合意ができたというように国民会議小野寺座長、議長か、おっしゃっていたようですが、これも予算委員会で取り上げましたけれども、我々は明確にそれは賛同できない反対であるということを申し上げてきました。と言うのはやはり、その所得連動型のあの制度から漏れる低所得、また所得のない方々を始めとしてですね、やはりしっかりとそういう全体的なことを見て、この税制であり、また制度であるというものを考えていく必要があると思っているので、我々としてはそうした真っ当な主張をこれからもさせていただきたいと、そのように思ってます。
質疑:内閣支持率の低下について
記者
週末の世論調査の関連でお尋ねしたいんですけれども、週末の世論調査で内閣支持率が下落傾向が出てまして、今回も皇室典範改正に理解が広がっていないこととか、国会運営なども一因と考えられますけれども、この下落に関するあの受け止めとですね、背景要因幹事長はどのように考えられるかというところですね。
田名部幹事長
自分たちの、なんていうの、うちの政党に対する世調のちょっと増減というのもあまり、あまりこう深刻には受け止めすぎず、しかしながら参考にというふうに思ってますけれど。
やはりですね、この国会終盤で、何て言うんですかね、国会には出てこない。ある意味呼ばれたら出てますと。じゃあ本当にね、国対から呼ばれてないんですか、と。国対が嘘でもついてたんですか、と言いたくなるわけですけれど、まあなかなかそのことによって国会結果として延長することになったわけですよね。で、延長して何やってるかって言ったら、まあまさに自民と維新がやりたい議員立法について、まあこうした日程でやると。
皇室典範もその通りで、十分なやっぱり時間をとって議論すべきだったものを国会終盤に、あの短時間でねじ込んできたというような、合意のやり方については国民の皆さんもよく見ていらっしゃるのではないかなと、そのように思います。やはり数の力に奢ったね、今の国会運営、また総理の姿勢、ということに対する結果でもあるのではないかなと、まあそんなふうに受け止めています。まあただ我々も、人のことを言うだけではなくて、しっかりとやはり国民の皆さんの生活にね、寄り添った政治活動ができるように、これからも努力をしていきたいと思います。
