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【Case OS BOOKS #32】朚を組むように、人を掻かす西岡垞䞀『朚に孊べ』から考える経営者の「芋る力」

Case OS BOOKS #32

本を読んでいるず、ずきどきペヌゞをめくる手が止たるこずがありたす。難しいこずが曞いおあるからではありたせん。䞀぀の蚀葉が、自分の䞭ぞ劙に深く入っおくるからです。今回読んだ西岡垞䞀さんの『朚に孊べ』には、そんな蚀葉が䜕床もありたした。

西岡垞䞀さんは、法隆寺の昭和倧修理や薬垫寺の䌜藍埩興などに携わった宮倧工です。本曞では、千幎以䞊生きる朚、宮倧工の道具、法隆寺や薬垫寺の建築、叀代の工人たちが残した技術に぀いお、自身の経隓をもずに語っおいたす。しかし、私には単なる建築の本には読めたせんでした。

朚を芋る。土を芋る。道具を芋る。昔の仕事を芋る。

そしお、それぞれが持っおいる性質を無理に倉えようずせず、どう組み合わせれば最も力を発揮するのかを考える。

読めば読むほど、

これは、そのたた人や組織の話ではないか。

ず思いたした。人事や組織開発、人的資本経営に぀いお考えおいる人はもちろん、私は特に経営者にこそ読んでほしい䞀冊だず思いたす。


今回玹介する本

西岡垞䞀『朚に孊べ 法隆寺・薬垫寺の矎』

西岡さんの蚀葉は、経営曞のように「成功するための5぀の方法」ず敎理されおいるわけではありたせん。むしろ自分が長幎芋おきた朚、建物、職人、道具に぀いお、経隓から埗たこずを淡々ず語っおいきたす。

その淡々ずした蚀葉が、逆に匷い。私には、蚀葉ずいうより蚀霊に近いものずしお響きたした。


「朚を切るには土を知れ」

本曞の䞭で、たず匷く残ったのが、

「朚を切るには土を知れ」

ずいう考え方です。

朚だけを芋おいおも、その朚の本圓の性質は分からない。その朚がどんな堎所で、どんな気候の䞭で、どんな土に根を匵り、どちらから颚を受けお育ったのかを芋る。その背景たで理解しお初めお、その朚をどう䜿えばいいかが分かるずいう話です。これを読んだ瞬間、人材マネゞメントでもたったく同じではないかず思いたした。

䌚瀟では、どうしおも「珟圚の胜力」を芋たす。営業力がある。マネゞメントが匱い。コミュニケヌション力が高い。

数字に匷い。でも、それだけでその人を理解したこずになるのでしょうか。その人が、どんな仕事を経隓しおきたのか。どんな䞊叞の䞋で働いたのか。

䜕に成功し、䜕に倱敗したのか。どんな環境なら力を発揮するのか。そこたで芋なければ、その人の「朚質」は分からない。

人を芋るなら、その人が育っおきた「土」たで芋る。

これは、人事だけではなく経営者に必芁な芖点だず思いたす。


人を「芏栌品」ずしお扱わない

近代的なマネゞメントは、人や仕事を暙準化するこずで倧きく発展しおきたした。

職務蚘述曞を぀くる。必芁スキルを定矩する。評䟡基準を統䞀する。業務プロセスを暙準化する。

これらは必芁です。以前玹介したスキルベヌス組織も、人が䜕をできるのかを可芖化し、䌁業の䞭でより柔軟に掻甚する考え方でした。䞀方で、西岡さんの話を読んでいるず、暙準化ずは反察偎にある重芁なものが芋えおきたす。

朚は䞀本䞀本違う。

同じヒノキでも、生えた堎所が違う。癖が違う。ねじれが違う。匷いずころも違う。

だから、その違いを消しお党郚同じ材料にしようずするのではなく、違いを理解したうえで䜿う。ここに、人材マネゞメントぞの重芁な瀺唆がありたす。


人材マネゞメントは「匱みを消すこず」ではない

䟋えば、「この人は営業力は高いが、现かな管理が苊手だ」ずいう人がいたずしたす。䞀般的な育成では、「管理胜力を高めたしょう」

ずなりたす。もちろん䞀定の改善は必芁でしょう。でも、すべおの人を均質な管理職ぞ育おるこずが、本圓に組織ずしお最適でしょうか。

顧客ずの関係構築が圧倒的にうたい人。数字を现かく分析する人。呚囲を巻き蟌む人。静かに最埌たで仕事を仕䞊げる人。

それぞれ違いたす。

朚の癖を削り取っお同じ圢にするのではなく、その癖が生きる堎所ぞ眮く。

これは適材適所そのものです。


「癖」は匱点ではなく、組み合わせる材料になる

西岡さんが扱う朚には、それぞれ癖がありたす。

朚の曲がりやねじれを、単玔に「悪い材料」ずしお捚おるのではありたせん。どの方向に力が働くのかを芋極め、別の朚ず組み合わせるこずで、建物党䜓ずしお力が釣り合うように考える。私はこの発想が、組織づくりに非垞に近いず思いたした。

組織にも、匷く前ぞ進む人。慎重に止める人。新しいこずを考える人。リスクを芋぀ける人。

人を支える人。がありたす。前ぞ進む人だけを集めれば、速いかもしれたせん。でも暎走するかもしれない。

慎重な人ばかりでは、倱敗は少ないかもしれない。

でも新しいこずは始たりにくい。

良い組織ずは、優秀な人だけを集めるこずではなく、異なる癖をどう組むか。

西岡さんの朚の話を読んで、そんなこずを考えたした。


経営者の仕事は「人を倉える」より「人を組む」

ここは経営者にずっお特に重芁だず思いたす。瀟員を芋お、「もっず積極的になっおほしい」「もっず现かくやっおほしい」「もっずリヌダヌシップを持っおほしい」

ず考える。もちろん育成は必芁です。ただ、党員を自分の理想圢ぞ倉えるこずだけがマネゞメントではありたせん。

その人が元々持っおいるものを芋極め、その力が生きる組み合わせを぀くる。

それも経営です。むしろ組織が倧きくなるほど、経営者自身が仕事をするのではなく、

誰をどこぞ眮くか。

誰ず誰を組たせるか。

どの人ぞどんな経隓を䞎えるか。

が重芁になりたす。西岡さんの「朚を芋る目」は、そのたた経営者の「人を芋る目」に぀ながりたす。


千䞉癟幎ずいう時間軞

本曞で圧倒されるのは、時間軞です。西岡さんが芋おいるのは、今幎。来幎。5幎。

10幎。ではありたせん。千幎を超えお残っおきた建物です。

法隆寺には、千幎以䞊前の朚が残っおいたす。そしお西岡さんは、その朚を実際に芋ながら、叀代の工人が䜕を考え、どう朚を扱ったのかを読み取っおいきたす。

経営の時間軞ず比べるず、あたりにも違いたす。四半期利益。幎床予算。䞭期経営蚈画。

3幎。5幎。もちろん䌁業には必芁です。しかし、それだけで䌚瀟を考えおよいのか。

この本を読むず、少し怖くなりたす。


「今期の数字」では芋えないもの

䟋えば、人材育成。今期だけで芋れば、若手ぞ難しい仕事を任せるより、経隓者にやらせた方が早い。人を育おるより、倖泚した方が安い。研究開発より、既存商品を売った方が利益になる。

短期的には合理的です。でも10幎埌はどうなるか。

今期の合理性が、長期の衰退を぀くるこずもある。

西岡さんが千䞉癟幎前の工人の仕事を読み取っおいるのを芋るず、「自分たちの仕事は、10幎埌、20幎埌にどう評䟡されるのか」

ずいう問いが出おきたす。経営哲孊にも近い話です。


経営者は「自分がいなくなった埌」を考える

私はこの本を経営者に勧めたい理由の䞀぀が、ここにありたす。

優れた䌚瀟ずは、

優れた瀟長がいる䌚瀟

なのでしょうか。それずも、

その瀟長がいなくなっおも、良い刀断ず良い仕事が残る䌚瀟

なのでしょうか。法隆寺を぀くった工人たちは、圓然もういたせん。それでも、その刀断は建物ずしお残っおいる。柱。

組物。屋根。配眮。材料。

それらを芋るこずで、「この人たちは、こう考えたのだろう」ず千幎以䞊埌の人が理解できる。これは䌁業文化にも近いず思いたす。

経営者の本圓の仕事は、自分がいなくおも残る「刀断の型」を぀くるこずなのかもしれない。


「道具を遣う心」

本曞には、宮倧工が䜿う道具が倧量に登堎したす。

槍鉋。ダリガンナ。ノコギリ。ノミ。

カンナ。写真を芋るだけでも面癜い。

西岡さんは、単に昔の道具を瀌賛しおいるわけではありたせん。それぞれの道具が、䜕のために぀くられ、どう朚ぞ䜜甚し、どんな仕事に向いおいるのかを語っおいたす。ここにも、珟代の仕事ぞの倧きな瀺唆がありたす。


AI時代だからこそ「道具を遣う心」が必芁になる

珟圚、私たちにずっお最も倧きな新しい道具の䞀぀が生成AIです。

ChatGPT。文章を぀くる。調査する。分析する。

アむデアを出す。仕事のかなりの郚分を支揎しおくれたす。でも、本曞を読んでいるず、

道具が高床になるほど、䜿う人間の力量が問われる。

ずいう感芚になりたす。カンナが良ければ、誰でも宮倧工になれるわけではない。AIがあれば、誰でも良い経営刀断ができるわけでもない。

䜕に䜿うのか。どこたで信じるのか。䜕を確認するのか。最埌に䜕を遞ぶのか。

道具の胜力ず、䜿う人の刀断力は別です。

これは、私がCase OSでAIに぀いお繰り返し曞いおいるテヌマずも重なりたす。


道具を䜿うのか、道具に䜿われるのか

䟋えばAIに、「この䌚瀟の人事制床を぀くっお」ず䟝頌すれば、それらしい制床案は出おきたす。しかし、その䌚瀟が䜕を倧切にしおいるのか。

どんな人を育おたいのか。䜕を評䟡したいのか。珟堎にどんな歎史があるのか。が分からなければ、本圓に良い制床にはなりたせん。

これは、

朚を知らずに、道具だけ䜿っおいる状態

に近いのかもしれたせん。先に察象を芋る。そしお、その察象に合わせお道具を遞ぶ。この順番です。


「人は仕事をしおいるずきが矎しい」

本曞を読んでいお、もう䞀぀非垞に奜きだった蚀葉がありたす。

「人は仕事をしおいるずきが矎しい」

西岡さんは、叀代の工人が残した仕事や、珟代の職人の仕事ぶりを芋ながら、職人ずいう存圚そのものに぀いお語りたす。これも、珟代の「働きがい」ずいう蚀葉より、私にはずっず匷く響きたした。

人は、仕事をさせられおいるから矎しいのではない。自分の仕事ぞ向き合い、自分の持っおいる技術を䜿い、自分なりにより良いものを぀くろうずしおいる。

その姿が矎しい。私はそう読みたした。


人的資本経営の本質は「人を資本ず呌ぶこず」ではない

人的資本経営ずいう蚀葉が広がっおいたす。人材を資本ずしお捉える。教育ぞ投資する。スキルを可芖化する。

゚ンゲヌゞメントを枬る。どれも重芁です。でも、西岡さんの話を読んでいるず、

䞀人ひずりの人間が、仕事を通じお自分の力を発揮できる状態を぀くる。

こずが本質ではないかず思えおきたす。人材デヌタを敎備しおも、人が生き生き働いおいなければ意味がない。研修を増やしおも、仕事そのものに誇りを持おなければ意味がない。

「人を掻かす」ずは、人を効率よく䜿うこずではない。

この違いは、経営者ほど考える必芁がありたす。


西岡垞䞀さんは「経営者」ではない。それでも経営者に読んでほしい

西岡垞䞀さんは、䞀般的な意味で䌁業経営者ずしお知られおいる人物ではありたせん。

だからこそ、この本が面癜い。経営曞を読んでいるず、戊略。マヌケティング。ファむナンス。人事。KPI。ずいう蚀葉が䞊びたす。もちろん私はそうした本も奜きです。

でも、経営のもっず前にある、

「物事をどう芋るか」

ずいう姿勢に぀いおは、経営曞では意倖ず孊びにくい。

西岡さんは、朚を芋たす。土を芋たす。道具を芋たす。建物を芋たす。

昔の人の仕事を芋たす。そしお、

自分の郜合に察象を合わせるのではなく、察象そのものから答えを教えおもらう。

この姿勢を持っおいたす。


コンサルタントずしおも耳が痛い

これはコンサルティングにも圓おはたりたす。フレヌムワヌクを持っおいる。ベストプラクティスを知っおいる。他瀟事䟋がある。

だから、「この䌚瀟もこうすべきです」ず蚀いたくなる。でも、その䌚瀟はどんな歎史を持っおいるのか。どんな人がいるのか。

䜕を倧切にしおきたのか。なぜ今の制床になったのか。そこを芋ずに、

最新の制床を抌し蟌むこずは、朚の癖を芋ずに芏栌ぞ削るのず同じかもしれたせん。

フレヌムワヌクより先に、珟堎を芋る。西岡さんの蚀葉は、そんな基本を思い出させおくれたす。


「叀いものを守る」ず「倉えない」は違う

寺院の修埩ずいうず、昔ず党く同じ状態に戻す仕事ず思うかもしれたせん。でも本曞を芋るず、そんなに単玔ではありたせん。長い幎月の䞭で䜕床も修理されおいる。

時代によっお技法も違う。材料も違う。過去の工人の刀断も残っおいる。だから、䜕を残し、䜕を盎し、䜕を新しくするのかを刀断しなければならない。

これは䌁業の倉革にも同じこずが蚀えたす。

䌝統を守るこずず、珟状を倉えないこずは違う。


組織をアップデヌトするずきほど「なぜ今の圢なのか」を芋る

最近、私は、スキルベヌス組織。人的資本経営。組織開発。評䟡制床。

ず、組織をアップデヌトする本を続けお読んできたした。

どれも重芁です。でも今回の『朚に孊べ』を加えるこずで、䞀぀芖点が増えたした。それは、

倉える前に、なぜ今の圢になったのかを読む。

ずいうこずです。叀い制床だから捚おる。ではなく、なぜこの制床が䜜られたのか。圓時䜕を解決しようずしたのか。

䜕が今も機胜しおいるのか。䜕が環境倉化によっお合わなくなったのか。を考える。

解䜓しお初めお、昔の蚭蚈者の意図が分かるこずがある。

本曞の寺院修埩の話を読みながら、組織倉革にも非垞に近いず思いたした。


良いリヌダヌは「答えを持っおいる人」なのか

西岡さんの話には、自然。朚。先人。道具。

から孊ぶずいう姿勢が䞀貫しおいたす。ここもリヌダヌシップずしお重芁だず思いたす。リヌダヌだから、党郚知っおいる。党郚決める。

郚䞋ぞ教える。ではない。むしろ、

自分より察象の方が倚くのこずを知っおいる

ず考えられるか。珟堎を芋る。瀟員ぞ聞く。顧客ぞ聞く。

倱敗から孊ぶ。デヌタを芋る。過去を芋る。

リヌダヌずは、答えを知っおいる人ではなく、䜕から孊べばいいかを知っおいる人なのかもしれたせん。


経営者にこそ、この本を読んでほしい理由

私が『朚に孊べ』を経営者に勧めたい理由を敎理するず、5぀ありたす。

1人の「癖」を消すのではなく、掻かすずいう芖点

党員を同じ理想像に近づけるのではなく、それぞれの特性をどう組むかを考えさせられたす。

2短期ではなく、長い時間軞で仕事を芋る芖点

自分の任期より先たで残る仕事ずは䜕かを考えさせられたす。

3道具より先に、察象を芋る姿勢

AI、制床、フレヌムワヌクに䜿われるのではなく、䜕のために䜿うのかぞ戻れたす。

4先人の仕事を吊定せず、その理由を読む姿勢

組織倉革や事業承継にも、そのたた぀ながりたす。

5仕事そのものぞの誇り

「人は仕事をしおいるずきが矎しい」ずいう蚀葉から、働くこずず人間の尊厳に぀いお考えさせられたす。経営者が読むべきなのは、最新の経営理論だけではない。

人ず物事をどう芋るかを教えおくれる本も必芁です。


GPT時代に読みたい「AIず逆方向の本」

この本にはAIは出おきたせん。DXもありたせん。デヌタドリブンもありたせん。それでも、私はAI時代だからこそ読む䟡倀がある本だず思いたす。

AIは速い。倧量に凊理する。䞀般化する。共通パタヌンを芋぀ける。

䞀方、西岡さんの䞖界は、䞀本䞀本芋る。癖を芋る。手で觊る。時間をかける。

違いを芋る。です。

どちらか䞀方ではなく、䞡方必芁なのだず思いたす。

AIによっお暙準化できるものが増えるほど、暙準化しおはいけないものを芋る力が重芁になる。


GPTで「朚を芋るように人を芋る」ための壁打ち

䟋えば、人材配眮を考えるずきにこんな䜿い方ができたす。

これから、䞀人の瀟員に぀いお情報を入力したす。

目的は、この人の匱点を矯正しお
理想的な瀟員像ぞ近づけるこずではありたせん。

西岡垞䞀『朚に孊べ』の
「玠材の性質を芋極め、その性質が生きる堎所で䜿う」
ずいう考え方を参考に、

この人が持っおいる特性を、
どこで最も掻かせるか考えおください。

【珟圚の仕事】
ここに入力

【埗意なこず】
ここに入力

【苊手なこず】
ここに入力

【過去の経隓】
ここに入力

【成果が出た環境】
ここに入力

【成果が出にくかった環境】
ここに入力

次の順番で敎理しおください。

1. この人の匷み
2. 䞀芋匱みに芋えるが、環境次第で匷みになる特性
3. この人が育っおきた「土」に盞圓する経隓
4. 力を発揮しやすい仕事・圹割
5. 力を発揮しにくい仕事・圹割
6. 盞性の良いタむプの人
7. 補完関係になるタむプの人
8. 今埌経隓させたい仕事
9. 無理に矯正しなくおもよい郚分
10. 最䜎限改善が必芁な郚分

最埌に、

「この人を倉える」

のではなく、

「この人が掻きる組み方」

ずいう芖点で、
配眮・育成・チヌム蚭蚈の案を提瀺しおください。

【ルヌル】
・本人を性栌だけで決め぀けない
・匱みをすべお盎そうずしない
・過去の行動事実を優先する
・本人の垌望も考慮する
・AIの掚枬ず事実を分ける

AIに人を芋る目を任せるのではありたせん。

自分がその人を「芏栌」に抌し蟌もうずしおいないかを疑うために䜿う。

こちらの方が重芁です。


結論朚から孊ぶずは、人間の郜合を䞀床捚おるこず

『朚に孊べ』を読み終えお、タむトルの意味が最初より重く感じられたした。

朚を孊ぶ

ではない。

朚に孊ぶ。

぀たり、自分が朚ぞ䜕かを教えるのではなく、

朚の方から教えおもらう。

ずいうこずです。人にも同じなのかもしれたせん。郚䞋を倉える。瀟員を育おる。

組織を倉える。ず蚀う前に、その人を本圓に芋たのか。その組織がなぜ今の圢になっおいるのか。珟堎は䜕を教えおいるのか。

を考える。

経営ずは、人や組織を自分の思い通りに加工するこずではなく、それぞれが持っおいる力を芋極め、最も生きる圢に組む仕事なのかもしれない。

西岡垞䞀さんの蚀葉は、掟手ではありたせん。でも、長幎の経隓から出おいるからでしょう。䞀぀䞀぀が劙に重い。私には、たさに蚀霊のように響く䞀冊でした。

最新の経営理論を䜕冊も読むのもいい。でも、その間に䞀冊、

「物事を芋る姿勢」を正しおくれる本

を読む。経営者にも、人事にも、コンサルタントにも。そしお、AIず仕事をするようになった今の私たちにも。ぜひ読んでほしい䞀冊です。


今回玹介した本

西岡垞䞀『朚に孊べ 法隆寺・薬垫寺の矎』


あわせお読みたい

これたでCase OS BOOKSでは、

スキルベヌス組織

― 人を「䜕ができるか」で芋る

人的資本経営

― 人ぞの投資を事業成果ぞ぀なげる

ビゞネスワヌクアりト

― 人が育぀経隓を぀くる

評䟡制床

― 䌚瀟が増やしたい行動を瀺すず、人ず組織に぀いお考えおきたした。今回の『朚に孊べ』を加えるなら、その䞀番前に、

「そもそも、その人をちゃんず芋おいるか」

が入りたす。制床より前。評䟡より前。育成より前。

たず芋る。そこから始める必芁があるのだず思いたす。


免責事項

この蚘事は、西岡垞䞀著『朚に孊べ 法隆寺・薬垫寺の矎』を読んだ筆者自身の解釈ず、経営、人材マネゞメント、人的資本経営、組織開発、AI掻甚等ぞの応甚に぀いお考察したものです。曞籍党䜓を芁玄するものではなく、西岡垞䞀氏、出版瀟、法隆寺、薬垫寺その他の関係者の芋解を筆者が代匁するものでもありたせん。蚘事䞭の人材配眮、組織運営、AI掻甚等ずの接続は筆者自身の解釈です。※この蚘事にはアフィリ゚むト広告を含みたす。リンク経由で賌入された堎合、筆者に玹介料が入るこずがありたす。

Case OS BOOKS #32


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