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ポークの力強さとチキンの包容力。比較して見えたカレーの本質|キャプテン・メシオの食べ歩き_No.045

サハラ 喜多見店 @狛江市

2026年5月、休日の13:00くらいに訪問。テーブル席が6卓ほどあり、奥には小上がり席もあるようだ。空いていたテーブル席に案内され、[Cセット 1,200円]を注文。選べるカレー2種は「ポーク」と「チキン」、辛さは辛口、ドリンクはアイスティーでお願いした。

ランチメニュー

ほどなくしてサラダとアイスティーが到着。サラダには胡麻ドレッシングが掛かっている。これはおそらくキユーピー製と思われる。インドカレー店で突然ど真ん中の和風テイストをぶつけられ、一瞬「めっちゃ和食やんけ」と心中ひそかにツッコむが、やっぱり安心、安定の旨さがある。ムシャムシャと8割ほど食べたところで一旦停止。これは後半の箸休め用として温存しておかねばならない。

和風テイストサラダ

サラダの手を止めてぼんやり待つこと10分ほど。ポークとチキンを勢いで選んだけど、今思えばちょっと近い組み合わせだったかもしれない。片方をキーマにすれば比較の幅が広がったかな……などと考えているうちに、カレー本体が運ばれてきた。

ナンでかいよ。ナン

ナン、でかい。
まずは2種のカレーをそれぞれスプーンで掬っていただく。

【ポーク】
旨味の重心が低くどっしりしている。野茂英雄のストレートみたいな力強さがある。そして意外にもクセがない。豚肉は旨味しっかり内包系で、ホロっと崩れる。若干パサつきに着地するものの、長時間煮込まれた肉の終着点としてはむしろ自然だと思う。

ポークカレー

【チキン】
こちらはほんのりマイルドで、香りがかなり立っている。潮崎哲也のシンカーみたいな、ふわっと浮いて沈み込む変化で舌に入ってくる。鶏肉もホロホロ。こちらもちょいパサ寄りだが、そのドライ感は現実的なものと受け止めていく。

チキンカレー

両方のルーにはジャガイモを筆頭に野菜がかなり溶け込んでいて、スリスリとした舌触りがある。家庭的なもたつきがありながら、しっかり辛い。そしてスパイスの匂いも立っている。家庭風とインドレストラン風を両立している感じで、これはかなり好きなタイプだ。

最初は「ポークとチキンだと近かったかな」と思ったが、実際に食べ比べると輪郭はちゃんと違う。同系統だからこそ見えた差分もあり、結果的にはこれはこれで正解だった気がする。

それにしても、カレーが両方とも煮えたぎるように熱い。ナンも熱い。舌を軽くやけどしながらハフハフと食べ進めていく。このナンが実に香ばしい。砂糖がしっかり練り込まれているのだろう。それが焦げているんだ。後味にもほんのり甘さが残る。この甘さが絶&妙で、食べるほどに食欲を加速させる。

でっかいナンをぺろりと完食。おかわり1枚無料とのことで、「ハーフでお願いします」と頼むと、「はい、ハーフね」とすぐ持ってきてくださった。

ハーフナン

うーん、これはハーフサイズではないな。7.5割くらいはあるな。でもこういう量で攻めてくるサービスって、なんだかんだ嬉しい。サービス精神を感じる。この追加ナンを半分くらい食べたところでカレーが尽き、残りはそのまま食べることに。美味しいナンゆえにナン単体としっかり向き合うことができる。もくもくと咀嚼していく。

終盤は若干もたつきながらも完食。かなり腹いっぱいになった。美味しかった一方で、「これから血糖値が爆上がりするんだろうな……」という恐怖も同時に押し寄せる。最後にアイスティーをグイッと飲み干して退店。

味も量もきっちり満足できる良店だと思う。

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